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【第3回】乃木坂46のオールナイトニッポン 久保史緒里 秋元康

2022-03-02

新曲の「Actually」が46時間tvで披露されてから、新センターの中西アルノちゃんについて世の中が騒ぎ始めたり、『乃木坂らしさとは』と、原点回帰をするファンたちが、SNS上で各々の考えをぶつけ合う。

そんな中、3月2日秋元康先生が、『こんなに美しい月の夜を君は知らない』という自選歌詞集を出すことになり、そのプロモーションとして、久保史緒里のオールナイトニッポンにも来てくださいました。

二人は何を話すのか。   そして僕たちは何を感じるのだろうか。

秋元康先生のワールドに少し足を踏み入れさせてもらう、そんな2時間。

① 久保史緒里 と 秋元康 〜奇跡の再会〜

久保ちゃんと秋元先生が直接会うのは、オーディション以来であり、本人も秋元先生に覚えてもらっているのか、かすかな希望を持って、普段交わらない二人が対面する。 

秋元先生が久保ちゃんになぜ乃木坂のオーディションを受けようと思ったのかを聞く

久保 元々、乃木坂のファンでメンバー側になってみたかったという憧れからでした。同期の子達、3期生はそういう子が多かったです。大園桃子ちゃんみたいな、何も知らない子もいましたけど。
先生 そうだよね。そんな子が今ではオールナイトニッポンをしているんだから不思議よね〜

時の流れ と つながり があり得ない今を生むんですね。 乃木坂からラジオやって、そのうちドラマ、映画やらどんどん広がっていく。縁のつながり。

久保ちゃんは、前の舞台が『縁』がテーマだったこともあり一つ一つの出会いを大切にしたいと言う。

先生 すごい真面目なんだね笑

久保ちゃんはそう言われるが、それが久保ちゃんの良さであり、短時間でその真面目さが相手に伝わるのだから、多くの人に愛される理由がわかる。

さて、先生が久保ちゃんを認知しているのかについて・・

久保 ちなみにあの笑 うぅあの 私のこと知ってましたか?
先生 そりゃ知ってるよ笑オーディションで会ったんだから笑 でも乃木坂のメンバーと会うことはあんまないよね。        

嬉しそうな久保ちゃんでした。

②  秋元先生と乃木坂の距離間〜ファンと登りつめた坂道

距離間、気になるところでしょう。 納得のいく選抜、納得のいかない選抜。全て、秋元先生の評価になってしまう。仕方ないよね。 実際、メンバーをどれくらい知っているのか。どう評価しているのか。 実はこんなことを言っています、

昔は乃木坂もしっかりチェックしてたんだけどね。

おそらく生駒里奈、白石麻衣、そして7枚目、当時加入してすぐ抜擢された堀未央奈がセンターをしたと所までだろう。ここから少し選抜の選び方が変わる。

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先生 でも、ファンの皆さんに教えてもらうことが多いよね。西野七瀬とか三列目のメンバーだった、ましてや齋藤飛鳥は選抜にも入れてなっかったんだよね。だいたいマネージャとかファンの人から『齋藤飛鳥っていう人がいてーすごく良いから』と推薦されるんだ
先生 西野七瀬なんて、当時、握手会が抽選だったんだけど、人気メンバーは多くても10万の応募が集まる中。『64万の応募を集めた女の子が突然現れたんですよ』と菊池だか今野が言って、誰、誰とか言って聞いたら。それが西野七瀬だった。それはファンの人が見つけるんです。いろんな人が見つけてくれてそれが広がるんですよ。

新内のオールナイトニッポンの話も同様で、次は誰ってなった頃に、やはり周りの人が久保じゃないですかねと声を上げたらしい。先生はちゃんとファンの声を聞いている。先生は続けて言う。

私がよくメンバーに言うのは、恵まれていない、選抜に入れない、センターになれないと自信を無くす人いるけど、スタッフやファンは必ずみてるから、一生懸命ひとつひとつやっていることが段々評価されるんだよ。

久保も同様だと先生は言う。たまにラジオに出た時とか、テレビに出た時喋った言葉なのか乃木坂工事中でのキャラクターなのかが周りに評価されて推薦を集めたから、ここにいるんだと。

この一連の話から、スタッフ、マネージャー、メンバーなどを含めた乃木坂46とそのファンみんなで共に坂を登ってきたと強く感じた。

③特有なオーディションの指標〜泥沼からの原石探し

本題に入る前に、皆さん。小さい当たりが保証されている箱中に何が入っているかわからない箱どちらを選びますか。中身がわからない箱は、開けてみると、ハズレかもしれないし、特大の当たりかもしれない。

そんなことを考えながらみてほしい。

久保ちゃんは、先生にオーディションのことを聞いた。どう言うところを見ているのか。

先生 色々なオーディションの形があって、点数をつけるところがよくあるんだけど、ルックス、雰囲気だとか、キャラクター、スタイル、歌唱力。でも僕は、10人の審査員がいたら、一番ピンきた人を選んでその中から1人ずつそれぞれ選ぶという形をとる。点数にすると平均化してしまうから。

確かに点数を指標にすると、一人一人個性がなんなのか分かりづらくなって、面白くないのかも。素晴らしい能力を持った人が集まるのは確かにそうなんだけど。みんなどこにあるのかわからないメンバーそれぞれの個性を探したいんだろう。探究心?違うか

先生 自分の魅力に気づかない方がいい。

オーディションを受ける人へのアドバイスでこの言葉を言った。その意味を次のように述べた。

例えば、歌が上手い人だったら、歌をアピールするし、スタイルに自信がある人だったら、スタイルを強調した服装で来るんだけど。そのアピールをすればするほど。こっち側もそこが魅力なんだと決めつけてしまう。ダイヤモンドの原石があると、その部分だけが磨かれてて、こういうダイヤモンドなんだと決めつけてしまう。泥だらけだとどこが原石だかわからないから、一生懸命、この子はこうしたら面白いんじゃないかと考えさせる。
だから、スタイルを強調した人が来るよりも、ギリギリに学校の制服ですごい汗をかいて髪もボサボサで明らかに焦ってきた子のほーが、ヘアメイクをちゃんとしたら面白い子になるだろうな、色々考えさせてくれる。3期生の時だったよね、ずーと何聞いても泣いてた子がいたんだよね。スタッフはみんな無理でしょうと答えたけど、僕はあんな子今まで見たことなかったしあの子を選んだ。

これは卒業された、3期生センター大園桃子のことである。別のラジオで秋元先生は桃子について

別室で行われた選考会でなんと、その泣き出して何も答えられなかったコが圧倒的な支持を受けていた。審査員全員の票を集め、トップ当選だった。もちろん僕も彼女がいいと思っていた。もし、誰からも推す声があがらなかったら、僕はみんなを説得しようと思っていたのだが、他の審査員、誰もが彼女に魅了されていた。不思議な世界である。ルックスが良かったり、歌が上手かったり、ハキハキとインタビューに答えたりするだけじゃダメなんだ。プラスアルファの魅力。、理屈ではなく引き寄せられるもの。オーラ?スター性?運?僕はその何かを持った彼女を乃木坂3期性のセンターに迎えた。

人間、最初から知っている内容がわかる映画は見ないだろうし、福袋を開封するときは、ワクワクすると思う。ギャンブル精神までとは言わないけど、多少プロデュースする方はあると思う。たとえは正当ではないかもやけど。

審査員のファーストインプレッションを大事にする形。攻めた審査かもしれないけど、大園桃子のようなアイドルが誕生するときなんかの世界が色をかえる。みんな、それを目にしたいのかもしれない。

④200を超える曲の作詞の秘密〜日常で起きる全てのことに関心を向けろ 

秋元先生は乃木坂を含むいろいろなところで名曲を生んできた、どの歌詞も注目すると素敵なもの。ポッピパッパパー以外。

齋藤飛鳥はその言葉一つ一つを雨と表現し、体に染み込むというほどである。久保ちゃんは先生が出した詞集を読んだ。

久保 詞集のラインナップに感動して、特に風船は生きているがすごいすきです。焦点を当てるところそこなんだと驚いた曲。

【風船は生きている】

先生 作詞の人はボキャブラリーがあって表現を素敵な方がいっぱいいる。放送作家出身なので、何を書くかの方がかんがえます。何をみて、何を被写体にするのかをだいじにします。今は3回目のラジオをドキドキしながらしてる久保史緒里も面白いんだけど、僕はさっき差し入れであげたケーキが開けたまま放置されてるケーキが気になる。面白い。

そこに目をつけるんだ と思わせる秋元康先生がこのケーキを使っていつも歌詞を書くとき何を考えるのか、その頭の内を少しだけ見せてくれた。

先生 ケーキが主人公なのかその彼氏なのか彼女なのか分からないけどケーキを買ってくる時に、おおきい箱だったので、ケーキの中身が崩れてないかすごい気になるという歌ができる。ケーキが崩れちゃうことを自分たちの微妙な関係にかさねて、私たちも片方に寄りすぎて、やりたいことができなくなっちゃってるね。とか、あなたには夢があるのに私に寄りかかってて、あなたの夢の邪魔になってるのかなとか。じゃあ大きすぎる箱にケーキ2個は崩れちゃうよね。だから3個入れればいいのか。でも二人で3個は食べきれないよね。大きすぎる夢をみると食べきれないし。すくないと揺れちゃって崩れるよねという歌をつくることができる。

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ケーキを買い、持ち運ぶときに起きる現象を、人間関係、恋人関係の複雑さと重ね合わせて、歌詞を書いていく。自分この説明聞いているときは、ずっと鳥肌立ってました。なんやろか、予言が的中した時ぐらいいい意味でびびってました。

先生 目とか意識が面白い瞬間をシャッターしてる。何をみるかなんだよね。でも、みんなと同じことは見ない。例えばボトルを飲んで、ゴミ箱に入れたら、突然ボトルがひとりでにパコんって音がする時、それが寂しくなるとか

何を見てたかその時の記憶を大切にしてほしいと言うことらしい。

自分がいつも、彼の部屋に来てコンセントを指して充電していて。私のコンセントの穴だったのに、久しぶりに彼の部屋に行くと、コンセントが全て埋まってる寂しさとか、を歌にしたり。

久保はこれを聞いて鼓動を鳴らす笑 

色々なおじさんから自分は、経験話を聞いて、驚いたが、同じ感情をここでも持った。人の話を聞くのは面白い。

先生 何をみるかを大切にしてほしい。乃木坂のファンで生駒センター白石センターのライブを見たとか、もっと言えば橋本奈々未の時見たって言うのを目撃することなんですよね。人間何を目撃するかが大事なんですね。

何をみるかが大事と何度も言う先生。大事なことは何度も言われると昔習いました。

ここで久保ちゃんは楽天の試合の場内アナウンスをした美声できっかけを朗読します

泰先生はそれを子守唄とし寝ます。

⑤異彩を放つ【シンクロニシティ】

〜言葉を交わしていなくても心が勝手に共鳴するんだ

乃木坂としても先生にとっても金字塔を打ち立てた言えるほどの傑作。

【シンクロニシティ】

言い換えると 共鳴

秋元先生が一番好きだという。この曲ができるまでを解説?してくださいました。

自分、登下校時にこれを聞いてよく涙ぐんでましたけど、正直あまり歌詞の意味がわからないなって思っていました。

でも、この歌詞 ぶっ飛んでました(いい意味で)此処でも鳥肌が止まらない。

普通は自分の経験なんかを歌詞に書いて、読み手がその歌詞に共感する。

しかし、秋元先生は、シンクロニシティという存在を空想上で生んでこの歌詞を書いた。でも読み手は、あり得ない話だ。シンクロニシティなんて、とも言えない。此処がすごい。

神様が存在するか際どいぐらいのとこをつく歌詞だった。

共感するとかしないとかの次元ではなかった。

そうかもしれない。そうであって欲しい。と読み手が思う曲。

なんでこの曲ができたのか

先生 歩いてたり、信号で止まったりした時に、泣いてる人がいて。あの人なんで泣いてるんだろあと思った時に。実は自分ももしかしたら意味なく泣いてる時があるんじゃないかと考えて。悲しくないになんで泣いてるんだろう。きっとそれはシンクロニシティで人間は繋がってて、誰かの代わりに泣いてあげてるんじゃないか。誰かのために泣いてるんだろう。で自分が悲しいのに涙が出ない時は、誰かが代わりに泣いてくれてるんだろうという想像が面白かったので。

先生 本屋で女の子がボロボロ泣いてて。明らかにその本で泣いてるんじゃない。きっと嫌なことがあったんだろうけど。本屋をなく場所に選んだセンスが素敵だなって思った記憶かシンクロニシティという曲をつくったのかもしれないね。

凄い。震えました。これ踏まえてシンクロニシティを聞いてみてください。気づいたらあなたも涙を流しているかもしれません。

新曲については聞けなかったけど素晴らしい話を聞けた。ありがとうございました。

んでポッピパッパパーて結局なんなん。南野2ゴールなんなん。おめでとう

じゃ。

お疲れんたん。


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