センバツ2024
野球のシーズンが始まりましたね〜。
球春到来の季節はセンバツ、大学野球の春のリーグ、そしてプロ野球開幕と目白押しですが、僕は花粉症重症患者なので、そことの戦いでもあります。
個人的には関東の花粉は関西の比ではないくらいヤバい。
春の関東で死に続けている花粉症の皆さんに今日も今日とて、合掌_____________🙏
さてさて!
今年のセンバツはほぼ全試合をチェック、3/28には現地で観戦しました!
今大会の個人的なベストナインやドラフト候補、今大会の総評的なものをここに記せたらいいなと思います!
My ベストナイン
投手
今大会も様々な注目投手が甲子園を盛り上げてくれました。
中でも最もセンセーショナルな活躍を見せたのは、吉岡暖(阿南光)ではないでしょうか。
1回戦では強力豊川打線に4失点ながらも完投11奪三振、6回までは無失点で試合の流れを決定づけました。
圧巻だったのは2回戦の熊本国府戦。
9回120球14奪三振での完封勝利。
準々決勝では敗れたものの、吉岡は7回1失点とやはり神宮大会優勝の星稜打線も苦戦しました。
そのほかで言えば、
大阪桐蔭戦で近畿大会のリベンジを果たした今朝丸裕喜(報徳学園)、
149km/hの浮き上がるようなストレートで打者を圧倒する石垣元気(健大高崎)などが印象に残りました!
捕手
捕手ではフェンス直撃のツーベースを放つなど圧巻の打撃面に加え、
捕手としての総合力が評価されているプロ注目の箱山遥人(健大高崎)は捨てがたいですが、
個人的には能美誠也(星稜)を推したいです。
八戸学院光星との試合では、1点差の9回に自身の補殺によって試合を終了させ、
続く準々決勝では3打数2安打で打率を.556とすると、三盗も含む2盗塁を記録。
走攻守全てにおいてインパクトがありますが、これでまだ新2年生というのが末恐ろしい…!
一塁手
ファーストは満場一致で
斎藤佑征(報徳学園)ではないでしょうか。
秋の近畿大会時点で報徳学園は間木・今朝丸の強力二枚看板と日本一鉄壁の守備陣が魅力でしたが、
貧打がかなりチームの問題として顕著でした。
今回のセンバツではこの斎藤が4番としてしっかり結果を残し続けている(打率.583)のが、チームの快進撃を大きく支えていると言えるでしょう。
守備面でもさすがは報徳の内野を守るだけあって、名電戦ではファインプレーもありましたし、スクーピングも素晴らしいです。
二塁手
ここは
山岡純平(報徳学園)!!
と言いたいところなんですが、この勢いだと全員報徳学園になってしまうので他の選手にさせて頂きます(笑)
打撃面でこそそこまで大きなインパクトは無かったものの、堅実な守備と走塁で魅せてくれたのは中谷羽玖(星稜)ではないでしょうか。
星稜は昨秋の神宮大会でも中谷、吉田、芦硲のセンターラインは堅実な守備が光り、それが原動力となって優勝を掴み取れたのだと思っています!
三塁手
サードはこの人しかいないでしょう。
昨年センバツで準優勝したチームで六番サードとして活躍した西村大和(報徳学園)。
今年は3番打者としてチームを引っ張っています。
常総学院戦では4打数4安打と打撃面でも存在感はありましたが、
やはり西村といえば守備力の高さでしょう。
名電戦では1-1の9回表、2アウトランナー3塁のピンチで強烈なサードゴロを見事に捌き、チームのピンチを救いました。
遊撃手
注目選手が最も多いと言えるポジション。
田中陽翔(健大高崎)や颯佐心汰(中央学院)ら3年生にも目立った選手はいましたが、
やはり2年生ショートの活躍が目立ったのではないでしょうか。
白髪零士(広陵)、宮本楽久(大阪桐蔭)、今岡拓夢(神村学園)などなど…
本職はショートながらサードとして途中出場で結果を残した蝦名翔人(青森山田)も捨て難い…
その中でも僕がベストナインに推したいのはやはり報徳学園の橋本友樹です。
センバツの試合を多く見た人は、特に注目していなくても橋本の守備が目についたのではないでしょうか。
彼の守備力は正に別格。
まだ2年生ながら高校野球界最高峰の報徳守備陣の要であり、今年の春はバッティングでもリードオフマンとして確かな結果を残しました。
外野手
外野はポジション関係なく3人を選ばさせていただきます。
まずは今大会で個人的に最も印象的だったのが、
境亮陽(大阪桐蔭)
です。
今大会は
打率.583とリードオフマンとして抜群の打棒を発揮。
2回戦の常総学院戦では大会第3号となるランニングホームランを放つと、翌報徳学園戦ではスリーベースヒットを放ち、長打力と持ち前の走力をいかんなく発揮。
更に守備でも強肩を披露するなど走攻守どれをとっても素晴らしい活躍を見せました。
続いて
對馬陸翔(青森山田)
打撃面では京都国際戦ノーヒットだったものの、広陵戦では値千金の同点タイムリーを含むマルチ安打、中央学院戦でもチームは負けたものの對馬は猛打賞で気を吐きました。
他にも打撃面で目立つ選手は多いですが、彼を選出した理由はなんといっても守備。
打球予測、脚力に優れ、特に京都国際戦での背走ダイビングはプロでも中々難しい離れ業だったと思います。
3人目は正林輝大(神村学園)
今大会、低反発バットの導入の影響により大会を通じてのホームランは3本、うち1本はランニングホームランでしたからオーバーフェンスのホームランはこの正林とモイセエフニキータ(豊川)が放った2発のみでした。
ですから必然的にオーバーフェンスのホームランを放った彼は評価されると思いますし、昨年の夏も現地で神村学園を見た際4番に座る彼のセンスの良さに惹かれたので、選出させていただきました。
ベストナイン一覧
以下が個人的なベストナインまとめになります!
投手 吉岡暖(阿南光)
捕手 能美誠也(星稜)
一塁手 斎藤佑征(報徳学園)
二塁手 中谷羽玖(星稜)
三塁手 西村大和(報徳学園)
遊撃手 橋本友樹(報徳学園)
外野手 境亮陽(大阪桐蔭)
對馬陸翔(青森山田)
正林輝大(神村学園)
今年のドラフト候補は?
厳しい環境で目立った2人
今年のセンバツは雪の降るような寒さと低反発バットが相まって、ドラフト候補の選手にとっては厳しい環境だったのではないでしょうか。
上記の記事でもスカウトからは少し寂しげなコメントが並んでいます。
そんな中でも
プロ注目と言われ大会前から注目を集めていた選手の中で、最も株を上げたのは
今朝丸裕喜(報徳学園)
箱山遥人(健大高崎)
のふたりではないでしょうか。
今朝丸は球速では148キロを記録したほか、高いストライク率と確かな変化球で大阪桐蔭を1失点完投するなど印象的な活躍。
身体は大きいですが、まだ細く秋からの投球の成長を見てもなおまだ伸び代も十分に感じるスケール感があり、このまま順調にいけば上位指名は間違いないように思います。
捕手では健大高崎の箱山、広陵の只石両名が大会前からの注目株でしたが、個人的にはかなり箱山がその評価を高めた大会になったと思います。
打撃面ではフェンス直撃のスリーベースを放つなど大会を追うごとに調子が上がっていき、
守備面でも捕手として見事な盗塁阻止もありました。
また数字には見えない捕手としてのリードや気配りについても各所から絶賛されていた印象。
主将としても、口数少ない監督に代わり、しっかりとした受け答えが印象的でした。
近年のドラフト市場では大学、社会人捕手が冬の時代を迎える一方、高校生捕手はトレンドになりつつあります。
捕手の欲しい球団が思わぬ上位指名で箱山を獲得することも十分考えられそうです。
阪神の指名は?
僕が応援する阪神タイガースのドラフト視点で考えると、昨年は大学生右腕と高校生二遊間にしぼって指名した訳ですから、当然
・次世代を担うローテ候補
・数年後捕手のレギュラー争いに割って入れる選手
このあたりは補強ポイントであり、上記の2名は当然指名の可能性が考えられます。
特に今朝丸くんに関しては、地元兵庫の選手ということで是非獲得して欲しいですね!!
実際に阪神スカウトからの評価も高いようですし、大会中にもスカウトからのコメントもありましたからますます今後に期待したいです。