【婚活恋愛失敗談】『好き』なのに『キライ』という矛盾
『男性だって女性に甘えたいし頼りたいよね!』
甘えたがり男子専門コーチ/恋活婚活アドバイザー/レンタル彼女PREMIUM店長&指導教員/小説家の中村千花(@chika_rkt)です。
さて、好意のある女性の記憶に残りたいのに、つい逆なことをして相手と距離を取ってしまう行為についてのお話です。
前回のnoteでは『死んだ』とウソをついてまで相手の記憶に残りたい。
けれども『死』という切り札を使うからには、その相手ともう親しくはなれない。
なんでそんな矛盾とも取れる行動を起こすのか……というお話です。
まあ、上記は特殊な例ですが、思春期の頃とかに『ラブレターを直接渡さずに、しかも匿名で書いて下駄箱に入れた』なんていう経験がある人はいるんじゃないでしょうか?
そのラブレターがとっても素敵な内容で、もらった相手が『こんな手紙をくれた人とお付き合いしたい』または『相手が誰か知りたい』と思っても叶わないわけです。
だって、ラブレター匿名ですから。
『告白するのに、なんで匿名なんだよ!』
と、ツッコめるあなた。
はい、あなたは大変健全な心の持ち主だと思います。
せっかくラブレターを書くんですから、『万が一にでも、相手が自分のことを好きでいてくれたら嬉しいな』と思いますよね。
本当にその考え、至極真っ当です。
けれども、『自分の気持ちは知って欲しいけれど、知ってくれるだけでいい』なんなら『好きになってもらえるなんて思っていない』。
さらには『こんな自分のことを気になっちゃうような人なんだ、がっかり』とか『たまたまいいラブレターが書けただけで、あなたの期待するような人じゃないので、仲良くなるなんてとんでもない』という考えの人もいるんです。
おおおお…、なんてこじらせていらっしゃる!
ここまで来ると、自分自身でも自分のことをやっかいに感じるでしょうね。
そんな自分を持て余してしまっている人は、その理由が今日で解明しますので、心して聞いてくださいね。
はい、では早速ですがその原因を発表します!
それは、あなたの『自分自身への自信のなさ』や、あなたが『自分自身をキライ』という感情から来ているのです。
……心当たりはありませんか?
人は、誰もが大なり小なりの『淋しさ』を抱えています。
『心にぽっかり穴が空く』とか『心の隙間』や『心の闇』とか言いますが、それは『淋しさ』のことを言っているのだと思ってもいいでしょう。
日々、人恋しくて仕方ない人もいれば、普段はそうでもないのだけれど、ふとした瞬間に孤独に襲われたりする等、程度の具合は人それぞれです。
けれども、どれだけ明るく楽しそうにしている人でも、心に『穴』や『隙間』『闇』があるのです。
あなたは、ジグソーパズルをしたことがあるでしょうか?
真っ白なジグソーパズルを思い浮かべてください。
まだ未完成で、ピースのはまっていない箇所が所々にあるとします。
1つだけピースが欠けただけの人もいれば、ほとんどピースがハマっていない人もいます。
それが私たちの心の『穴』であり、『隙間』や『闇』なのです。
私は『放任』という名のネグレクト寄りの家庭で育ったので、幼少期――特に小学生の頃は、毎日『つまんないな』と感じていました。
今思えば、それは『淋しさ』なのですが、その『淋しさ』を埋めていたのは本でした。
お話の世界にどっぷり浸かることで、現実逃避していたのです。
やがて、このお話は自分でも創ることができると知って小説を書くようになり、投稿を始めて、賞をいただき、デビューをし、自分の書いた作品が世に出て、『文科省推薦図書』に選ばれ、漫画化、CD化、映画化……という経験をひと通りしてきました。
いわゆる『自己実現』というやつで、創作でも仕事でも育児でも、何かしら自分が情熱を傾けたことが多くの人に認められて、自分でも納得できたなら、このピースは埋まるのでしょう。
逆に、この経験を経ていないと、『自分自身への自信のなさ』を抱えて、『自分自身をキライ』 だと思ってしまいます。
言い方を変えると、自己受容するきっかけや材料がないため、『穴』や『隙間』や『闇』は、いつまで経っても埋まりません。
私は、クリエイターとして上記の経験はしたものの、大大大ヒットには恵まれていませんし、後悔することももちろんあります。
けれども、これ以上やりようがないくらいに『一生懸命やった』『頑張った』と思う部分もあるので、私のジグソーパズルはほぼ埋まっているような状態です。
しかし、この欠けたピースを異性で埋めようとすると、なかなか埋まりません。
好きな人ができたら、それだけで幸せな気持ちになりますよね。
それがリアルな『人』ではなくても、アイドルでもアニメのキャラでもいいのですが、自身の『淋しさ』を異性に夢中になることで埋めようとすると、ジグソーパズルは完成したように見えるのに、目を離した隙にピースがまた欠けてしまったりします。
『異性を好きになること』は単なるきっかけで、好きな人に認められたい一心で勉強や仕事やスポーツを頑張った結果、夢中になって実績を残した……とか、アイドルにハマったのがきっかけで、自分も曲を作るようになったら、作曲家としての道が拓けた……とかであれば、『自己実現』に向かっているので、欠けたピースは埋まりそうですね。
けれども、『沼』とはよく言ったもので、好きな人にハマるだけだったら『穴』や『隙間』や『闇』は埋まったように見えるだけで、ズブズブの底なし……埋まっていないのです。
それに、そんな都合よく合うピースを持った人なんていないので、「好き!」となった後に、相手が自分の探しているピースと違うことが分かったら、すぐに熱が冷めます。
また、例え相手がそのピースを埋めようとしてくれても、自信がないゆえに、『自分を気にかけてくれるなんて変な人』『何か裏があるに違いない』と、相手に興味を失ってしまうのです。
手に入らないと分かっている人(アイドルや有名人、クラスの人気者)を追いかけるのが好きな人は、これに当たるでしょう。
だから、アイドルのファン――特に新人を次から次へと乗り換えて応援するような人は、新たに出てきたアイドルに『欠けたピースを埋めてくれる何か』を感じるのですが、すぐに『この人じゃなかった』とも感じて、また他のアイドルへ移っていくのです。
(欠けたピースにぴったり合う人なんていないのですが……)
それなのに相手の記憶に残りたいから、去り際に『死』という禁句を使ってしまうんですね。
そうして相手につけた傷は、『自分が所有した証』というマーキングに近いかもしれません。
いや、色んな人を渡り歩くから、収集したポイントカードかな。
ただ、このポイントカードがいっぱいになっても、欠けたピースとは交換できないんですけどね。
さて、この『欠けたピース』の正体は『淋しさ』だとお伝えしましたが、この『淋しさ』についてはまた後ほどお話したいと思います。
心に『淋しさ』がない人なんていません。
ただ、心が弱っていたりすると、その『淋しさ』に押しつぶされてしまいそうになることもあると思います。
そんな時には力になれたらと思いますので、男女の性に関わらずお話を聞かせてくださいね。
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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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