【婚活恋愛失敗談】死者からデートの誘い
『男性だって女性に甘えたいし頼りたいよね!』
「自信を持って男らしくデートや会話をリードする」のが苦手な男性は甘えられ好き女子と交際結婚すれば大丈夫。甘えられ好き女子の見分け方や恋活婚活プロフ作成代行、メール代行やデート実技指導など、甘えられ好き女子攻略はプロにお任せで楽々。
甘えたがり男子専門コーチ/恋活婚活アドバイザー/レンタル彼女PREMIUM店長&指導教員/小説家の中村千花(@chika_rkt)です。
『いやいや、死者からデートの申し込みは来ないでしょう。だいたいどうやって連絡が来るの?』と思いますよね。
どんな強力なWi-Fiでも、さすがに冥界までは届いていなさそうです。
それなのに、ずいぶん前に『亡くなった』と、家族から連絡のあった人から、『来月デートしませんか』とメールが届いたのです。
はい、正解はメールでした。
Wi-Fi完備かどうかは分かりませんが、黄泉の国にもインターネット環境は整っているようですよ。
ネット環境はともかくとして、死者とどうやってデートをするんでしょうか?
そもそも足はあるのか? 歩けるのか!?
ゾンビのような腐乱死体が現れたら、たちまち異臭騒動が起こることでしょう。
公共交通機関だったら混乱しかねません。
ただ、それ以上に気になるのは、デートに誘って来た死者のお客様が、自身が『死んだ』ということを自覚していないところです。
『仕事が忙しくて、久しぶりの連絡になっちゃった』
んん?? 仕事ってなに?
ホーンテッドマンションですか!?
それとも、ハロウィンのエキストラか何か???
あ、あれだ! 映画の水死体の役!?
まあ実際に、死者からメールなんて届いたならそんな悠長なこと言ってらんないんですけどね。
もちろんデートのお誘いをしてくださったのは、死者でもなんでもないのが分かっていたので、鷹揚に構えていました。
実は、この1年ほど前に、イントロダクションとも取れるできごとがちゃんとあったのです。
『レンタル彼女』は、お客様とのデートまでの間に、メール等でお客様とのやり取りができます。
つまり、会わない間であっても、メールで会話ができるんですね。
この、『死んだ』はずのお客様は、何度かデートをしたことがあり、次のデートの打ち合わせのためにメールのやり取りをしていました。
私がお客様にメールを出してから、返信がしばらく帰ってこないなと思ったら、『○○(お客様名)の家族です』というタイトルでメールが届きました。
という、極めて短い文章です。
多分、こんなメールが唐突に送られてきたら、受け取った側はびっくりすると思います。
けれども、こういったメールは100%に極めて近い確率でウソなので、もし受け取ったとしても『えっ、死んだ? どうしよう…!』って、あたふたしないでくださいね。
こんなメールを出す方も、そうやって慌てさせるのが狙いなのですが、『死』というパワーワードをちらつかせて、相手の気持ちを揺さぶる(ダメージを与える)って嫌なやり口ですよね。
けれども相手の気を引くために、自分が『死んだ』ことにして、家族と名乗る人からメールを出すという手段を取る人がいるんです。
特に交流のできるアイドル界隈に、こういったお客様がぼちぼち(!)存在します。
なぜなら、アイドルみたいに男性ファンの多い女性には、もちろんライバルも多いですからね。
『死』くらいの衝撃的な言葉をチラつかせないと、自分の存在を認識してもらえないのです。
『えっ、覚えて欲しいなら逆だろ?』
……って思った貴方、もしも今は人生を共にするお相手がいなかったとしても、そのうち絶対にできます。
大丈夫、安心してください。
そうなんです。
相手に自分のことを『覚えて欲しい』『忘れないで欲しい』『1番のお気に入りになりたい』なら、そんな気味の悪いことをしていたら逆効果なんです。
相手がしてもらって嬉しいことをしてあげないと、プラスの印象を持ってもらえません。
それなのに、
『その気持ち分かる!』
って思った貴方、これは要注意です!
人の失敗談を聞いて、今すぐ改めた方が貴方のためです!
貴方のためを思って言いますが、残念ながらそのやり方では貴方の気持ちは相手には伝わりませんよ。
『死』というツールを使えば、相手の心に『爪跡』を残すことはできるでしょう。
けれども、『嫌な人』『変な人』『卑怯な人』と思われるだけです。
そして、一度『嫌な人』『変な人』『卑怯な人』と思われてしまったら、異性として意識をしてもらえないどころか、警戒されてしまうので、意中の女性と仲良くなるのは難しくなってしまいます。
それに、仮に良い意味で相手の印象に残ったとしても(そんなことはないだろうけれど…)、死んだことにしてしまったら意味が無いですよね。
『え〜、仲良くなりたかったのに、もう会えないんだ…』
と、女性が悲しがっていたという噂を耳にしたとしても、『実は生きてますよ』なんて、のこのこ出て行けないじゃないですか。
仮に出て行ったとしても、きっと手放しでは喜ばれません。
だって、一度『死んだ』と騙して傷つけていますからね。
きっと、それはそれで微妙な空気が流れるのが、簡単に想像できてしまいます。
まあ、こういった謎な行動を取ってしまうことにも理由があるのですが、ちょっと長くなるのて次回に持ち越そうと思います。
今回の教訓は、『人に嘘をついて印象に残ろうとしても好かれない』ということですね。
相手が男性女性に変わらず、仲良くなりたい人には嘘のない素直な気持ちで接しないと、後が辛くなりますよ。
ちなみに、『死んだ』というメールを送ってきたこの男性は、会わない1年の間に自分が『死んだ』という設定にしていたことを忘れてしまったようでした。
そこまで仲良くなりたいと思ってもらえるのはありがたいですが、その方法を間違ってしまっていますね。
人と仲良くなりたいのにその方法が分からないというなら、是非ご相談くださいね。
仲良くしたい人と仲良くできるように、私がみっちり鍛えますから!
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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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