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#連想
壊れる、崩れる(文字とイメージ・06)
「こわれる、くずれる(文字とイメージ・05)」の続きです。
コワレル、クズレル
壊れる、こわれる、コワレル。崩れる、くずれる。クズレル。
こわれる。コワレル。kowareru――「a」と「k」のせいでしょうか、どこかかん高い。
くずれる。クズレル。kuzureru――「u」が二つで「z」があるせいでしょうか、どこか低い響きが……。
イメージは個人的なものです。なかなか人には通じませ
転々とする、転がる、ころころ変わる(「物に立たれて」を読む・06)
*「「物に立たれて」(「物に立たれて」を読む・01)」
*「月、日(「物に立たれて」を読む・02)」
*「日、月、明(「物に立たれて」を読む・03)」
*「日記、日記体、小説(「物に立たれて」を読む・04)」
*「「失調」で始まる小説(「物に立たれて」を読む・05)」
古井由吉の『仮往生伝試文』にある「物に立たれて」という章を少しずつ読んでいきます。以下は古井由吉の作品の感想文などを集めたマガ
客「である」、客「になる」、客「を演じる」(「物に立たれて」を読む・07)
*「「物に立たれて」(「物に立たれて」を読む・01)」
*「月、日(「物に立たれて」を読む・02)」
*「日、月、明(「物に立たれて」を読む・03)」
*「日記、日記体、小説(「物に立たれて」を読む・04)」
*「「失調」で始まる小説(「物に立たれて」を読む・05)」
*「転々とする、転がる、ころころ変わる(「物に立たれて」を読む・06)」
古井由吉の『仮往生伝試文』にある「物に立たれて」とい
蝶のように鳥のように(断片集)
今回の記事では、アスタリスク(*)ではじまる各文章を連想だけでつないでありますので――言葉やイメージを「掛ける」ことでつないでいくという意味です――、テーマに統一感がなく結びつきが緩く感じられると思います。
それぞれを独立した断片としてお読みください。
*
ない。ないから、そのないところに何かを掛ける――。
何かに、それとは別の何かを見る――。これが「何か」との出会い。遭