スパークス『厳選投資』ウオッチ #96 (2023年5月末)
アクティブファンド『厳選投資』を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
毎月、定点観測を続けています。今回が96回目、次回には9年目に突入です。
月次レポートのメインは!
継続的なコーポレートガバナンス改革と株式市場改革
継続的な日銀の金融緩和
春闘における賃上げ
訪日客需要
緩やかな円安
バフェット氏の来日と日本の地政学的リスク
等から、考えられるリスク、ファンドのポジショニングが述べられています。
ご興味をお持ちになった方は月次レポート本文をご覧ください。
数字・データを定点観測
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポート からです。
前月末です。
投資先は増減なし、25社です。
上位5社のメンバー、東京海上ホールディングスさんがトップ5に。
業種別の推移です。
前月末と見比べると上位5業種に変化ありません。
1年前と見比べると、投資先は6社増えています。上位5業種にはサービス業が。
3年前と見比べると、電気機器、卸売業、精密機器はトップ5をキープしています。
5年前と見比べると、3年前と同じく、電気機器、卸売業、精密機器はトップ5でした。
2023年3月に終わったファンドの第15期の運用報告書で投資先を確認する記事をつくりましたのでご興味があれば(有料となりますが)ご覧ください。
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。
5月は前月末比で3.9億口減少、ファンドからの資金純流出となりました。
2ヶ月連続の資金純流出となりました。3月は受益権口数増となっていますが決算による分配金払出しがあり、その再投資による口数増がカウントされていると推測されます。
2023年の注目は、月末ベースで過去最高の口数(2019年3月末 374億口)を超えるか、と思っていました。しかし、4月、5月の状況を見ると、注目点は変わってしまったように思います。ファンドからの資金純流出トレンドが今回はどのくらい続くのかです。
上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られるからです。
前回の流出連続期間は2019年4月から2020年11月にかけて20ヶ月続きました。この際も2020年3月にだけ口数が増加していました。
6月はどうなりますやら、基準価額が上昇するといわゆる「利確」が増えそうですからね、、、
パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)
パフォーマンスです。
5年間保有のデータ期間数は123。うちマイナス発生はゼロです。
最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、
最小値 3.8%(年率):2017年12月末〜2022年12月末、
123個の期間の中央値 16.0%(年率)となっています。5年保有していたら、半分くらいの確率で投資額が約2.09倍になるような感じです。
10年リターンの推移です。
こちらはデータ期間数が63個です。
ご覧の通り、最小値が2010年3月末〜2020年3月末の12.6%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は16.5%(年率)、4.60倍です。
1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2018年6月から2023年5月の60ヶ月の平均は7.0%となっています。前回から▲0.1%です。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。
つみたてシミュレーション
続いて、つみたてシミュレーション です。
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2023年5月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。このシミュレーションの起点は2008年3月末とします。
このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。
こちらの動画。ファンドの特徴が詳しく説明されています。
スパークスさんのnoteもぜひご覧ください!更新再開、待ってます。
こちら、ご対応を期待したいことです。
今のままでは新NISAの「成長投資枠」の条件を満たさないのでは!?
”厳選投資”が「成長投資枠」不適格というのは大変困る、由々しき事態なのでぜひご対応をお願いしたいと考える次第です。
コツコツ投資の実際、投資先をちょこっと眺めてみた、
ほかは 有料パートとなります。ご了承くださいませ。
コツコツ投資の実際
僕自身の、このファンドのコツコツ投資の歴史です。
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