【第2の故郷へ〜4年前の足跡〜】

誰にでも故郷なるものはあると思うのですが、恵まれていることに僕には故郷と呼べる場所が複数箇所あります。

その一つが、スウェーデン南部の学生都市ルンドです。ひょんなキッカケで4年前にルンド大学に留学することになりました。

今でもあの時のことは思い返されますが、時々キラキラした思い出たちが流れ星のように頭の中をよぎります。

僕はいまノルウェーの大学院に在籍していて、プログラムの関係上今日からデンマーク在住者になりました。現在進行形でせっせと僕が歩んでいるこの道は、4年前のルンドでの経験無しに語ることは出来ません。

ある意味で今の僕の原点であるルンドという街に近いうちに戻ろうと思っていて、先週から数日間滞在していました。

ルンドは大学都市として有名で、非常に国際的な街でもあります。世界中から留学生を受け入れている上、エリクソンというスウェーデン屈指の世界的企業のお膝元であるゆえ、研究者なども多くやってきます。
#エリクソンはBluetoothを開発した会社の一つ

そんな小さい古都ルンドに一歩足を踏み入れれば4年前の記憶が蘇ります。

留学したての頃、2週間のスウェーデン語の授業があったこと。

日本語学科で勉強をするスウェーデン人たちと言語交換した建物。

自炊のために毎日のように買い物に行った駅前のICAというスーパー。

週2回地域のバスケットクラブで練習したコート。

僕が1年間住んでいた寮の部屋。

夜な夜な友達と出歩いて食べに行ったケバブ屋さん。

友達に連れられて毎週のようにパーティーに行った寮。

一つ一つに記憶から声が聞こえて来て、どこからかあの時の匂いがしてきて、足跡が聞こえてきます。

1年前、大きな期待と不安を抱えながら遥々ノルウェーへやってきたわけですが、それもこのルンドに来ていなかったら有り得なかったことは間違いないです。

北欧情報メディアNorrというサイトも存在しえなかったので、こう考えると僕の過去は直接今に繋がっている場合が多いです。

過去を懐かしむとともに、初めての留学先としてスウェーデンを選び、その後ノルウェー、デンマークへと自分でレールを敷くことを選んだことが正解だったと思えるよう、今一度気が引き締まります。

つくづく、
どの道に進もうとも、
その道に進んだことが正解だった
と後で答え合わせするよりも、
その道を選んだことを正解にする
ことの方が大切なんだと思います。
#努力でゴリ押し

ここから1年は去年以上に勝負の時間になりそうです。これまでより5倍くらい速いスピードで馬車馬のように走り回ります。
#そういえば馬車馬ってそんなに速く走るっけ ？

引き続き北欧からのお便りをお楽しみいただけると嬉しいです。今後はデンマーク北部に位置する第4の町オールボーよりお届けします。

今回ルンドに戻り、色々と悦に浸った時間を過ごしました。また田舎(#オールボーの人ごめん)に戻り少し時間に余裕ができそうなので、ゆっくり咀嚼してみようと思います。

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ここ数日間で、ルンド、マルメ、コペンハーゲンへ行き沢山写真を撮りました。我ながら良い写真がむちゃくちゃ撮れて、そうじゃないのも入れると全部で3000枚くらい？になると思います。

僕の写真アカウントに少しずつあげていこうと思うので、よかったら覗いてみてください。
https://instagram.com/raindeer.photography
#今日の写真はルンドからです