性質・特性・資質・可能性
こんばんは。チャイルドコーチングアドバイザー&チャイルドカウンセラーの荒木です。
昨日は、双子の姉と2人でとあるところでやっている竹あかりを見に行ってきました。
昨日が最終日ということで、幻想的な世界を楽しんできました。
竹だけを使った芸術です。
「竹の性質を知っているからこその作品やな」
作品を見ていた人の話し声が聴こえてきました。
「なるほど」
私はその言葉にとても感銘を受けました。そう思って竹あかりをみると、確かに竹のあらゆる可能性を引き出したものです。
筒として捉えた場合にはそれに様々な彫刻をしてその中に明かりを入れたり、また、細く割いて使うことでしなりができてそれを利用して球体を作ったりと、竹の素材がどんな特性や特質を持っているか細部までわかっているからこその作品なわけです。
自然の竹林も私は好きです。なんの手も入っていない竹林というのも魅力的です。
その竹が、こういった芸術に生まれ変わったり、人の生活の中で生きたりします。
こういうことって、人間の成長も同じなのだと思うんです。
人は同じではなくて、それぞれの特性や特質を持っていますよね。
私は一卵性の双子なんですが、一卵性なのでおそらくDNAは同じなはずです。なのでもちろん、好きなものとか嫌いなものが同じだったりするわけです。物の考え方も似たところはあります。しかし、話をしていると一卵性でありながら「個」として存在していてそれぞれの性格、資質、特性、性質は違うんです。
親は、双子だから「同じように」という括りでそれが平等だと思って育ててくれたのだと思うんです。だから、着る服も髪型も結構長く同じでした。たまに同じ物で色違いってことはありましたが、どの色をどちらに着せるかは母の選択でした。
実は、高校も短大も部活も同じだったんです。それが私たちの普通になってましたから、何の疑問もなかったんですね。
短大は、学科が違って私は保育の方面、姉は食物の方に進みました。ここでようやく、それぞれの「個」としての特性が分かれたという感じです。
姉は元々、料理を作ったり編み物をしたりするのが好きなほうで、私はそういったことにはあまり興味がない方でした。
私は人に対しての興味があったといいましょうか。
こういったことから、短大は同じでしたが選択した学科が違ったので、ようやく「個」として存在することになったんです。
その後、仕事も違いますし結婚した時期も違いますから環境が全然変わってきて、今の自分になりました。
一卵性の双子であっても興味関心を持つところとか得意不得意とかは違うわけですから、「十人十色」とはよく言ったもので、それぞれがそれぞれの特性があり特質があるわけですからそれが十把一絡げにできるわけがない。
一人一人の個性を見極めて、一人一人の特性や性質を見つけ出し、その子が成長していくためには何を大切にすればいいのか、また今回の「竹」のように自然であっても美しいが、その人が輝きを放つにはどうすればいいのかを共に考え、それに対してサポートができることは何なのかに視点を置くことができれば申し分ないなぁ、と思います。
「竹」も総称であって調べてみたらいろんな竹があるようです。そしてそれぞれ特性、特質があり用途が変わってきます。
それを踏まえた上で考えたら、それぞれの個性を見つけ出しその中にどんな可能性があるのかを探し出すということがどれだけできるか?そういった視点がある人がいるかどうかは子どもの成長していく過程ではとても大切になるのではないかと思うのです。
私自身は自分が子育てをしていたときにはそういった視点を持っていなかったのでもしかしたら我が子の可能性の芽を摘んでしまったかもしれません。
3人目の芸人を目指している彼は、彼の頑固な性質が巧を奏して今現在は好きなことをやれてることが唯一の救いなのかもしれません。
今回、コーチ1養成講座でも、バドミントンをする上での身体の使い方や、フォームやラケットの握り方など基本的なことはあるものの、それぞれのプレーヤーの思考や成長段階や判断などを尊重した上でプレースタイル等々を話し合い、プレーヤーと共に可能性を探って行くことがコーチとしてのサポートなのだと思いました。
そのためには、良いコミュニケーションを持つこと。相手の話に耳を傾けること。決めつけないこと、思い込まないことを私自身も意識して、これからの活動に活かしていきたいと考えてます。
さて、あなたはどんな性質・特性をお持ちでしょうか?そしてそれをどう活かしてるでしょうか?
一度考えてみるのも面白いと思いますよ。
ではでは!
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