自己肯定感の育つ赤ちゃんへのお世話2
前回、人見知りが始まるくらいのお世話について書きました。
赤ちゃんに満足を与えるって、老後のボケ防止にもなるそうです。認知症を発症すると赤ちゃんのようにお世話をしてもらいながらの生活になります。
人は、どこかで帳尻を合わせるように得られなかった満足を得ようとします。それを思うと赤ちゃんの時の要求ってすごくかわいいですよね。成長すると要求ってどんどん大きなことに発展していきます。
例えば、私の従妹は三人兄弟の真ん中で男の子でした。上と下の姉妹と二つ違いでした。もう働いていたのに親に車が欲しいとねだりしていました。親は出せるお金があったから買ってあげていましたが、私は上と下の兄弟に挟まれてやっと自分の要求が言えたんだと思ってしまいました。その後その従妹はきちんと結婚して家庭を持っています。
それは極端なお話ですが、お金で要求してきたり、反抗が酷かったり時には病気になり心の葛藤を表現してくることもあります。私の親友も白血病になったりしました。なので心と身体が健康で過ごしていけるよう、赤ちゃんにとってのお世話がとても大切だと私は思います。
私が実際にそのお世話のやり方を教えてもらって出産後、実行したのは
☆ 実家に帰らず里帰り出産をしなかったことです。
旦那さんは仕事がありますが、産院からの退院後は家事を引き受けてもらい、赤ちゃんのお世話だけをしました。これはまず、赤ちゃんに私がお母さんという認識を早く付けてもらいたかったのと、夫婦の絆を強めたかったためです。ここで協力し合わないと、いずれ夫婦二人の生活となる人生の後半を仲良く歩んでいきたいとの願いからです。そして子供の心身共に健やかな成長にも夫婦が仲良くできている方が良いからです。子供は成長過程で親の生き方をとてもよく観ています。どんな事を感じながら自分を育ててくれたのか心の奥にしっかりと刻んでいきます。
子育てをしていく上で私の両親に感謝したことは、私と妹を愛おしくいつも愛をもって接してくれたことです。が子供から見ると全てが良い感情を持てたかといえば色々ありましたが笑
両親が子供を可愛く思ってくれる人だったので私も自分の子供が生まれた時に、本当に心の底から嬉しかったし、愛おしく感じ、頑張って生まれて来てくれたわが子をしっかりと育てようと思えました。人間はやってもらった事しか自然に行動できません。
ただ自分が自分の出来ないことに気が付いて、変えようと努力をしていけば変えることは、出来ます。子供に対して愛をもっていつも接することが出来ないことも、私もたくさんありました。
例えば、長女が6ヶ月位の時に従妹の結婚式に出ました。やはり授乳の時間になると泣きます。お式の間に。私はあやすのに必死になり、「泣かないでね」とささやいてしまいました。そんなこと言っても泣き止みません。親戚のおばさんは優しく「仕方ないわよ、焦らなくていいから大丈夫よ」と言ってくれました。そうです。赤ちゃんなんだから言っても泣き止むことなんかできない時期です。席を離れて授乳してあげれば良かったんです。色々な経験をして解っていきます。赤ちゃん目線になってあげれば良かったなと後で反省しました。
あと一番大変だったのは、赤ちゃんが動き回るようになってきて、こちらにとって嫌な動きをされた時 怒りたくなる衝動を抑える事でした。
ぶちたくなってしまうんです。でもそれは絶対にダメだと教えてもらいました。なぜなら子供に親がやってしまうと、まず、人をたたいても良いんだという認識を子供に与えます。人をたたく子になります。自分以外の人を。
それは、その子が成長して親になった時、ダメなこと 親がやって欲しくないことをたたいて同じように子供に教えます。
キチンと説明してわかる人になるように親がそれを辞めないとダメです。
言葉で理由を説明してわかるようになる時期から教えれば解ります。
私の母が言っていましたが私がつかまり立ちを始めたころお膳の上にあるものを手でお膳の下に落としてしまったとき、手を叩いたて辞めさせたと。
あー、やっぱり私、たたかれてたのね… と思いました。
子供がつかまり立ちを始めたら、お膳にものを置かない。
ゴミ箱もあさらないように手の届かないところへ置きました。
遊ばれて困るような物は置かないようにすると怒らないで済みます。
赤ちゃんは動けるようになると色々なものを口に運んで これは何だろう!と興味津々です。触って舐めて調べています。
そこで大人が触って欲しくないものばかり置いてあったら怒られっぱなしになってしまうので、赤ちゃんにのびのび自由に探究する、行動することを楽しく出来る環境がその子の可能性を広げて自信が生まれるようになっていくと思います。
出来る事に制限がかかると、その子の行動に可能性に制限が出来しまうので、赤ちゃんのハイハイ、つかまり立ち、歩くようになってきたら安全を最優先にして環境を出来る範囲で整えるのが大切だと思います。
ちなみに私は、子供を叩かないよう旦那さんに愚痴を聞いてもらいながら大変でしたが、何とかその時期をクリアしました。そうすると段々その衝動も起きてこなくなり、子供たちも他人を叩くことはしないで成長することが出来ました。