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【Paint Your Lifeという理念〜言語化から非言語化へ〜】

毎日ブログを書いたり、Norrという北欧情報メディアで北欧のことを書いたりしていると、さすがに言語化するハードルが極限にまで下がりました。

なんやかんやで1年以上この繰り返しなので、書くこと自体が作業化してきています。

▼自己理念を考えたキッカケ

そもそも発信をすることになったきっかけは、自己理念というもので、大学3年生にまで遡ります。今から3年半くらい前になります。

身内や親しい友達にもほとんど言ってないことをなぜかこのタイミングで告白するのですが、経営者になりたい人を育成する団体に所属していました。

この説明だとだいぶ胡散臭く聞こえてしまうのですが、要は「夢」や「思い描く世界」を持つ熱量のある人たちが集い、その実現に向けてどうすればいいかを学んでいくという主旨です。そこで起業や経営が手段となって必要になることが多いので、お金周りのことなどを勉強していました。

今でいうオンラインサロンがニュアンスとしては近いかもしれません(オフラインで勉強会などがほとんどでしたが)。

もう辞めたのですが、ここにいる時に「自己理念」について考えました。

自分はどういう世界を見ているのか、創りたいのか、何をしたいのか、といった大義名分です。

学部時代のスウェーデンへの留学で人生観が変わり、帰国後の日本とのギャップに違和感を覚えた僕は、とりわけ起業したいとか経営者になりたいとか思っていたわけではなかったけど、ひょんなことから先輩に誘われてその団体に入りました。

その時に俗に言う自己分析をする必要があって、ちょうど就活の時期と被っていたので色々と考えていたんですね。

▼3年半前の自己理念

それで当時の僕の自己理念は「非日常で人々の生活に彩りを与える」でした。

小学生の時の海外での経験に細胞レベルで衝撃を受け、「世界にはこんな論理で生活している人がいるんだ」と幼いなりに感じて、それが留学に繋がっていたりします。

僕自身の略歴と重ねながら、日本にはない「非日常」という新しい風を吹かせることでポジティブな化学変化を起こせるんじゃないか、いや起こせるはずだ!と思っていました。江戸末期の黒船事件のように。

それで、この理念です。スウェーデンを端に発し、ノルウェーにまで戻ってきた訳ですがその理念のヒントが北欧にあるはずだ!と未だに思っています。

▼Paint Your Lifeという理念

そして、生まれたのが「北欧情報メディアNorr」です。スウェーデン時代の知人と立ち上げたウェブサイトで、今となっては毎月のべ数万人の方々に読まれているサイトにまでなりました。

このNorrは僕とその知人の想いが重なって誕生したのですが、その理念が、

**「Paint Your Life」

**

これはまさしく先ほどの「非日常で人々の生活に彩りを与える」を簡略化、そして訂正を加えたものになります。巡り巡って僕はPaint Your Lifeを創りたいんだと結論付けたわけです。

ちなみに、Paint Your Lifeの前に「自分らしく生きる人で溢れる社会」をNorrの理念としていたのですが、もっとキャッチーにしようということで、Paint Your Lifeへ変わりました。

「自分らしく生きる人で溢れる社会」はあくまでPaint Your Lifeの翻訳という位置付けです。

このPaint Your Lifeに向けて、まずは北欧への"認知"を深め、"発信"して、そして"創造"するのが順当な手順だと思い、ひとまず認知と発信をしてきました。

【本題】言語化から非言語化へ

で、ここまでがなが〜い前置きなのですが、このPaint Your Lifeはそもそもどんな社会なのか、ということを考えなければなりません。

僕なりにPaint Your Lifeを語る上で無数の要素があって、それは男女平等であったり、LGBT、身体ダイバーシティーを持つ人との共生、教育改革、資本主義への警鐘、貨幣経済と信用経済への移行などなど本当にむちゃくちゃある。

社会ってミクロにもマクロにも大なり小なり複数のレイヤーが絡み合って動いているので、そこを因数分解していく必要があります。

頭の中にあるPaint Your Lifeを言語化する作業は、ブログなり文字媒体でこれまで不十分ながらそれなりにやってきました。

が、ここで問題が2つあります。

**①僕自身が整理できていない

②言語化したとて伝わらない
**

①については、先ほどのミクロマクロのレイヤーを解いて整理整頓する必要がある。これは理想論でも良いので、ひとまずどんな社会だとPaint Your Lifeなのかをクリアにする必要がある。

つまりまとめると、Paint Your Lifeという横文字を具体化した先に、現状として「自分らしく生きる人で溢れる社会」という単なる意訳しか出来ないんです。どういう状態が「自分らし」いのか、などなど1000カ所くらいツッコミどころがあってそれを一つ一つエクセルの表のように分けておく必要があると思います。

しかし、①が出来たところで、更なる壁がすでに見えています。その言語化したものが不特定多数の人に刺さらない問題です。社会を創るのはその社会を生きる人達なので、みんなとそれを共有する必要がある(今の日本の政治がオワコンなのは、みんなが社会の構成員であるという意識がゼロだから)。

文字にした瞬間に拒絶反応がいるのも事実だし、文字を読めたとしてもそれを咀嚼して解読することを嫌う人がいることも事実。

要は、言語化すると同時にリーチできる人が限られてくるということです(Paint Your Lifeの言語化はしますが、かなり膨大な分量になります)。

政府が発表する〇〇白書を隅々まで目を通す人ってほぼいないと思います。言語化するとそれに近いことが起きると思うんです。

▼非言語化の必要性

そこで、今日の結論であり、僕がこれから時間をかけながらやっていくべきこととして、"非言語化"があります。

これは序盤の話で出てきた、経営について学ぶ団体で教えられたことの一つです。

世間的には「Big Picture」と呼ばれているのでしょうか。

自己理念をわかりやすく図解化、図式化、はたまた絵を始めとしたビジュアルで説明するものです。

例えば、「人種差別なくみんなが気持ちよく暮らせる社会」を作りたいを非言語化すると、きっと白人や黒人、男性女性、性的マイノリティーの人などが関係なく手を繋いで笑っている、みたいなのがそれになると思います。

こうすれば一瞬にしてどんな社会なのかという輪郭がわかります。これをする必要があるなと思います。

(ちなみに、昔先ほどの「非日常で人々の生活に彩りを与える」というのを絵で書いたときに、僕は日本列島のあちこちの色んな国の国旗を描きました。これに対して、知り合いが「日本占領されてんじゃん、、」と言いました。)

そこで僕は非言語の手段として絵を選びました。絵の優れている点はキャンバスに描かれているものが何なのかを直感的、視覚的に認知できるので共有しやすいところです。

そして、少し踏み込むとそこに物語を載せてみるとより良いのかなと思います。ストーリーがあった方が説得力が増すので。

ひとまず上手に絵が描けるようになって、ストーリーメイキングの鍛錬を重ねているところです。

直近のやることは決まったので、あとはがむしゃらにやるだけです。没頭してやり込むのは結構得意なので、頑張ります。

絵(模写)を描き始めて8/11でちょうど1ヶ月が経つので、そのタイミングで上達具合のご報告をしてみようと思います。

たぶん見る見る上手くなるのを定点観測するのは面白いと思います。

応援していただけると嬉しいです!
何卒よろしくお願いします。

それでは素敵な1週間を!

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ps.1) ほらね、言語化するとこんなに長くなっちゃう。今日はいつも以上に長くなって3000文字オーバーです。

**ps.2) **ついでに書き損ねましたが、非言語化したものはシェアしやすいという側面がありますが、その解釈が人によって異なる可能性があって最終的には言語化が必要になると思います。

空に浮かぶ月を見て、ウサギが餅つきしてると言う人もいれば、女性の顔だと言う人もいて、蟹だよと言う人がいるくらいなので。

先ほどの僕が昔書いた自己理念を絵図化した日本列島もそうですね。

最終的には、言葉という柵で囲い込む作業が必要だということです。

ただ、シェア(認知)するという点からすると非言語化なものは"わかりやすい"のでもってこいなのかなーと思ったり。

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