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クロスメディア 第1課題

2024年度から開始したクロスメディア。期間は11~12月の月・火です。
今年度は課題を2つ

モンスターエナジー - Monster Energy

第1課題

今回は動画広告をつくります。お題は『モンスターエナジー - Monster Energy』。初日のワークショップでも簡単なアイディアだしを匿名で行いました。

初日ワークショップ風景

そのワークショップを踏まえつつ、第1課題では、実際にアイディアを動画に落とし込みます。企画アイディアの段階では、実現度は考慮されなくても全然OKだったので、そこをどうクリアするかも腕の見せ所かもしれません。

商品リサーチ中?!

手法については、制約はありません。それぞれが得意な手法をつかったり、企画に応じて最適な手法を選択したりと様々。実際には普段は映画を作っているので、実写を選択する人もいれば、普段チャレンジできない手法にチャレンジする人も。

制作中

課題を利用して、普段は取り組まないことにチャレンジしてみる。領域横断を標榜する映像学科の醍醐味の一つかもしれません。

実際に商品を買う受講生も

手法については、普段通りの人も。目的やテーマが作者の外側にあることで発見できる表現の幅もあるかもしれません。

企画立案中

ここ数年の肌感では、「つくりたい」という欲求を抱えて美大に入学するも、テーマやモチーフ選びに苦慮する人も。もちろんそれらを発見する場として、美大は恰好な学舎。

CG表現も

一方で、職人的にある質感を追い求めたいという人にも映像空間では応えたいという気持ちを抱えています。(私見たっぷり)

広告をつくりますが、それは単純にCMをつくるということではなく、「広告のクリエイティブ」を対象にすることで、受講生にとって新しい視点を獲得できるのではないかと。

面談中

この辺りは雄介先生とも授業開設にあたって、シラバス執筆などを通じて、何度もやりとりをさせてもらいました。

本授業は「映像」と「メディア」を掛け合わせて、
社会に波及する、新しい表現を追求していく実践的な授業です。
具体的には「広告クリエーティブ」というモチーフを使用していきます。
「広告」を表現の対象にすることで、目的は自己の外側に生まれる。
目的があれば、狙いも定まり、表現は研磨されていきます。
これは、あらゆる表現を志すものにとって、
有意義な営為となるのではないでしょうか。
そして、同じ目的に向き合った、他者の表現に数多く触れる経験こそ、
大学での授業のダイナミズムだと考えています。
授業前半では、
事例、アイデアの考え方、ブレスト、企画コンテ制作をとおし、
各自の可能性の最大化につとめ、
授業後半では、アウトプットするメディアから考えながら、
ひとつの作品をつくって仕上げていきます。

映像空間ⅣB(クロスメディア)2024年度シラバスより

第一課題は動画広告をつくる。果たしてどんな作品が生まれるのか。
私も企画を聞いているので、今から完成が楽しみです。
第二課題については別途記事にできればと思います〜

(山崎連基)


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