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「いいコーチ」って何だ?

最近はオンライン授業の選択が増加したことやテスト期間で練習がオフになることが多い。時間が増えたことでセミナーを見たり、試合を見たりと勉強する時間は取れるが、普段じゃ考えないことを考える機会が多くなった。

今日も散歩途中の本屋で立ち読みしていたらふと「いいコーチ」って何だろうな?という疑問が浮かび上がった。

これまでもちょくちょく考えることはあったのだが、帰る途中で思考を深めてみると
ここ2年間携わってきた子達にはいいコーチングができたとは言えないし、むしろ足を引っ張ってきたと自覚している。

今年は一応HCだが、それでも前HCが秋頃までやっていて、それの積み重ねがあると思っている。子供達はユースやスクールに通っていて自分よりも指導力や知識があるコーチに教わっているからそちらの方で伸びているのかもしれない。

じゃあ他の子達?はと考えると、1年生の初心者を公式戦の大事な時間帯に出せる程成長させられていない。これが代表レベルのコーチならあらゆる手段を知っていて部員全員をローテーションに組み込むことができるかもしれない。

チームの結果は過去最高タイの位置にいるけど、それも相手校の棄権が2試合続いたからだ。純粋に自分達の実力ではない。

日本代表を沢山輩出するチームのコーチがいいコーチなのか?半分正解で半分不正解かかもしれない。代表選手を出さないコーチは無価値なのだろうか?代表にならなかった選手にとってはいいコーチではないかもしれない。

大会でずっと優勝するコーチがいいコーチなのか?これも半分正解で半分不正解な気がする。そのコーチが抜けた瞬間に優勝できないなら選手が良かっただけかもしれない(自分がいなくなっても成長し続けられる仕組みを整えなくてはと最近考えている)。

そんなことを堂々巡りしながら家に着いたわけだが、結局絶対的な正解は出なかった。
多分これは生きている間に正解が出るかはよく分からない。恐らくパワハラや理不尽な指導をしないとかは最低ラインでその上に何が必要なのかという命題なのだろう。

それでも「今関わってる子達の人生をより良いものにするお手伝い」というのは何となく当てはまってる感じはする。抽象的で、バスケ以外にやることの方が多いかもしれないが(最近はいいチームになるヒントとなるYouTubeを見せた)、それもコーチの仕事の魅力であると思うし、「いいコーチ」になるための自己研磨は欠かさず行いたいという落とし所のない文章でした。

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