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【婚活恋愛失敗談】女性から『話しかけられたい』草食男子

『男性だって女性に甘えたいし頼りたいよね!』

甘えたがり男子専門コーチ/恋活婚活アドバイザー/レンタル彼女PREMIUM店長&指導教員/小説家の中村千花(@chika_rkt)です。

『デートは男性がリードしましょう』
『さりげないリードができるとモテますよ』
『リードできる男になろう』

『デートの手引き』『恋愛マニュアル』みたいなものを読むと、当たり前のように男性がリードするという内容で書かれています。

暗に、それができなければ『男としてダメ』と言われているようでもあり、世の『草食男子』の方々には辛いものがあるんじゃないでしょうか。

『男性は謹んで女性のリードをお受けましょう』なんて時代になればいいのですが、まだまだ先のようですね。

でも、『リード』と言われても、実際常にリードのできる男性って身近にそんなにいるもんですか?

父や兄などを始めとする身近な人物を見ても、そうとは思えません。

でも、リードができないからといって『人間性に問題がある』なんて感じたことはないし、特に支障もないので、男性に属する全員が女性のことをリードできなくてもいいと思うんです。

むしろ、こんなにたくさんの男性がいて、その全てに『リードしなさい』というのはおかしな話ですよね。

そこで思い出すのが、以前レンタル彼女でお会いしたお客様です。

日頃気になっている女性から『親しく接して欲しい』『話しかけてきて欲しい』と渇望している男性がいました。

お客様は30代後半。

おとなしい性格のせいで、自分から積極的に話しかけることができないので、女性の方から話しかけてきて欲しいのだけれど、そうしてもらうにはどうしたらいいかという相談を受けました。

ちなみに、そのお相手の女性は20代です。

どうしたらいいかって言われても……ねぇ。

相談って、『彼女から話しかけてくれる秘技を伝授』とか『この飴を食べさせたら彼女の方から話しかけてくれる』とかしてあげるもんじゃないですからね。

いや、できるならしてあげたいですよ!

でも、私にそれができたら、実写版ドラえもんに立候補しています。

そんなのあるか分からないけど。

もちろんそれは不可能なので、必要なのであれば自分で手に入れるしかないんです。

この男性には、まず『自分は安全な場所にいながら、女性の方から歩み寄って欲しいと言っているようなもんだ』ということをお話しました。

女性からしてみたら、自分より年上の大人が、遠くから消極的に秋波を送っては『優しくしてほしい』と思っているなんて、ちょっとした恐怖です。

一歩間違えたら、おまわりさん呼ばれちゃいますからね。

好きな人に好かれたい気持ちは分かりますが、好かれたいのであれば、相手の目から見て自分はどんな人間に写っているのかを、俯瞰して見てみましょう。

だいたいにおいて、人が積極的になるのって、『自分が興味を持ったもの』や『自分にメリットがあること』に対してだけです。

そうだとしたら、相手に積極的になって欲しいなら、最低限相手に好かれる努力をしないといけないんですね。

もの欲しげな顔をして待っているのではなく、女性が親しくしたいと思えるような何かを、ちゃんと提示できていたでしょうか。

・やさしさ
・真面目さ
・包容力
・知性
・誠実さ
・自立心
・向上心
・気配り
・話上手
・聞き上手

……ちょっと考えただけで、いっぱいありますね。

これらをアピールすることができて、女性の方が興味を持ってくれたり好きになってくれたのなら、女性の方から話しかけてくれる可能性はあります

男性の方からアプローチをして欲しいと思う女性が一般的で大半でしょうが、女性の中には女性の方から積極的に仲良くなったりデートに誘いたいと思っている人もいるんです。

それに、最近では『彼にさりげなくアプローチ』とか『好きな人を振り向かせる』とか、女性も積極的に行動しようという指南書をよく目にします。

女性に『積極的になれ』と推奨するなら、男性に『受け身でもいい』と推奨してもいいと思うんですよね。

なぜなら、磁石に+と-があるように、女性が積極的だったら、男性は消極的な方が相性はいいのです。

どうやら『世の女性は総じて受け身』と思われているようで、それなら男性は積極的に見えた方がマッチングするんじゃないかという考えの元に、恋活・婚活用の男性のプロフィールが作られます。

だから、本来は消極的な男性を『頼もしい』『人望がある』『責任感が強い』『考えて行動できる』『気持ちが強い』と盛ったり装ったりするんですが、そんなの会えば本当はどういう人なのかなんて一発で分かりますよ。

こちらのnoteにも書いてあるので、ご覧ください。

女性もそんなに馬鹿ではないですから、プロフィールの印象とは違う人には違和感を感じてしまうのです。

それなので、揃いも揃って『リードができる』とするよりは、内気で消極的な男性の場合は『優しさ』『慎重さ』『繊細さ』『穏やかさ』などを押し出していった方が、そういう男性の方が好きという女性にはアピールできます。

そもそも結婚生活において『家計』『家事』『育児』『教育』は女性がやるという意識の強い日本では、女性が『こう』と決めて、男性はサポートしながらついて行く方がうまくいくのです。

『草食男子』という言葉が誕生してもう10年以上になるので、男性の方がコミユニケーションが苦手なことも傷つきやすいことも、空気を読んで行動することは不得手なことも、思い切りがないことも、そろそろ理解されてきたのではないでしょうか。

それなので、あなたがもし『草食男子』であるなら、無理にリードができる男にならずに、その特性を活かして女性のサポートに回りましょう。

もし現在、恋活・婚活のプロフィールに『リードできる』と思わせるような書き方をされているなら、本当に女性をリードできるのか、リードしたいのかを見直してみてください。

自分で見直すのは難しいようであれば、相談に乗りますし、新たなプロフィールを作りたかったら、あなたのいい所を引き立てるようなプロフィールを考えることも可能です。

その時はお声がけくださいね。

一日も早く行動に移さないと、あなたの気に入っている女性には『いい人』ができてしまうかもしれませんよ。

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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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