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【福岡GP】GP使用デッキ選択とデッキ調整録

 初めまして、Renkaです。
 こちらの記事では自分がどのようにして福岡GPまでにコントロールナイトメアを持っていくことを決めたのか、いわゆるGPの事前準備の記事になります。
 本記事ではコントロールナイトメアのデッキ解説は行いません。
 デッキ解説記事はまた別であげます。

元々使用予定のロイヤルを諦めた

 福岡GP当選直後の時期ですが、最初はロイヤルを使用する予定でした。なぜロイヤルを使うことやめたのかというと、非常に消極的な理由です。

ロイヤルというデッキが難しく、自分が使っても思ったほど勝てなかった

 単純ですがこれに尽きます。
 練習段階でロイヤルを使っているときですが、ドラゴンに思ったほど高い勝率が出せず、アグロナイトメアにはボコボコに負け、ビショップにもそこまで大きく勝ち越せるわけでもなく……。
 「ああ、俺って下手なんだな。プレイで勝てるとか思いあがらない方がいいな」と思いました。正直、ちょっと落ち込みました。
 とはいえ下手なら下手なりにそれを受け入れて進むしかありません。

 プレイで思ったほど勝てないなら、どうやって勝ちを目指すのか。
 環境読みと使用デッキで差をつけようと思いました。

 ドラゴンを使わない理由ですか?
 正直ドラゴンというデッキを深く追求していなかったのですが、託宣外した時に悲しい気持ちになるのが嫌だったからです。
 アグロナイトメアを使わない理由は、全員何かしら対策をしてきていたり、ある程度はそれに勝てるデッキを使うと思ったからです。

 会場の7割ぐらいのデッキに対して相性のいいデッキを持っていけば、ある程度いい線は到達できると思う。という自分の意志に従って福岡GP当日の環境を予想することにしました。
 それと同時並行で、その環境で勝てるデッキを作成して、作成したデッキを練習するということも行わなければいけませんでした。

環境予想

 横浜GP以降の環境を改めて調べて情報を追うようにしました。
 結果報告のツイートやURLを見たり、動画を探したりしました。
 その結果として明らかに入賞数が多いデッキが2つありました。

 ドラゴン・アグロナイトメアの2つです。

 明らかに他のクラスよりも突出して多くの入賞報告があり、福岡GPではこれらのデッキが環境の中心になると考えました。
 何よりこれらのデッキは自分も練習段階で使用しましたが、誰でも簡単に、ある程度の出力が出せるデッキ。という印象でした。
 ドラゴンは託宣・神龍・フォルテ・竜巫女の儀式あたりを引けば割と簡単に強いデッキでした。プレイやマリガンも 「託宣を全力! 後は強いカードを投げる!」 でだいぶ許される(勝ててしまう)印象でした。
 アグロナイトメアもとりあえず1234とPPに従って一番強そうなカードを使っているだけで、火力が高すぎてある程度勝ててしまう。という印象でした。
 この2つのデッキがある程度簡単に勝てるデッキとして存在している以上、多くのプレイヤーが持ち込むデッキとして有力な候補だと思いました。
 なのでとりあえずは「福岡GPは参加者の約6割がドラゴンとナイトメアを使う」と予想して、それらに有利がつくデッキを考えることにしました。

 なお環境予想に関しては福岡GPの直前の1~2週に開催されたCS結果等のほぼすべてに目を通し、この予想があっているかどうかを見ていました。ある程度どのCSでも使用率が公開されていて、実際に5割~6割付近を推移していたのを覚えています。

デッキ作成

 結局ここが難航しました。まあちょっと考えてみてください。
 ドラゴンはスタートが遅く、後半に強いデッキ
 ナイトメアはスタートが早く、前半にめちゃくちゃ強いデッキ

 こんな水と油レベルで真逆なデッキに同時に有利を付けられるデッキなんて存在するか? と思いました。
 なのでとりあえず、横浜GPでの使用率最多。その後の個人戦のCSでも使用率最多のドラゴンを優先しようと思いました。

 今度はそれはそれで難航するんですよね。
 結局後半戦でドラゴンに勝てるデッキが環境に存在していないから、後半戦のデッキを使うならドラゴンがベスト。という状態になっていました。
 つまりこれから俺が作るデッキは「毎試合2ターン目に託宣を使うドラゴンに安定して勝てるデッキ」を作らなければならないと思いました。

 この2ターン目に託宣を使われるかどうかでドラゴンに対しての有利不利が切り替わってしまうようなら、それはドラゴンに有利なデッキとは言い難いと思いました。
 なので練習の段階でドラゴンと対戦させる際は「初手4枚に竜の託宣を加えた上で、残り3枚をマリガンしてよい」というドラゴン使いなら誰もがやりたいマリガンをしていました。その結果、当然ドラゴンが暴れまくっていました。

 ここでふと、環境当初にコントロールナイトメアを使用していた友人との対戦を思い出しました。当時の俺が使用していたデッキはディスカードドラゴンで、現在のハイブリッドよりもランプ要素が少ない型でした。
 この対戦の段階からコントロールナイトメアがドラゴンに勝ち越している状態でした。
 それを思い出したので、自分でもコントロールナイトメアを作成して実際に回してみよう。と思い、デッキ作成に着手しました。これがちょうど福岡GPの8日前ぐらいの出来事です。

コントロールナイトメア調整録①

 ここからコントロールナイトメアを調整し始めたのですが、最初に作った形は福岡GPで使用したリストとは大きく異なる形でした。
 ちょっと記録が無くて忘れてしまったのですが、現在の構築にはない「消えぬ怨恨」が入っていたり、「ケルベロス」や「ユニコ」、「アークエンジェル・レイナ」などが入っていないデッキで、もっとハンデスギミックのカードが多かった覚えがあります。オリヴィエ3、アザゼル3でした。

 実際この構築の段階からドラゴンに対してしっかりと有利な状態でした。
 ただそれと同時に、ハンデス特有のトップ解決に弱いという弱点が残っていると感じていました。
 さらに、「ドラゴン“だけに”勝てるデッキ」ではGPを勝ち上がれないので、ドラゴン以外の対面の練習も行いました。

 当時の使っていたコントロールナイトメアの体感的な相性はこんな感じ
ドラゴン:有利
アグロナイトメア:案外行けるけど不利~微不利
ロイヤル:不利
秘術ウィッチ:無理
ビショップ:五分~微不利

 全然だめですね。当日ドラゴン6連戦以上であればプレーオフ進出、それ以外は予選落ちですね。
 正直ハンデスギミックがあるしアザゼルのライフ10にもできるからビショップぐらいは不利じゃないでしょ~。とか思ってました。なめてました。

 当時ビショップ対面で有利がつかなかった理由
・盤面に10点置いてターンを返し続けるのは無理がある。
・ライフ10にしてから2ターンで詰め切る ⇒ 10PPで無理やりイージス置いて盤面を取られて、そのイージスに殴り切られる。
(残り3~4点が安定して削り切れない)
・ビショップのリソース回収能力が高く、ハンデスで落としきれない時がある

 逆にアグロナイトメアに対してはオリヴィエを連打できると3回復とハンデスで相手のリソースが切れて詰め切れないという展開がそこそこありました。
 ありましたが、そもそもオリヴィエを立てるところまでいけない試合が多数。立てても返しで即死する試合もある。思った以上に頑張れるけど、頑張れるだけで勝ててはいない状態でした。

 ロイヤルと秘術ウィッチはほとんど敗因が似ています。
・リーダーの体力がもたない。
・バーンや疾走札で死んでしまう。
 という状態でした。
 なおこのロイヤルと秘術ウィッチに関しては母数がそこまで多くないと予想していたので、あまり重視はしていなかったものの、それでもちょっと負けすぎでした。
 横展開に対しての処理札である「ジャンヌ」や「テミス」、「ドラゴンウォーリア」や「ファフニール」などのカードがナイトメアにはないので、どうしたって有利にはならないものの、勝率ほぼ皆無はさすがにヤバイ。

コントロールナイトメア調整録②

 というわけでコントロールナイトメア第2弾を作ることになります。
 今度はアグロナイトメアやロイヤルなどの速い展開のデッキに対してのカードを増やしました。

こちらは当時の構築が残っていました

 ユニコ、ケルベロス、アルカードの採用、エンジェルスナイプを3枚に追加、その結果進化枠が厳しくなったのでレイナの採用。
 ほとんど現在の形に近い構築になりました。
 現在の構築からバハムート、エクスキューション、ファントムハウルを減らした形ですね。

 ユニコの存在が結構大きく、回復できるフォロワーという事で今まで届かなかったあと1ターンなどを貰えるようになりました。
 またエンジェルスナイプを3枚採用しているので序盤からある程度引けるようになり、序盤の耐久性が大幅に上がりました。
 その結果アグロナイトメアやロイヤル、秘術といった対面への耐久力は目に見えて変わりました。(別にそれでも有利にはなってない)
 これで問題解決だぜ!って思ったんですよ。

 が。ダメでした。

 なんと有利としていたドラゴンに対して、致命的な負け筋が発生します。
 そう、エクスキューションを抜いたことで今まで破壊できていた竜巫女の儀式を思うように破壊できず、2枚目を設置されてズルズルと負ける展開がそこそこ発生するようなりました。
 ロイヤルもレオニダスの遺志が破壊できなくてとんでもないムーブをされて負けることもありました。ターンを貰えても勝てないなら本末転倒です。

 また、エンジェルスナイプが意外と曲者で、2枚目3枚目と引いた時があんまり強くない上に、いたずらに手札を使うことになるので、リソースが枯渇するようになってしまいました。
 これが原因でドラゴンやビショップに負ける試合が発生しました。

 当時の使っていたコントロールナイトメアの体感的な相性はこんな感じ
ランプドラゴン:有利
ディスカード・ハイブリッド:微有利
アグロナイトメア:五分
ロイヤル:不利
秘術ウィッチ:不利
ビショップ:微有利~有利

コントロールナイトメア調整録③

 ディスカードギミックに負けるようになってしまったコントロールナイトメア。現在はハイブリッド型が主流だからディスカードギミックはほとんどのドラゴンに採用されているといっても過言ではない。
 そのドラゴンというデッキに1ゲームプランに負けてしまうのは問題だと思いました。

 ここでエクスキューションの再投入とバハムートの採用が始まります。

福岡GPのリストが完成した。約3日前

 基本的に竜巫女の儀式は1枚ずつ割りたいけど、緊急時にまとめて2枚以上割りながら盤面全部も破壊できるリセット装置のバハムート採用。
 ロイヤル相手もバハムートまでゲームが伸びてくれたらレオニダスも遺志ごとぶっ飛ぶ。
 また、エンジェルスナイプが抜けて細かいフォロワーの打ち漏らしが発生するようになったため、細かい取り合いを素早く行えるファントムハウルを採用。最終的にこれでリーサルを取った試合もあった。

 当時の使っていたコントロールナイトメアの体感的な相性はこんな感じ
ドラゴン:有利
アグロナイトメア:五分
ロイヤル:不利
秘術ウィッチ:不利
ビショップ:微有利~有利
 結局アグロナイトメアに最後まで自信をもって有利よりと言い切れなかったので、会場の7割に有利とは一体……? と思いましたが、それでも母数が多いところに有利、少ないところが不利という状態には持っていけたかなと思います。

 細かいデッキ解説は別の記事であげるのでこちらでは行いませんが、泣く泣くベルエンジェルを不採用にしました。これで速いデッキへの耐性は落ちてしまうが、それよりも本筋のドラゴンに安定して勝てないのはもっと問題だ。
 なお福岡GP当日はベルエンジェルの進化があれば勝てたという試合は一度も発生しませんでした。バハムートがあったから勝てたという試合は2回ぐらいありました。バハムート大成功です。

GPに向けての準備

 デッキができたのでGP当日のルールの確認を行いました。

 大きな点は
・メモ帳の使用可 + メモには対戦に関わることなら何を書いてもいい
・プレーオフの際の時間切れの勝敗決定
 この二つだ。

 これにより狂気の処刑人で手札を見た時に全ての手札をメモすることで、相手の手札の公開と非公開の全てが把握できます。
 それによって、どれをケアしてプレイするかの選択で思考時間を大幅にカットできる(当たり前)ので、スムーズにプレイを進めることが出来ました。
 メモに書くのって時間が取られるのでは? と思いますが、相手の手札を見て捨てるのを考えている間にメモを取ることと、自分がわかる略称を使えばいいので、時間にして1分に満たない事が多いです。

当日実際に書いたメモ

 左側の公開カードは使ったら線を引いて消していく。非公開のカードを使っていった場合は不明な手札の正の字を書いたり消したりして、適宜更新をしていきました。
 当日ジャッジが真横に居ても同じようにメモを取っていたのですが特に何の指摘もありませんでした。不正行為などではないので当たり前ですが、きちんとルール上許されている仕様になります。

 2点目のプレーオフの際の時間切れの勝敗決定はその瞬間の体力が多いプレイヤーの勝利と決められています。本当にどうしようもないときで時間切れが近い場合はこのルールを使おうと意識していました。
 もっとも、基本的に早めのプレイを常に心がけて居たので予選でもプレーオフでも1度も時間切れを起こして居ません。
 一応プレイ時間は両者の共有財産なので、本来は平等な時間の範囲でゲームを終えられるのが理想です。シャドウバースエボルヴでは25分なので、一人当たりの持ち時間は12分30秒ですね。
 その範囲内であればある程度自由に時間を使うのは問題有りませんが、それを超えるような時間の使用することは、言ってしまえば他人の持ち時間を奪う行為なので過度な遅延といっても差し支えないかなと思います。
 とは言えプレーオフでは対面のプレイヤーが思考時間を多く取りゆっくりプレイするようであればこちらも同じぐらいの時間を使い、ゲーム全体でのターン数を減少させながら、こちらだけ一方的にアザゼルからの実質EXWINを狙うことも視野には入れてました。
 時間切れの際にこちらは強制的に10点以下に出来る手段があるので、それを警戒するのであれば思考時間を短くして、ゲームを終了させることも勝利するための一環で必要なことと言えます。
 (こちらから過度な遅延行為はしません。)

 時間切れで体力差で決着なんて煮え切らないし、何より後味が悪い決着になると決まっているので、使わずに勝てるに越したことは無いと思います。
 しかし大会であれば「この時間切れで無理やりワンチャンが作れる」というのもこのデッキ選択のメリットだと思うことにしました。

環境予想と答え合わせ

 公式から当日の使用クラスの割合が出されました。
1:ドラゴン34%
➡️個人的な想定より少し少ない。40%付近まで行くと思ってました
2:ナイトメア25%
➡️予想以上に増えてました。とはいえ1と2合計で59%なのほぼ想定通りでした。
3:ロイヤル13%
➡️意外と多かったんだな……
4:ビショップ11%
➡️横浜GPより減ってる……
5:ウィッチ9%
➡️少なくて嬉しい
6:エルフ8%
➡️やっぱり少なかったけど個人的にはこれでも多い方だと思いました。

 ロイヤルが予想より多い点以外は大方予想通りの環境でした。
 アグロナイトメアに関しては相手が少しでも事故ってくれると勝ちが見えるので当日当たったらお祈りでした。

最後に

 シャドウバースエボルヴではこれからも各地方のGP、100人を超える規模のCSなど、大型の大会がたくさん控えているので、今後の調整などの際に有意義な情報になればと思います。
 なおこれらの記事に記載されている内容は、全て1プレイヤーの考えでしかないので、ある意味個人の主観100%の記事になります。ご了承ください。
 拙い文章ながら、最後まで見ていただきまして、ありがとうございました。

オマケ:当日の感想

 本編と一切何も関係ないお遊びコーナーです。
 興味がありましたら、対面のリーダーやゲーム展開にに一喜一憂するオタクの様子を心の声とともにご覧ください。

1回戦
対面「クラス、ウィッチです!!」
ぼく「うわあああああああああああああああああ!!!!終わったああああああああああああ!!!!!」「お願い秘術じゃないでくれ~」
対面「2PP、クラフウォーロック出します」
ぼく「やっぱ秘術だよなあ……頼む頼む頼む頼む頼む 生還してくれ~!!」

9ターン目ぐらい
ぼく「ハンデスしきった……ライフはまだ残ってる……あとはトップの札に対応できればいけるぞ……」
対面「ドロー、エラスムスで(スタック4)」
ぼく「ぐえ」
対面「ドロー、ゴーレムプロテクションで」
ぼく「待て待て待て待てトップに殺される!」

2回戦
対面「ロイヤルでーす」
ぼく「おいいいいいいいいいいいいいいいい!!2連続不利対面かよ!!分布はどうなってんだよ分布は!!お前ら散々disられてたロイヤルを使ってんじゃねぇか!(以下略)」

3回戦
対面「ナイトメアです」
ぼく「アグロ想定でマリガンしよ。あとは相手の札が速すぎませんように……」
対面「1、2、ハウル、悪戯進化、ハウルコンバージョン、デモストアザッシタ」
ぼく「あっこれ、バーン抜きアグロナイトメアの記事で見たグラフの一番早いやつ~~むり~~」

4回戦
対面「ナイトメアです」
ぼく「……ドラゴンどこ? 隣ドラミラーじゃん……替わって!!」
ぼく「リーダーカード、光ってる百合おじ(ユリアス)じゃん……絶対ユリアス好きじゃん」

5回戦
対面「リーダー、ドラゴンです」
ぼく「キタキタキタキタキタキタキタ!!!!」
  「勝った!!第5戦完!!!」
対面「託宣アイラ、龍巫女、笛、龍巫女」
ぼく「やばやばやばやばやば!!!エクスキューションどこ行った!?バーンで負ける!!死ぬ!!」
  「ユニコがぼくを救ってくれた……ありがとう2回復、ありがとうバーン吸ってくれて……」

6回戦
対面「ドラゴンです。」
ぼく「そうだよな! さすがにそろそろ2連戦ぐらい踏むよな!!」

7回戦前
ぼく「ここまで5勝1敗。5勝2敗は一応上がれるライン……。そうだ、オポ見るか……俺の数字弱いな。これ5-2だとたぶん落ちるから絶対勝たねえとダメだな」
ぼく「強運なんかじゃ…なくていいっ…! 奇跡もいらないっ…! 平運っ…! 起こってくれよっ…! オレにごく普通の現象…確率…!」
(要約:対面ドラゴン引け!!)
 悲報!! 対面、ロイヤル!!
 Renka! 圧倒的窮地!!
ぼく「ど゛う゛し゛て゛な゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛!゛!゛ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」

プレーオフ
1回戦
対面「ビショップです」
ぼく「よしよしよしよしよしよし。有利対面だ…!」
ぼく「手札交換します。…………!!!」
  「ケルベロスと狂気の処刑人! ダブルリーチ!!」
  「ドロー! アザゼル!! ツモ!!」

2回戦
対面「ドラゴンです」
ぼく「このプレーオフは神がかってる! 時代が来た!!」

3回戦
ジャッジ「プレーオフ決勝の前にデッキチェックを行いますので、メインデッキとエボルヴデッキを入れて、デッキケースごとご提出ください」
ぼく「やることねえ……」
  「ん? 次の対面の人と何か話してる?」
ジャッジ「デッキチェックの結果、登録リストと使用リストが違うので失格になりました。それにより決勝トーナメント進出が決まったのでこちらをご記載ください」(ベスト8で掲載するインタビュー用紙)
ぼく「…………よかった、のか?」
  「ヘッドジャッジが下した決断だ。俺たち選手はそれを受け入れる。大会ってそういうモンだったな……」
  「これで1試合分……休める……」

決勝トーナメント
1回戦
対面「ロイヤルです」
ぼく「ここで踏んだかあ……。まずは命がけのじゃんけんだ」
  「じゃんけんぽん! 負け!! 終わった!!」
対面「1PPでベルエンジェル出します」
ぼく「ベル!? え、うわ、マジか……手札減らねーじゃん」
対面「2PPメイドEP進化でフロフェン持ってきます」
ぼく「もうワンチャンもねぇよー!!!」
 …………試合が経過し6ターン目
対面「アドブレ進化してノーヴィストルーパー2枚」
ぼく「死の宣告じゃん……」
ぼく「7ターン目……大体何しても状況が良くならねえ……。処刑人でノーヴィストルーパー1枚抜いてワンチャン作りに行くか」
  「処刑人でハンド見ます」
 ノーヴィス、ノーヴィス、クイックブレーダー+3枚ぐらい
  「…………クイックブレーダー進化入ってたら死んでるな。無いことを祈ってターン返すしかねえ」
対面「クイックブレーダー進化で」
ぼく「まあ……あるよな……。通ります。」
  「「ありがとうございました。」」

 あとから決勝トーナメント8人中5人がドラゴンだったのを知って、ちょっと悔しかったです。
 なお決勝トーナメントは抽選ではなく、ブロックごとに当たる相手が決まっています。
 おわり。

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