気づいていないのはわたし

占星術のホロスコープを詠む初歩に、アセンダントとそのルーラーが在る室を詠むというのがあるのです。
(ちなみにわたしは、アセンダント天秤座でルーラーは金星。7室に在)

アセンダントのルーラーは、チャートルーラーといい、そのホロスコープを司る天体と詠みます。
で、あまり意識していなかったというか、自身のハードな生き方に夢中になっていて、そっちのけになっていたのです。
なんてことなの、と。今更ながら再確認し、ブーストかけて意識にあげていくのです。
意識したり、認識しているか否かってとても大切なこと。
それから、自身がどの方向に進みたいのか?とその方向性は、はたして一致しているのかい?というのを詠むためのものが、ホロスコープです。
指針だけど、動かすのは自分自身なのでね。
ハンドルをぐるぐる回して、紙芝居(見たことありますか?)を進めていくような。
もちろん念じているだけでは動かない(笑)のだから、その動力は?というのが、チャートルーラーです。
そう、動力だ。

わたしの場合は、金星を有効に使ってゆこう!というわけです。これまで、どんな風に使っているのかなー
7ハウスを他者と詠んだ場合、なるべく誰とでも友好にと心がける姿勢でいます。それが、美というのかな。
今、修正中なのだけど、わたしは心の奥底で人間どもを軽視(ども、って・・・)するところがあって、これは自分の魂の傷に繋がっているのだけど、軽視するわたしを抱えながら、人間関係を友好に繋ごうと振る舞う
病だったので、ずいぶんおかしなエネルギーの出方だったと思います。

修正をかけるのは、至難の業です。
でも、これを超えないとおそらく金星の良さは死んでしまう・・・と気づいて、時間をかけて取り組んでいます。

わたしの星のエネルギーの配置に、深いところまで繋がって声にしていない心の声を聴く、引っ張り出してくる、具現化する
というのがあります。これを今、自分のために使って(ずっと他者のためのそれだと思っていた)掘りおこし、引っ張り、まではこれたのかな?と。
金星使いを通じて、深海を旅しています。

以前、ホロスコープ鑑定を受けた時、
”愛子さんの愛は、深く本物”と言われたことが、ずっと心の中に残っていて
今ならそれをどこの部分で詠んでくださったのかとても理解できます。
そう本物。なので、この作業は絶対に必要なんだなあと、感じています。
天秤座は、目利きの審美眼という象意があるのだけど、それも今ならうんうん、うんと納得できるのです。最初の頃は、何のこっちゃ?と思っていたけど。
だんだん腑に落ちる、しっくりくるというのも、良き過程を進んでいる表れなのかと感じます。

占いって、その時は当たってないよーとか理解が難しかったとしても
後になって、あっ!と気づいたりする日が来るとしたら、じっくりじっくり楽しむもの、ことなのかも知れません。
すべてにおいてそうではないかも知れないけど、少なくとも占星術には、その楽しみが詰まっているよ、と実感します。

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