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【ロキソニ】rockin’on sonic 参加レポート 2025/1/4→1/5

2025年1月4日・5日に幕張メッセで初開催された、洋楽ロックに特化したフェス『rockin'on sonic(略してロキソニ)』に参加してきました!

音楽雑誌でお馴染みのロッキング・オンと、サマーソニックを主催するクリエイティブマンが共同開催するニューイヤーフェスとなります。

特徴としては、

・年末開催のCOUNTDOWN JAPANの設備を流用
・2つのステージが被りなしで展開されており、全アクトを見ることができる
・レジェンド級から若手アーティストまで、US/UKロックリスナー大歓喜のラインナップ!

ざっくりこんな感じ。



今年が初開催ということで、当日の行動記録とともにライブレポート、会場内で感じたこと、次回開催への期待なども込めてnoteに記しておこうと思います。


ちなみに筆者はこんな層
・働き盛り30代独身女。ソロ参加
・UKロック好き。今回は特にPulpとThe Snuts目当て
・広島からの遠征。2日間参加するがDay2は途中まで


では、興奮っぷりにややキモくて長文なのですが、なんとなくの雰囲気が伝わればと思ってます。


◾️Day1 1月4日(土)

Day1 タイムテーブル

初日は12時開場/13時半開演。遠征組からすると優しい時間設定です。
前日入り(というか仕事絡みで年末から関東入り)していたので、余裕をもって会場に向かうことができました。

11:30 メッセに到着

あけましておめでとうございます🎍⛩

さすがこんな時期に集まる洋楽ロックオタク!ぼっち客が多くて落ち着きます笑
ラインナップからも分かるようにメインの層は40~50代、次いで30代、60代でしょうか。あとやっぱりインバウンド客も多いですね。

親子参加もちょこちょこ見かけました。特に印象的だったのは20代&4,50代くらいの親子。WeezerのTシャツをお揃いで着ていたり、それぞれ自分の好きなバンドTシャツを着ていたり。子どもが自立しても一緒にフェスに来れるって素敵だなぁと思いました。

12:10 入場〜物販へ

12時にリストバンド引き換えが始まり、入場できたのが12時10分ごろ。真っ先にアーティスト物販へ向かいます。
早めに並ぶことができましたが、1人あたりの買物時間が長くて後ろがどんどん詰まっていきます。

※アーティストグッズとオフィシャルグッズの列は別でした。アーティスト列はひとまとめで、どのレジでも好きなアーティストグッズを買うことができる。サマソニ方式ですね。

とにかくみなさん買う量が多い!私もそうですが、1アーティストだけじゃなくてアレもコレも買う。
それに対して販売スタッフが追いつけてない様子。レジも足りないし、グッズを取りに何度も往復してて大変そうでした。

およそ40〜50分ほど並んでグッズ購入完了。
早く並んだわりには想定以上に時間がかかりましたが、お目当てアーティストのTシャツは全てゲット。オフィシャルTシャツも買う予定でしたが、これ以上並びたくなくて諦めました。


13:00 昼食〜ライブに行く準備

荷物を預け、ご飯を食べ、トイレを済ませます。

サマソニだったら
①クロークが遠く歩き疲れ
②ご飯を買うのに並び
③座れる場所を探し
④女子トイレだけで余裕で30分以上並ぶ
といった具合に、一つ一つに時間を費やしてしまうところですが…

ロキソニなら
①ピャッと預けて
②ヒョイッと買って
③スッと座れて
④シャッとトイレに行ける
以上すべての工程を30分以内で済ますことができるのです!


油淋鶏炒飯。美味!



13:30 🎸Luvcat

いよいよライブスタートです。記念すべきトップバッターはLuvcat!
COSMO STAGEに入るとすぐに始まりました。人もポツポツ集まりはじめ、行けるところまで前へ。

Luvcatはリバプール出身のシンガーソングライター。TikTokから火がついたアーティストのようです。
まるで古典映画のワンシーンで流れてそうなレトロな音楽。ロマンチックでゴスで気怠げ。
The Last Dinner Partyのオープニングアクトを務めたりThe Cureの影響も受けてるようで、そういったバンドの美学に通じるものがありました。

Spotifyではまだ3曲しか上がってなくて正直素性がよく分からないままだったんですが…
メンバーで衣装を統一することでも世界観を表現していて、ビジュアルが見えてくることで次第に彼女の音楽に惹き込まれていきました。

こうしていち早く新人アーティストをお目にかかれるのはフェスならではですね!


Luvcatが終わると一気にフロアがスカスカに… 忽然っぷりに恐怖すら覚えますが、そうだよ!みなさんFriendly Firesを見に行ったんだよ!!
タイテ発表前はFriendly Firesも見る気満々でいたのですが、続いてのThe Snutsは本日のお目当てですので!このままポジションキープします。
※被りなしで見られるのが本フェスの特徴ですが、私はちゃんと休憩を挟みたいので優先順位を付けて回ってます

開演が近づくにつれて徐々に人が戻ってきたので安心しました笑

15:00 🎸The Snuts

スコットランドのバンド、The Snutsは23年のサマソニから本日3回目の来日!こんなに短スパンで来てくれるなんてLOVEすぎる〜!

ファンとのコール&レスポンスもお馴染みになってきました。新曲は無いにしても今までになかったアレンジを加えながら鮮度を出してきて。まだまだ伸び代ある〜!
UKロックの血を受け継いだグルーヴに、キラキラしたサウンドとハスキーなJackの声。
クールなように見えて心を明るく照らしてくれる彼らの音楽にはいつも元気をもらってます。

The Snuts はクラップ、掛け声などノリが分かりやすくてほんとフェス向き!なんなら邦楽ロックファンも取り込めるポテンシャルがあると思ってるので、洋楽ロックへの入り口にもなるようぜひまたサマソニなどに呼んでほしいです。


終わって後ろを見たら人がぎゅうぎゅうでビックリ!!
そして大移動が始まります。このフェス、被りなしで見れるからガチ勢よりも全ステ見る勢が多いんだなーと強く実感しました笑


15:40 会場内を散策

ここでスイーツタイム。

串刺しチーズケーキ&いちごスムージー🍓


GALAXY STAGEの横に行ったらめっちゃ音漏れ(漏れというかそこで鳴ってる)が聴けることに気付いたのでJimmy Eat Worldを聴きながら休憩。
爽快でパワフルでキャッチー!なんだか気持ちが若返る!
生の演奏を近くで聴きながら食べれるのは最高の環境ですね!


とりあえず撮る

会場内を散策。
場内にはフォトスポットがいくつかありましたが、だれも自撮りしません笑(かくいう私もそう)


壁画コーナー


人が集まってたところはココ。歴代rockin'on の表紙がズラリ!
これ買ったな〜とか、こんなに若い頃あったのか!!とか、思い出が走馬灯のように駆け巡ります。

か、かわゆ〜〜〜!!!!
象徴!!象徴!!象徴!!


時代によって微妙にロゴも変わっていってるんですね
このまま復刻してほしい、、、
ポストカードとかにして売ってくださいませんか??


なにを撮ってるかでその人の好みが見えてきますね。
スマホを掲げれば写り込まないようにスッと避けて譲り合い。お互いマナーよく鑑賞(?)してるんだけど、みなさんの内なる興奮がだだ漏れてるのを肌で感じる空間でした笑

再びライブエリアへ。



16:40 🎸Wednesday

Wednesdayはアメリカ・ノースカロライナ州出身のバンド。

シューゲイザーなんだけど、どこか日常的というか素朴な印象。甘くキュンとする曲もあったり、かと思ったらディストーションを轟かせ、うわっやりおる!と思わせたり。

2日目に出演するジザメリに通じるものがあって、世代をうまくバトンタッチさせるラインナップが練られてるんだな〜と感じました。


PA裏で


次のお目当てに向けて途中で離脱。

なにやら暗幕通路があります。なんだろうここ?と思ったら、どうやらCOSMO STAGEからGALAXY STAGEへ繋がる直通ルートのようです。一旦ライブエリアの外に出なくても直で移動できるの良いですね。


17:25 🎸Primal Scream

ソニマニ&サマソニでのスクリーマデリカ再現は見ましたが、フェス仕様セトリは初めてです。
どんなセトリが来るのかなと思ったら、まずは最新作からのスタート!ファンキーな音楽に自然と体が揺れちゃいます。R&B、サイケ、ガレージまで、ロックンロールの歴史をギュッと凝縮したようなセットリスト。
定番の「County Gril」「Rocks」までブチ上がってマジ最高〜↑↑

ボビー・ギレスピー、ほんとスタイル良いしキラキラした衣装もサマになってて。おじいちゃん相手になんでこんなに色気を感じてしまうのでしょう…マラカス振ってコーラス隊も盛り上げて、スクリーンに映し出されたロゴが日の丸に見えてくるし、絵面がまるで紅白歌合戦。
レジェンドの貫禄にエネルギーを感じました!


だんだん天下一品ロゴに見えてきた…


そのままジリジリ前へ詰め、次はいよいよPulp!!!!


19:15 🎸Pulp

まさかPulpを生で見られる日が来るなんて…!
しかも27年ぶりの来日とか、初めてPulpを見るっていう人の方が圧倒的に多いですよね…??!!

暗転し、スクリーンに映し出されるメッセージからもう場内が熱気に包まれていきます…!

もったいぶって、もったいぶって、いよいよメンバーが登場!!!!

も、モノホンのくねくねキモダンスだ〜〜〜!!!!


1曲目の「I Spy」では徐々に熱がこもり、ここぞというところで一気に放出!
キャーもう、イヤらしい!!最高の出だし!!

そして2曲目でいきなり「Disco 2000」!!
待って待ってもうここでやっちゃうのー!!?
本当に27年間一切来日しなかったんですか!!??
ブランクを感じさせないほどの爆盛り上がり!!!!

その後も「Someshing Changed」といったしっとりした曲でクールダウンを挟みつつ、なんやかんやのザ・90年代の代表曲が続きます。(興奮で記憶がトぶ)
もう、もう、ブリットポップへの憧れがハンパないのでめちゃくちゃトキめきます...!!

ジャーヴィス・コッカーさん、日本語で挨拶してくれたりお菓子を配ったり(?)、次の曲へのヒントを出したり、日本で撮った風景写真を見せてくれたり。いろいろと仕込んでるし、日本を満喫してくださってるのが伝わってきてとても嬉しい、、、泣

ラストの「Common People」では、もうこのまま一生鳴りやんでほしくないとさえ思いました。。。
もう、2025年のハイライトを迎えてしまった、、、


??


サマソニでBlurを見て、今年はOasisの再結成公演もあるし。そんなタイミングでPulpも見ることができたなんて、ブッキングしてくれたプロモーターのみなさん、まじでまじでありがとうございます…🥹

とにかく最高の一言に尽きました。語彙を失います。

 

21:00 終演

21時ちょっと前にライブ終了。

プライマルを見てからラーメンを食べたい欲に駆られていたので、気になっていたタイラーメンを食べようと思ったのですが、GALAXY側のフードエリアは21時で営業終了しておりました。
COSMO側のフードエリアは22時までだったかな?まだ営業していたので、なんだかんだ悩んだ挙句、お蕎麦で締めます。


スープまで完食した


フードエリアに関してですが、1日を通してみると時間帯関係なく席が空いててどこでも座れる環境になっていました。
タイミングによっては並んでる屋台もありましたが、ほとんどはすぐ買える状況でしたので食材が余ったりしないか心配になるほど…
みなさんご飯よりもライブ見に行ってるから食べる暇がないのでしょう。笑


荷物を受け取り、メッセを出たのが21:30ちょっと前。その後の海浜幕張駅への道のりも混雑なくスムーズでした。



◾️Day2 1月5日(日)


DAY2 タイムテーブル

本日帰るので、キャリーケースを持参。
結局昨日は荷物の出し入れもしなかったので、海浜幕張駅のコインロッカーを使用。10時半ごろでしたが、そこそこ空いていました。
※会場内クロークは1500円、コインロッカー(キャリーサイズ)は600円。

上着も預け、長袖ヒートテック&半袖バンTという元気な格好でメッセへ。天気も良かったし、これくらいの距離なら寒さも我慢できます。


※ちなみに、過去に一度だけCDJに行ったことがあります。CDJの場合は夜開催だし、ステージ移動するのにメッセの外に出ないといけなくどうしても寒くて。ジーンズの下にタイツを履いたりライトダウンを持って参加したのですが、今回のロキソニは全て屋内で完結してるので、寒さ対策は不要でした。


11:10 入場〜腹ごしらえ

入場し、さっそくお昼ごはん。昨日食べ損ねたタイラーメンを食します。


美味〜!


そうそう、会場内でかかってるBGMがいちいちテンション上がるんですよ!
Kula Shaker、Radiohead、The Killers、Arcade Fire、Gorillaz、Arctic Monkeys、Bloc Party…
青春時代の相棒(iPod)に入れてた曲ばかり…!

ロキソニのプロデューサー、山崎洋一郎さんが作ったプレイリスト。参加者の要望に応えてシェアしてくれる快さ!



12:30 🎸Monobloc

本日のトップバッター、Monoblocはニューヨークの5人組新人バンド。

スクリーンに映し出されたバンドロゴを見てKeaneの1stジャケを思い出してたら、音楽性はThe Strokes系譜に80年代ニューウェーブ感もあって。
もしかして私のiPodに入ってました?っていうくらい懐かしい音を出す…!初めて聴いた気がしないくらい体に馴染んできます。

語彙力がないからさっきから他バンドに例えてばかりなんですが… 今回のフェス、つい何かのバンドを連想しちゃうくらい上世代のツボを押さえた新人を集めてるんですよね。やっぱりロックって継承されていくカルチャーなんですよ。



COSMO→GALAXY に移動。
レイアウト変更があったようで、昨日よりも歩く距離が短くなりました。体感的には昨日の半分の時間でGALAXY STAGEへ到着。
この規模だからこそ臨機応変に動けることもあるんでしょうね。これは素晴らしい対応です。

13:05 🎸The Jesus And Mary Chain

お初お目にかかりますジザメリ!
私の中でずっとPulpやプライマルは90年代、ジザメリは80年代ってイメージを持ってたんですが、有名なジャケがそうなだけで(?)よくよく考えたらみんな80年代デビューなんですね。

想像以上に音の輪郭がはっきりしてて、会場を覆う轟音と甘いメロディにうっとりしちゃいました…
言葉も少なく、粛々と演奏する姿はさすが貫禄があります。

映画『ロスト・イン・トランスレーション』を観たことがあるので、TOKYO(千葉だけど…)で「Just Like Honey」を聴けたのが夢のよう!

シルエットしか見えてない


余韻に浸りつつ、前のほうに詰めてお次はマニックス。


14:45 🎸Manic Street Preachers

マニックスのライブはSuedeとのツーマン来日から2回目です。

この人たちマジで体力ありすぎる!ジェームス側で見てたんですが体力が化け物すぎて。クルクル回ってピロピロ速弾きして。声も遠くまで伸びるし、高い音も難なく出るの、マジですごすぎます…!!

「You Love Us」「Motorcycle Emptiness」「A Design For Life」「Your Love Alone Is Not Enough」…
アンセムだらけの怒涛のセトリ!ファンのシンガロングも圧巻で、前回見た時も思いましたがマニックスのライブは長年培ってきたファンとの絆が感じられるような、他のバンドにはない熱量があります。

聴きたい曲、全部聴けた…


この後のThe Lemon Twigsも見たかったんですが、新幹線に乗って帰らないといけないので… これにて私のロキソニ終演となります!

一足お先に、お疲れ様でした!!


海浜幕張駅までの道のりは火照った体を冷やすのに丁度よくて、そういえばニッキーボーカルの新曲聴きたかったんだった!やらねーじゃん!と思い出すなどしてました笑
それを忘れさせるほど夢中になったということで!



◾️全体的な感想と今後への期待

結論から言うと、とても素晴らしいフェスでした!!

最初は「チケット売れてる?」って言う心配の声も上がってたんですが、初開催としては”まずは成功!”だったのではないでしょうか。
もっとチケット売れたほうが良いんでしょうけど、参加者の立場からしたらラインナップも構成も素晴らしかったですし、無駄な時間も少なく快適に過ごすことができました。
強いて言うなら物販くらいで、今のままでも十分満足度の高いフェスですが、例えばフードエリアを減らしてそのぶん物販を広げる、みたいな微修正をかけていけばより良くなっていくんじゃないかなと思いました。

開催時期について

遠征組の悩ましいところで、通常なら翌日有休にすれば終演までいられるんですが、今回のお正月スケジュールだと次の日が仕事始めっていうのが非常にネックでした。
もし来年も開催するなら翌週の3連休にあてるのがベストかなと思うのですが、CDJ後からずっとメッセを借りておくとなると普通にコストかかりますよね…

あと今年は特にそうですが、インフルエンザが流行ってるのでロキソニ前後はいつも以上に体調管理と感染対策に気を遣って過ごしておりました。
夏は紫外線を浴びるだけで体力消耗するところ、冬だとそれがないのでフェス後の疲労感が少なかったのは良かったです。もちろん歩いた距離もサマソニに比べると全然少ないですし。
おかげでフェスが終わって1週間経ちますが、体調崩すことなく元気に過ごせています。

夏の野外は熱中症対策が必要だけど、冬の屋内は感染症対策が必要。開催シーズンでいうとどっちもどっちな気がしました。

ラインナップについて

主催側の「やりたい」とリスナー側の「聴きたい」が見事に合致していました。

ラインナップが良すぎて休む暇がない!
次はあのアーティストを呼んで!
会場内で流れてたプレイリストを教えて!

こういった声がたくさん上がってることからも、rockin’on とリスナーとが互いに築きあげてきたカルチャーの賜物だったなぁと感じました。

レジェンドバンドを見ることができたのはもちろんのこと、先輩世代のロックファンのみなさんがライブを楽しむ姿からも大きな活力をもらうことができました。
いくつになってもバンドTシャツを着ていいし、ライブへ足を運んでもいい。その音楽が鳴ればあの頃の自分に再会できる。
私もいつまでライブに行けるか分かりませんが、10年後、20年後もこんなふうに音楽を楽しむことができたら素敵だな。そう思わせてくれる刺激的な空間でした。

今後への期待

そう思う一方でじゃあ10年後20年後にこんな場所が残ってるだろうか、とも思うわけで。50代60代がリタイアした時に、10代20代がどれだけ入ってきてくれるのか。
(もし今後も開催するにしても、3年、5年できればOKな程度であれば私の考えは見当違いなので無視してください)

突然ですが私、大のミスチルファンでして。

Day2の前説で山崎さんが登場された際、The Smashing Pumpkinsの『Tonight,Tonight』が流れました。
長いこと来日していないスマパン。その元凶として語られるのがミスチル地蔵…
当時の現場にはいなかったのでどうこう言える立場ではないのですが、フェス史に汚点を残すようなことをしたミスチルファンの行動にはドン引きする一方で、邦楽との選民意識のようなものを持つ一部の洋楽ファンには近寄り難さも感じていました。

〇〇がいなくて快適。
ロキソニがあればサマソニにはもう洋楽ロックは呼ばなくていい。
こういった会話も聞こえてきました。
オールジャンルフェスで肩身が狭くなってしまった方たちにとって、そうやって羽を伸ばしたい気持ちも分かります。

しかし最近では、国や年代関係なく聴く若い音楽ファンが出てきたことで、これまでにあった近寄り難さというものが薄れてきました。

だからこそここで扉を閉めず、誰もが入れるオープンな場所になってほしい。

何が言いたいかというと、ロキソニはこのままでいいです!変わらなくていいです!ジャンル特化フェスですし、私もこういうフェスを求めていたので!
だからといってサマソニは洋楽ロックを呼ぶことをやめないでほしい。引き続きいろんなジャンルに混えて呼んでほしい。

私が求めているのは、そこで興味を持った邦楽ファンや若い音楽ファンがロキソニに訪れたときには、あたたかく歓迎される場所であってほしいということです。

そしてこの場所で本格的な洋楽ロックフェスを体験してもらい、継承していってほしいと願います。
あなたたちが根付かせてくれた洋楽ロック、絶やしたくないので…!


◾️今後出演してほしいアーティスト

終演後のフェス参加者にアンケート協力のメールが来ていて、その中に「今後出演してほしいアーティスト」という欄がありました。
つまり、声を届けたら夢が叶うかもしれないってこと?!
来て欲しいアーティストなんてたくさんいますが、(とりあえず言うだけ言ってみる精神で)私が出演してほしいとアーティストを紹介します。

①Shed Seven
レジェンド枠にはShed Sevenを推薦します!
サマソニでBlur、今年の単独でOasis、ロキソニでPulpときたら、あとはもうブリットポップを縁の下で支えてきた(?)Shed Sevenでしょう!
昨年出た最新アルバムがすごく良かったし、デビュー30年にして全英チャート1位を獲ったっていうのもブリポ再評価の波に乗りまくってます。
ま!じ!で!いま!!!!見たいバンドです。

②Lime Garden
若手枠には昨年デビューアルバムをリリースしたUK・ブライトンのバンド、Lime Gardenを推薦します!
オルタナでサイケで「Pulp」ていうタイトルの曲もある。サマソニでも良いけど、ロキソニ民も好きそうだと思うので!

③The Pains of Being Pure at Heart
UKバンドばかり挙げてるので、US枠ならThe Pains of Being Pure at Heartを推薦します!
デビューアルバム15周年を記念して再結成&ツアーを行うと発表しているので、このタイミングでぜひロキソニにも!

あとはStereophonics、Keane、The Fratellis、The View、The Enemy … 若手ならSports Teamに来て欲しいけどサマソニのほうが向いてるかな。(結局UKばっかじゃん)
US/UK以外で言うと北欧勢も呼んでほしいところ。(Team Me希望)


とりあえず今回はチャレンジで開催されたと思うんですが、今後の展開にも期待が膨らむフェスでした。
夢のような素晴らしいフェスを開催してくださり、ありがとうございました!また遊びに行けますように!!

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