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自営線の占有許可取得ノウハウ

私が運営するサークル内での相談内容を元に記事化してみました。

発電所を系統に連系するために電力会社の連系点までに電力線を布設する案件が多くなってきています。
その距離が数十キロに及ぶ案件も多数あります。

この電力線を発電事業者が自ら布設するものを、自営線と呼んでいます。
ちなみに電力会社が布設するものはアクセス線と呼んでいます。

この自営線を布設するためには、当然布設する土地の許可を得ることが必要です。多くの場合は既存の行政が管理する道路をルートとして選ばざるを得ないので道路を占有する占有許可が必要です。

この占有許可を取得するのは結構な苦労を伴います。道路にも様々な種類と管理者がいて、その距離が長くなればなるほど難易度があがります。

ここでは私の実際の経験を元にした特高の占有許可取得のノウハウを記載します。

なぜ自営線にする必要があるか

事業者が自ら布設する自営線と電力会社が布設するアクセス線、どちらを選定するかというは事業を計画する上での初期での重要選択です。

多くの事業者はまず系統の容量を確保するために接続検討を電力に実施します。その中でどこを連系点とするか決める必要があり、それにより負担金(接続するための費用)が決まります。

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