見出し画像

2人の私

人は表の顔と裏の顔があるという。

だが、私の感覚でいくと2人いるように感じる。80%はそのうちの1人が通常時はずっと支配している。その1人は表では平和主義で変化が苦手。裏は人を気にし過ぎで萎縮してしまう。そして一人好き。もう1人は、いつもはぐうたら寝てて緊急時だけ通常時の1人と変わる。意地っ張りで怒りん坊で無鉄砲。人目も気にせずどんどん進むで行ってしまうような性格だ。2人の性格は一人が好きなこと以外は正反対で、ビビりな陰キャと山賊の親分が私を管理しているのである。このことで前回のお話し「心の灯火」のように上手くその性質を活かして成功することもあるが、暴走して失敗に終わることも多々ある。

本来は山賊の親分が1人で好き勝手管理していたが、集団生活が求められてから新たに陰キャが追加されたのだ。いや、追加というよりその変化に対応しようと作ったと言った方がいいだろう。成長するにつれて新参者の陰キャのウエイトが大きくなった。両極端の2人を使って上手く管理ができそうものだが、実際は微妙なとこだ。

超強気な山賊の親分と超弱気な陰キャで発言が違うし、コロコロ変わるから訳の分からん奴だと引かれることもしばしある。(今は、できるだけ緊急時に頼らないようにして一貫性を高めているが気を抜くとちぐはぐが出てきてしまう。) またゼミだったり、社員さんたちの前で意見を求められる時はどちらもコントローラーを渡さないからなのか意見したいのになかなか言いたいことが短期間でまとめられない。そのせいで話し合いに円滑に進められなかったり、変な日本語になってしまったりしてしまう。氷河期云々でなく、大人と正しい日本語で話しを進めることができないなんて社会人として論外だと思う。果たして私は卒業後、一社会人として社会に帰属できるのだろうか。

しかし、私は決して私の中の管理人を1人に絞ろうとは思わない。それは、両極端の2人がいることで程よい人格にしていると感じるからだ。

幼い頃は、感情の起伏が非常に激しかった。特に怒っている時は自分でも抑えられず怒り狂ってしまい、母しか抑えることができなかった。けど、今はもちろんそんなことは無い。

強けりゃいいってもんじゃないんだなって最近なって思う。だからなんでも程々がちょうどいいのでは?強い気持ちは良くも悪くも強い力を持っているんだから。

強い気持ちもそこそこに、程々に尽きる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?