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我が子の不登校に私が感じたこと、実行したこと

私には、今二人の娘がいます。もう成人しています。

この大事な娘が二人共、不登校になった時のお話です。

長女が不登校になったのは、小学校六年生の時と中学一年生の時です。

何故 二回もなったかというと 一回目では 私から長女に対する不登校への受け入れる心が出来なかったからです。

きっかけはクラスになじんでいけなかったこと。私に訴えたのは、「お腹が痛い」でした。

あ、始まってしまった...と思いました。

私は今まで書いてきたことを勉強していたので、私にまず原因があると感じました。私が長女に対して何が足りていなかったのかな、と。

でも学校にいけないと訴える娘に対して、表向きは「学校お休みして良いよ」と言いながら 自分が 学校に行きたくない という体験をしたことが無かったので、娘の気持ちを心の底からわかることはできなかったし、全てを受け入れる気持ちにはなれませんでした。

娘は、朝になると お腹が痛くなり 学校をお休みすると元気になります。

私は、勉強は大丈夫かとか、このままずっと行かなくなったらどうしよう?という不安な気持ちになりました。

何で不登校になるのか、

理由は、幼児期のお世話不足による娘の心の中の基底不安の為

お母さんに対して愛情を確かめる行動です。

お世話不足とは、愛情を感じたいときに満足を得られなかった体験の多さと どれだけ愛情不足な体験を積み重ねたか により 子供が表す内容 程度が変わってきます。

お母さんとの 基本的信頼関係の 不足感から 心の安定感が保てなくなります。 私が長女に対して これがいけなかったことかと思う事は、長女が4歳の時に次女が生れました。その時実行しなければならないことは 三歳を過ぎた子供は状況を把握できるようになりますので 赤ちゃんのお世話より長女を優先してあげる事でした。赤ちゃんが生まれても親は変わらず自分を愛してくれていると感じさせてあげる事、赤ちゃんは長女が幼稚園に行っている間にキチンとお世話をしてあげる事と教えてもらっていましたが家事もありますし、なかなか実行できませんでした。多少掃除をしなくても家事の手を抜いても子供たちの今を大切にすること、三歳までは特にですね、でもなかなか赤ちゃんが泣いてしまうとそちらのお世話に直ぐ行ってしまったり、きっと長女はライバルの出現に寂しい思いを親が気が付かないくらい感じていたのです。 

長女が私にこんな質問をしてきました。

お母さん 赤ちゃんはいつになったら大きくなるの?

私は母乳だったので次女にオッパイを飲ませながら横になっていました。長女は次女の向こう側に横になり お母さん、私にトントンして と言ってきました。

まるまる4歳になるまで一人で親を独占していたのにまだまだ甘えたいんだなと思いました。本当は自分もおっぱおが吸いたいくらい隣で寝たかったんでしょう。姉妹がいることはその子の成長過程に必要なことでもありますし、こんなことで?と皆さん思うかなと思いましたが、こんなことが?の毎日の積み重ねが大きく心の成長に影響してくるのでした。

そして 夫婦関係が良好でない時の不安感も不登校の原因になります。

学校でいじめを受けて、学校に行けなくなる時もありますが、これも

学校でいじめをする子は、愛情不足のはけ口を いじめやすい子にぶつけます。ぶつけられた子も 自分の中の自己肯定感の程度により 親に言えたり言えなかったりと その結果は お互いに 家庭環境 育てられ方の状況 によって 違ってきます。

子育ての結果は、すぐ出ません。

子どもの成長過程に現れれば まだ 修正できますが 大人になっても

引きこもっているという結果にならないよう 子育てには お母さんの

精神状態が 非常に大切になってくるのです。

長女は 何日かごとに「お腹が痛い」で 学校のお休みを3カ月間繰り返し、そのうち学校に行けるようになりました。

私がその期間に長女にしたことは、無理に学校へ行かせないこと、習い事は行きたがったので やりたいことをやる生活をしたこと

とにかく「どんな私でも愛してくれてるよね?お母さん」の確認です。

子どもの この気持ち に笑顔で答えていく事が 大切なのでした。

学校の方針、先生によってですが 行かせないことを解ってくれなくても 学校には本人が気が済むまでお休みさせてあげることが大切だと私は自分の体験で思います。

前にも書きましたが、お母さんの養育史が子育てに影響しますので私が満足な養育をされていなくても不登校や精神的身体的な不調が無かったのは、親から愛情を受け取りたくていい子で居たかったからです。

そう思うと我が子はきちんと自分の不調を訴えられる環境であったのです。

私の親より 私は子どもの不調を受け取れる親だった と私はこの勉強をして 気が付くことが出来ました。

不登校になっても 決してお母さんご自身が 私が最初に思ったように 自分が悪いとか子どもが悪いとか ご自分、我が子を責めるだけでとどまる事はしないで 頂きたい。

むしろ お子さんと新たな絆を構築できるチャンスを与えていただけたと思っていただきたいと私は思います。

不登校は今までの子育ての結果ですが これからのお子さんの人生の一つの成長過程にすぎません。

不登校は、学校や周りにいた友達、家庭環境、養育史、様々なことが絡み合っています。

一番大切なことは、我が子は親が守る事 です。

学校に行かせることではありません。

勉強は我が子がやる気になれば いくらでも追いつくことが出来ます。

先ず、お子さんの 心に寄り添ってあげる事

学校に、行かなくても 大丈夫! と この言葉で お子さんの心が救われることがあると思います。

御子さんも 何で学校に行きたくなくなったんだろう?と自分を責めているかもしれません。

大好きな お母さん お父さん 家族に心配をさせて 悲しい思いをさせてしまってと 自分も悲しんでいるかもしれません。 

是非、お子さんの気持ちに寄り添って 我が子を 

守ってあげて下さい。

次の回は 次女が中学校二年生で半年間みっちり不登校になったお話を書いていきたいと思います。

ここまで読んで頂き有難うございました。


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