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再エネ開発の忘れてはならない視点

渋谷潜水工業の渋谷社長が出版した
「地域や漁業と共存共栄する 洋上風力発電づくり」
の本を読みました。

再エネ開発をする上で決して無視してはいけない、重要なことが書かれており、非常に感慨深いものを感じました。

この本を要約すると、
・洋上風力の海中の構造物には海洋生物が集まる
・日本の海は砂漠化しており漁業に大きな影響を与えている
・洋上風力はエネルギーだけでなく漁業にも恩恵がある
・再エネ開発で重要なのは共存共栄
です。

その中でも私の心にすごく響いたのは、
「漁業者には漁業者の言い分がある」
という言葉です。

非常に重い言葉です。

再エネ事業者は、脱炭素、温暖化防止、地球に優しい、という錦の御旗を掲げて事業を正当化している感じがあります。

でも発電所を建設される周辺地域の方々にとってはそこで生活を営んでおりそれぞれの言い分があるのです。

どちらも正しくもあり、決してどちらの方が正しいというものでもありません。

それを理解した上できちんと”対話”を行い、どちらにとっても恩恵があるような事業を造らないといけないと改めて感じました。

再エネ開発を行う方々には是非読んで頂きたい著書です。

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