街歩き#都市表現
2024.9.2(月)に映像空間ⅢB(都市表現)が始まりました。
これより7週にわたって展開される本授業は第4週を過ぎたところです。
ここまでの様子をレポートするべく!(また授業紹介になればと!)noteしたためております野村です(よろしくお願いします)。
都市表現は街歩きが名物!?の、映像学科で25年以上も続いている授業です(何と!)。
2021年度をもってご退任された前主任の板屋緑先生、建築家であり映像学科講師を務める橋本直明先生らがその長きにたずさわり、橋本先生は現在もご担当されています。
私、野村(映像学科卒です🙇♀️)は昨年度より担当に加わりまして尚新米なのですが、かつて本授業を受講しておりました!
当時の街歩きで築地を訪れた際、場内市場(2018年閉場)で働いていた伯父に初めて会うことになった、、、というエピソードのある思い出深い授業でもあります。
というのはさておき、都市表現では「映像表現(作品)」への到達こそ目指しますが、そのモチーフ(動機)およびプロセスに「街を歩いて、何か撮る」ことを促し、映像素材の収集・観察(フィールドワーク)を持って作品制作に向かうことを課題に置く授業として、
東京都中央区の水際エリアを3回に分けて訪れます。
第1週、大学教室にてこの対象地についてのレクチャーが行われた後、
第2週、2024.9.9(月)に月島へ行きました。
残暑厳しい中ではありましたが、都市表現の新たなイメージに出会えるかも…と(汗をかきつつ)期待が膨らみます。
翌日2024.9.8(火)は大学教室での授業回です。内容は素材チェック(面談)です。Teamsを利用し、街歩きでの撮影素材(動画1分または写真5枚)にレポートを添えて、専用のチャネルに投稿するという宿題を見、読みながら話しました。
以下の画像は投稿を抜粋(スクショ)したものです。
素材提出は、(おそらく)たくさん撮った中からいくつか選び、述べるために要する観察の時間をねらい(のひとつ)として設けたミニ課題です。
面談では街歩き談に花を咲かせながらも、各々の撮影方法または被写体について、つまり何がテーマ(になり得る)かをやんわりと話し合いつつ、、
第3週、2024.9.16(月)に築地へ行きました。
敬老の日(祝)でしたが、授業日です。
築地の場外市場は観光客でごった返す人気エリアです(特に午前中、閉店が早いため)。
私たちは観光客と同様にこの場所の楽しみを体験しつつ、作品制作という目的と、授業課題という動機を持って歩くので少し変わった立場(観点)の訪問者になりますが、それこそ都市表現における街歩きのテーマだと野村は考えています。
翌日2024.9.17(火)は素材チェックです。
もはやルーティンですが、少しずつ、作品制作に向けた話へと比重をかけつつ行います。
都市表現での作品制作は個別ではありますが、同じ場所の同じ時間帯に促された異なる視点(他者)へと目を向けることにも重きを置きたい、と考えています。
その具体的な方法はまだまだ模索中ではありますが、、
第4週、2024.9.23(月)に豊海へ行きました。
秋分の日(振替休)でしたが、授業日です。
勝鬨橋から隅田川下流の堤防沿いを歩いて行くと、東京湾に、芝浦、レインボーブリッジ、お台場、晴海、オリンピック選手村などの風景が広がります。
豊海地区は港湾施設(倉庫など)が多いので、月島の路地や築地の場外とは違う規模の空間です。
このルートが街歩きの最終回でした。
また前回までと違って、涼しさの感じられる秋めいた日となりました。
翌日2024.9.24(火)は素材チェックではなく、企画発表です。
第7週の作品発表/講評に向けて、さまざまな企画が提示されたと同時に、数々の模索が始められています。
今年度の最終課題は「3分の映像表現」ですが、その素材や手法は自由度が高いのです。
写真を映像作品にすること、実写を元に3DCGや描きアニメーションを展開すること、空間展示をイメージしながらも尺ものに落とし込むこと、他、各々の課題をもって制作期間に突入しました。
映像と空間の関係性、または他の何かと何かの狭間の、、更なる模索を都市表現にも雑感&実感しつつ、目下、受講生分の作品を楽しみにしています。
成果について、また追ってレポートさせていただきます!
(野村叔子)