フランジ締結において一番重要なのは軸力制御!トルク管理とテンション管理のメリットとデメリット
配管フランジの締結において、ボルトの軸力を適切に制御することは、フランジの密閉性や耐震性を確保するために重要です。ボルトの軸力を制御する方法は、一般的なトルク管理の他にテンション(軸力)管理法があります。
トルク管理法とは、ボルトナットを一定のトルクで締め付けることで、ボルトにかかる軸力を間接的に管理する方法です。トルク管理法は、専用の装置や技術者が不要で、簡便に施工できるという利点があります。しかし、トルク管理法では、ボルトやナットの摩擦係数や温度変化などの影響を受けやすく、軸力のばらつきが大きくなります。また、ボルトに曲げモーメントが作用する場合には、軸力とトルクの関係式が成立しないため、正確な軸力制御ができません。
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