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2月6日は「サーミ人の日」 〜記念日が持つ意味とは?〜
今日(2/6)は『サーミ人の日』として北欧では知られています。
サーミ人を聞き馴染みのない人へ、、
簡単に説明すると、スカンジナヴィア半島北部(ラップランド)からロシア北西部にかけて暮らしている8万人規模の先住民族です。アジアに起源を持つとも言われているようで、サーミ人の顔をよく見てみるとどこか馴染みのある様子が伺えます。言語はスカンジナヴィアの言語とは全く異なり、フィン・ウルド語族に似通っているのでフィンランドと少し似た背景があります。
今では彼らの権利がそれぞれの国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシア)で保証されているものの、かつては迫害されていた背景もあります。
ちなみに数年前に東京・渋谷のアップリンクにて「サーミの血(英題:Same blood)」(タイトルから内容を推測できる)が上映されていました。見に行きましたが、北欧映画らしく結構重い内容でした。
最近アップリンクにて再上映する(調べたら2/7-/13みたいです)ようなので気になる方は奥渋へ!!
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さて。
今日はそんなサーミ人のナショナルデーでした。1917年の今日、サーミ人議会が初めて開かれてそれ以来毎年2/6は「サーミ人の日」となっているようです。
そんなサーミ人を象徴する旗がスタヴァンゲル大学にも掲揚されていて、それを見て僕も思い出しました(今日の一枚)。
この「思い出す」というのが引っかかって、「なるほど!ここがポイントだなぁ」と思いました。つまり、「○○の記念日」っていうのをどこまで浸透させることができるかが大切だと思いました。
カップルであれ、夫婦であれ、コミュニティーであれ、国であれ、「記念日」は1つになるきっかけを与えてくれます。記念日が生まれるきっかけ(結婚、独立など)を思い出す装置として機能するのだと思います。
だからこそ季節の行事はとても大切であり、それは国や地域によって異なるので、ことあるごとにその国(・コミュニティー)に属しているということを「思い出す」わけです(節分に恵方巻きを食べることで春の訪れを感じる、みたいな)。アイドルなんかもそうで、その結成記念やn周年記念にはファンと盛大に祝ったりできる。そこで大きな熱量が発生する。
余談ですが、日本の刑務所では季節のイベント(お正月など)にはそれにふさわしい食事が出るそう。日本社会を忘れないようにするためだと聞いたことがあります。
そんなわけで、「定期的に」やるということが意外にも集客の機能を持ち合わせると思いました。この文脈では良い具体例ではないとは思いますが、日曜の6時からの1時間ってまさにそれだなと思います。
ちびまる子ちゃんとサザエさんが続けて放送されるわけ(あれ?まだ放送されてるよね?)ですが、そこで日曜日の夕方であることを再確認させることができる。あるいは、人によっては「日曜の夕方ということは、、」という図式が頭にあるのかもしれない。
週に一回、月に一回、年に一回
頻度は置いといて習慣化することができれば、その度にPRをしなくても勝手にその存在を思い出してくれる。記念日ってそんな風にも見れるのかなと思いました。
ちなみに僕が好きな記念日は毎月22日の「ショートケーキの日」です。気になる方はググってみてください。
今日は「サーミ人の日」から少し変わった角度で記念日について考えてみました。
素敵な華金をお過ごしください。
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