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展示レポート#dotFes2024

概要

5年ぶりに開催となった、dotFes2024に参加しました!
チーム名としては、武蔵野美術⼤学映像学科映像空間ゼミです。

今回はたきコーポレーションFOCUSにお声がけいただきまして共同出展の運びとなりました。

たきコーポレーションFOCUS
創業65年以上の広告制作を事業ドメインとするデザイン制作会社、たきコーポレーション。 FOCUSは、映像制作を軸に企画・編集、スチール撮影、レタッチなどビジュアル制作をおこなうビジュアルクリエイティブカンパニー。

抜粋 https://www.dotfes.jp/2024tokyo/

展示作品

今回想定された空間
(武蔵野美術大学12号館地下展示室)

今回の作品は、2025年3月に予定している映像空間プロジェクト
RINS PROJECT#06のプロトタイピングを出展しました。

RINS PROJECTS
2006年より始動。板屋緑(映像学科教授)と篠原規行(映像学科教授)による。造形教育と映像表現の接続を目指しイメージフェノメナン(現象映像)を提唱。映像新領域を標榜しつつ、日常空間から公共空間などへの映像展開の実践。映像の提示の方法から既存ジャンルにとらわれない表現を探求している。2022年より、『映像空間』として新たなに展開へ。

RINS PROJECTSとは
約1/7スケールの模型へプロジェクション

2025年3月の本展示でもプロジェクターによる床面投影を想定しています。その展示に際して、様々な検証を行う一つとして、今回の出展を位置付けました。

黒い正方形は柱を示す

単なる模型にプロジェクションではなく、模型を覗き込めるような什器を設置しています。こちらは篠原規行教授による設計です。

四方からの鑑賞を想定

カウンター部分と模型を繋ぐ部材を黒色無双で塗装。
反射率が極めて低い塗装によって、実態のある面が空間へと変質することを計画されました。

無反射黒色塗装で空間表現
ゼミ生による解説も

通常の展示とはことなり、今回のイベントは来場者とのコミュニケーションも図られました。説明を繰り返していくうちに、自分自身の目的意識や、狙いが言語化されることも。

お立ち台も用意

家族連れの来場者も多く訪れて、普段触れ合う層とはまたことなる方々とのコミュニケーションが生まれました。来場者への配慮は作者として向き合うべき重要な要素かもしれません。

多くの来場者にご覧いただけました

また今回はたきコーポレーションFOCUSの方々との交流の場となりました。同じ形式(床面投影)を共有することによって、普段では得られない着想も得られたかもしれません。今後も積極的な交流が生まれると嬉しい限りです。

参加メンバー
たきコーポレーションFOCUSと映像空間ゼミ生

出展作家

武蔵野美術大学映像空間ゼミ
ケイヨウ
ショウ コウハ
津川真保
宮脇未羽
毛利華子
リジン
シュ ウセイ
ギュウ イセン
津川真保
Sai shika

たきコーポレーションFOCUS
金 ヘッブル
斎藤謙太
ネイ ゲツキ
稲井 耕介
平原 陽太郎
柴田 綾音
川端 駿介
佐藤 佳亮
(敬称略/作品順)


おまけ

せっかくなのでdotFes2024の様子をお届けします!

インスタ部
インスタ部は大阪・京都を中心に関西で活動しているデジタル・メディアアート、インタラクティブ・アート、テクノロジーを使ったインスタレーション作家のためのコミュニティです。 社会人作家、学生作家らが作品発表できる企画展や交流会を毎年開催しています。
会場風景
WIX STUDIO
会場風景
会場風景
ライブコード・ファイティング
カズヤシバタ
カズヤシバタは「ギリギリ役に立つ」物を作る発明家。 自宅兼工房で役に立つのか立たないのか分かりにくいメカを日夜開発している。発明品は数ヶ月に1度程度発表し、毎回PVと称した動画を公開。 代表作に、何でもゴージャスに登場させる箱「ゴージャス登場箱」・スマホ落下から顔面を守る「顔面スマホシールド」など。
Konel
日本橋・金沢・下北沢・京都を拠点に活動するクリエイターコレクティブ。「可能性の創造」をコンセプトに、様々なテーマとメディアを横断する制作を展開。 活動は一貫してスペキュラティブなアプローチをとり、未来にありえる体験を創作している。関連会社の「知財図鑑」と連携し、企業や大学が持つテクノロジーを用いて実験を続けている。
ダンボールで筐体が作られているらしいです
会場風景

映像空間領域へのコンタクトは上記よりお願いいたします。
新たな出会いをお待ちしております。

(山崎連基)


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