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再エネの系統運用にインセンティブを与えることが再エネ100%の近道

系統運用をしているのは大手電力会社ですが、この系統運用はもの凄くやりがいのある専門職だと思ってます。私も元々は電力会社の人間ですが入社当時、原子力か系統運用で配属先に迷いました。結局は原子力に配属になりましたが、系統運用は憧れの職種でした。経済の根幹である地域一帯の電力運用を担っており、電力会社の中で一番安定供給の使命を感じられる仕事だと思います。

そんな仕事だからこそ、今の時代いかに多くの再エネを入れて停電させずに安定供給を維持するかは技術の腕の見せ所なのではないかと思います。

これは大手電力会社にしかできません。しかし、電力会社は再エネを多く入れる事に関しては後ろ向きです。嫌々やらされている感があります。再エネ比率の向上に向けて技術力を駆使する事が技術者の使命であり、やりがいになるのに不思議でなりません。

制度としても再エネ比率の目標を達成したらインセンティブを与える等のルールがあっても良いと思います。電力会社通しで競い合う環境をつくるのも必要です。そして運用可能な再エネ比率があがれば当然再エネ電源も接続できるようになります。再エネ電力を軸に系統運用をすると言う現代のあるべき姿になります。

四国電力管内で先日、太陽光の出力が需要を超えたというニュースを紹介しました。

実際に現場で運用をしている方々は試行錯誤しながら出力抑制なしで運用したのは非常に素晴らしいことだと思います。技術力で再エネ100%は達成できるのです。現場には技術力があります。大手電力会社の特に上層部の方々がマインドチェンジすることを切に願います。

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