![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168022112/rectangle_large_type_2_5937aa74b3c0468e9de2d1695a8b7dc3.png?width=1200)
【無料VS月額3万円!?最新AIモデル「Gemini 2.0 Flash Thinking」とChatGPT「O1 Pro」を徹底比較してみた】
最近、AI業界ではGoogleが投入した新モデル
「Gemini 2.0 Flash Thinking(以下、Gemini)」が
大きな話題となっています。
一方、OpenAIのChatGPTには、
月額約3万円(USD200)という
高額プランで利用可能な「O1 Pro」が存在し、
深い思考プロセスや推論性能の高さが注目を集めています。
今回は、この2つのモデルを
実際に使い比べてみた結果や感想をお届けします。
無料で使えるGeminiと、
課金制のO1 Proは、どのような違いがあるのでしょうか?
動画での解説はこちらをご覧ください👇️
そもそも「Gemini 2.0 Flash Thinking」って何がスゴイの?
Googleが提供する「Gemini 2.0 Flash Thinking」は、
多段階の思考プロセスを再現できる
“推論AI”として登場しました。
複雑な質問や課題に対して
ステップを踏んだ回答を
素早く導き出す能力が特徴とされています。
実際に使ってみると、
回答スピードの速さにまず驚かされます。
深い分析が必要な質問でも、
10秒前後で回答を提示してくれるため、
サクサクと会話が進むのが魅力です。
また、Google AI Studioというサイトから
無料で利用できる点も非常に大きいです。
高機能なAIモデルを無料で触れるのは敷居が低く、
たとえばフリーランスや中小企業の社長さんが
サッと試してみるには最適と言えるでしょう。
ChatGPT「O1 Pro」の実力とネック
一方、OpenAIのChatGPT「O1 Pro」は、
月3万円ほどという高額プランだけあって、
非常に高い推論力や深い洞察力を持っています。
複雑なビジネス戦略の相談や、
多数の条件を踏まえた高度な分析など、
難易度の高い質問に対しても
しっかりとした回答を返してくれるのが強みです。
ただし、O1 Proは速度面では
やや時間がかかる場合があるようです。
多段階にわたる思考プロセスを経るため、
回答が表示されるまでに1分以上
待つケースも報告されています。
ビジネスの場面でも濃密なアドバイスを得られる反面、
やや待ち時間が長い点には注意が必要です。
そして何より、月額約3万円という費用が
大きなハードルになるかもしれません。
実際に質問してみたら、答え方に差が出た!
今回の比較では、たとえば
「ココナラ」「クラウドワークス」「ランサーズ」
といったフリーランス向けプラットフォームの違いや、
サブスク型AIチャットボットの販売戦略
に関する質問を両モデルに投げかけました。
ChatGPT O1 Pro
提示した選択肢(ココナラ、クラウドワークス、ランサーズ)の中でどこが向いているか、という枠内で回答を論理的にまとめてくれました。BtoB志向が強いクラウドワークスやランサーズが向いているとするなど、“あくまで質問された範囲で”深い分析をするのが得意です。Gemini 2.0 Flash Thinking
「そもそもこれらのプラットフォームはサブスク販売には向いていない」という前提を一歩外れた視点を示しました。そして「より適した販路は自社サイトやサース専門のプラットフォームだ」という提案も、最初の条件にとらわれすぎない柔軟な視点が垣間見えました。回答も10秒程度と非常に高速でした。
このように、O1 Proは提示条件の枠内で深く掘り下げる傾向、Geminiは条件そのものを再検討する柔軟性を見せる傾向があるように感じます。
両方併用することで広がる可能性
実は、この2つのAIを
「両方に同じ質問を投げかける」形で使うと、
非常に面白い結果が得られます。
それぞれが異なる視点や前提を考慮して回答を出すため、
意見の相違点や共通点を比較しやすく、
より立体的に課題を捉えられるのです。
O1 Pro:定石をきっちり固めた上で、論理的に整合性が高い回答
Gemini:革新的なアプローチや、条件を外した斬新なアイデア
両者の回答を見比べながら
「この観点は役立ちそう」
「ここはあえて枠から外すべきではない」
などと判断すると、
深みのあるディスカッションができ、
ビジネス戦略のブラッシュアップに大いに役立ちます。
まとめ:まずはGemini、さらにO1 Proを併用するのがオススメ
結論として、予算に余裕がない場合は、
まず無料で使える
Gemini 2.0 Flash Thinking
を試す価値は大いにあります。
短時間で高品質な推論が得られ、
柔軟な発想が得られるメリットは魅力的です。
一方で、より高度なビジネス分析や
複雑な課題解決が求められるならば、
月額3万円を投じて
ChatGPT O1 Proを活用するのも選択肢の一つです。
そして、可能であれば両方を併用することで、
2つのAIが示す異なるアプローチや
視点を有効に組み合わせられます。
お互いの回答を付き合わせることで、
新しいアイデアや課題解決の糸口が見つかるはずです。
AIを“壁打ち相手”にすることで、
ブレインストーミングがさらに加速するでしょう。
AIは急速に進化しており、
日々新しい技術が登場しています。
今回ご紹介したGeminiとO1 Proの比較を通じて、
ぜひご自分のニーズや予算に合った
最適なAI活用方法を検討してみてください。
ビジネスのみならず、
日々のライフハックにも
思わぬ突破口をもたらすかもしれませんよ。
以上が、今回の比較レビューのまとめです。
無料モデルの可能性は思いのほか大きく、
月額課金AIにも負けない部分もありました。
ぜひ皆さんも実際に触ってみて、
その違いを体感してみてください♪