スパークス『厳選投資』ウオッチ #79 (2021年12月末)
『厳選投資』を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
https://www.sparx.co.jp/mutual/gen.html
毎月、定点観測を続けています。今回が79回目です。
まず、ファンドの純資産総額・受益権総口数です。
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。
12月は11月末比で5億口以上増加、ファンドへの資金純流入となりました。これでファンドへの11ヶ月連続で資金純流入です。11月に比べると増加口数がアップしており安堵。受益権総口数 300億口を超えました。約2年ぶりの300億口超え。この調子で未踏の400億口が見えてくるか、2022年の注目点ですね。
上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られます。今後の推移は非常に、非常に気になるところ。また減少に転じてもおかしくないですからね。
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポートです。
2021年12月末のポートフォリオの概要です。
11月末です。
投資先は増減なく、16社です。
上位5社のメンバー、順位に変更はありません。
上位5業種ですが、卸売業が2位に、輸送用機器に代わって機械が登場しました。
業種別の推移です。
1年前まで上位5業種に入っていた化学が外れている等、変化が感じられますね。
月次レポートのトピック
今月のトピックは
リクルートホールディングス、ソニーグループ、ソフトバンクグループ、日立製作所についての(非常に詳しい)コメント
です。
レポートを見て、ソフトバンクグループのサイトを訪れてみたらこんなページを発見。
もう私らファンドですねん、って感じになってます。
決算説明資料からです。
非常に興味深いですね。
ファンド投資先のこの4社に対するコメントそれぞれも非常に興味深い内容でした。
最後のまとめも、何度も繰り返されている内容ではあるものの、印象深いものでした。
集中型ポートフォリオのリスク、それへの対応、考え方についてもコメントされています。
このファンドを長期保有することの意味、レポートでぜひご覧ください。
今回も分かりやすく具体的な報告、説明でした。
引き続き、コツコツと買い増していくぞ!
パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)
パフォーマンスです。
5年間保有のデータ期間数は106。うちマイナス発生はゼロです。
最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、
最小値 6.1%(年率):2015年3月末〜2020年3月末、
106個の期間の中央値 17.5%(年率)となっています。5年保有していたら、半分くらいの確率で投資額が約2.24倍になるような感じです。
10年リターンの推移です。
こちらはデータ期間数が46個です。
ご覧の通り、最小値が2010年3月末〜2020年3月末の12.6%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は16.5%(年率)、4.60倍です。
1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2017年1月から2021年12月の60ヶ月の平均は15.9%となっています。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。
つみたてシミュレーション
続いて、つみたてシミュレーション です。
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2021年12月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。このシミュレーションの起点は2008年3月末とします。
ここから先は
チップを頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://tfk.yumeshokunin.org/