スタヴァンゲルから次の目的地へ

スタヴァンゲルという街に来たのが去年の8月9日。当時は今みたいに天気の良い日が続いていた記憶があります。なのに、突然雨が降り始めるノルウェーの天気には、早々に面食らったな。

北欧のことをもっと知りたいんだ！という想いが僕を動かし、頂いていた大手日系企業の内定を全て取り消し、半年間というなかなかに短い中で大学院の準備をしました。

落ちるかもしれない、というリスクはあまり考えてなくて、無理ならまた考え直そうという楽観的な考えでした。とはいえ、「僕は来年から大学院に行くんだ」と方々に行っていたので受からざるを得ない状況を自分で演出していたんですね。

それでご縁があってなんとかスタヴァンゲルという聞いたことのない街に来ることに。人生というのはわからないものです。24という若さ(ギリギリ若いでいいよね？四捨五入でまだハタチ！)でありながら、本当に痛感します。

3年前スウェーデン留学から帰国して、周りに大学院に進むと言っている友達の話を聞いて鼻をほじりながら「ふ〜ん」と言っていたくらいなので。

何も知らずにノルウェー第4の街にやってきて早くも10ヶ月が経ちました。本業は学業なので、そちらでは沢山のことを学びました。時には高校生と話す機会をいただけたり、時には刑務所に訪問したり、時には一日中図書館に篭って勉強したり。色んなことがありました。真冬に山登りして遭難しかけた僕を警察のお兄さんが助けてくれたこともあったっけな。一つ一つ思い出すと鳩時計が3回くらい鳴ってしまいそうなのでここでは控えますが、小さくも大きな一歩を踏み出せた挑戦だったと思います。

複業としてやっている(どちらかというとこっちが本業な気がするけど)Norrというサイトでもそれなりに頑張りました。100記事書く！ということなんかは去年頑張った！と胸を張って言えることの一つです。毎日書いているブログもそこそこ頑張っています。

振り返ると頑張ったな、と思うこともある反面で、まだまだ！全然ダメだ！と自己嫌悪に陥ることも間違い無くあります。

僕は何をしにノルウェーまでやってきたんだろう？
目指している目標に対して努力が足りなさすぎる！

苦しい時もありました。日本の温もりが恋しくなった時もありました。

正直幸福の国ノルウェーに来て、僕は幸せかというと、素直に頷けません。「北欧=幸せ」とか言ってやつ、お前はなんもわかってねぇよ、そう思っています。チープな言葉はチープな経験からしか生まれない、そう思います。

スタヴァンゲルではこんな風にして色んな感情が芽生えて、交錯した記憶とともにまた蘇ると思います。その一つ一つはきっとこれからの道標になると思います。

かけがえのない経験をさせてくれたスタヴァンゲルには感謝です。沢山の経験と共に、沢山の学び、発見がありました。

昔のスウェーデン留学とはまた違った濃い〜〜１年間を過ごせました。感謝です。

大学院のプログラムは2年間なのですが、カリキュラム上次のセメスターからはデンマークに移動になります。

それまでの束の間をこれから首都オスロで過ごそうと思います。北欧でも大きな街なので、ワクワクしています。

オスロでもまた沢山のことを学びます。
引き続き温かく見守っていただけたら嬉しいです。

スタヴァンゲルは、良い街です！
チープな言葉ですが、ディープな経験が巡り巡ってシンプルな言葉に置き換わることもあります。スタヴァンゲルに行かれる際は、ぜひ僕もご連絡ください。

それでは明日はオスロから綴ります。
Ha det!!