『ボーカロイドの魅力』#1 みんなで作り上げた黎明期【2/9】
みなさんは、
『ボーカロイド』
という音楽をご存知でしょうか。
厳密には音楽ではなく、
ある種楽器のような、
ある種音楽ジャンルのような
そんな位置付けのソフトウェアです。
自分はいい歳をして
動画サイトで
バッチリはまっていた時期があり、
とても好きなジャンルの一つです。
過去には、
ボーカロイドの楽曲だけをコピーする
コピバンもやったことがあります。
いまや
知らない人はほとんどいないであろう、
ボーカロイドの楽曲の魅力とはなんなのか、
自分なりの解釈や考え方を書きたいと思いますので、
皆さんもぜひ一緒に考えてながら読んでみてください。
ボーカロイドの魅力を、
端的にお伝えするならば、
それはやはり
「多種多様な音楽ジャンル」
と
「圧倒的な親近感」
だと思います。
ボーカロイドを使った
楽曲作成者(当時はプロデューサーの意味を込めて、◯◯Pと呼ぶことが多かったです)が、
自分の好み
自分の作りたい
など、ありとあらゆるジャンルで作成することができるのが
1番の魅力だと思います。
ただ単純に、歌を歌わせるだけでなく、
話しているように調声したり、
ボカロならではの音域を発揮したり、
とにかくやりたい放題です。
しかし、これこそが
最大の魅力だと思うのです。
表現の幅が広いことで、
作る側も今まではなかなかチャレンジできなかったことにも挑戦したり、
見る側も気軽に新ジャンルを開拓できたり、
どちらにとっても画期的で
面白いを感じれたのが
ボーカロイドなんだと思います。
家で、手軽に、無料で、
好きな音楽に触れられる。
これ以上のジャンルはないですよね。
さらに後押ししたのが、
親近感です。
ボーカロイドの黎明期は、
まだインターネットも普及し始めた時期で、
『個や個の作品を発信する』
『個を応援する』
と言ったことは、少なかったと思います。
※記憶ではFlashくらいだったかと思います。
そんな中で、
一つの(動画サイト上での)アカウントが
様々な作品をアップロードしていくので、
そのアカウントにファンがつく
なんていうこともあったわけです。
前述の◯◯Pという文化も
お互いの親近感の表れだと思っています。
今でこそ、
YouTuberや動画制作者は
タレント的な側面もあります。
※今の全ての動画制作者が全てそうだという話ではありません。
ですが当時は、
誰もが、同じように「面白い」を楽しむ仲間として、
とても親しみがあったと感じます。
視聴者も作品に対してのフィードバックも
率直で真摯なものが多かったかと思います。
こんなふうに、
制作者と視聴者が
とても対等で、
一緒に作り上げていったのが、
『ボーカロイド』というコンテンツだと思います。
ボーカロイドの魅力についてまとめていきました。
もちろんこれ以外にも様々な魅力があると感じますが、
また、思いついたことがあったら
書いていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?