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長い間見失い、迷走した先に見つけた本当の自分

はじめまして。
ポジウィルで認定トレーナーをしているゆきと申します。
このnoteでは、なぜ私がポジウィルに参画したのか、私のこれまでのバックグラウンドを踏まえてお伝えできればと思います。
長文となりますが、ぜひお読みいただければ幸いです。

自分を嫌いになった学生時代


私は、両親が共働きで忙しく、兄弟も歳の離れた弟だけなので、幼少期はよく一人で遊んでいました。
教育方針でTVやゲームなどを禁止されていたので、何かを創作したり絵を描いたり、いつも自分の世界に没頭していました。

一人でもマイペースに楽しく生きていた私でしたが、小学生になっていじめに遭い、大きな転機が訪れます。

「ゆきちゃんって、まじめで、暗いよね」「変わってるよね」

いじめる側の子たちが陰で話しているのを聞き、私はこう解釈します。
「まじめで暗いと、嫌われるんだ」「変わってると、社会から排除されるんだ」(そして私って、周りからそう見られていたんだ)と。
同時に、「一人でいたら、いじめのターゲットになった」⇒「友達を増やせば、いじめられることもなく、学校生活がうまくいくのではないか」とも考えました。

落ち込みつつも、負けず嫌いの私は、どうにかして自分を変えようともがきます。
”不まじめで明るい人”を演じて周囲に積極的に話しかけ、友達を増やそうと躍起になりました。
「変わってる」と思われないよう、周囲に同調する癖もつきました。
自分がどうしたいかよりも、周りにどう思われるかを考えて動くようになりました(この状態が以後15年以上続きます)。

その結果、表面的には誰とでもうまく付き合えるようになりましたが、一方で、常に自分ではない誰かを演じているようで、何をしても心から楽しいとは思えなくなっていきました。

さらに、高校時代、親に「(私が)生まれてこなければよかった」と言われ、ショックで軽いうつ状態になり、それを機に両親が離婚。
唯一信じていた親からも存在を否定された私は迷走してますます武装するようになり、もはや何者かわからない”偽りだらけの自分”を誰かに認めてもらおうと必死でした。

周りに流されて決めた仕事


そんなこんなで、自分の価値観や判断軸を完全に見失ったまま、就職活動を迎えました。

就活本を買って形式的な自己分析をしましたが、自分に嘘をついて生きてきたため、自分のことを深堀ろうとしても何も出てきませんでした(正確には、表面的に取り繕っている状態の自分が、本当の自分だと勘違いしていました)。
自己理解も企業分析も浅い状態で、友人の受けている企業や名の知れた企業を片っ端から受け、見事に次々と落ち続け、さらに自分に自信をなくしていきました。

結局、最初に内定の出た保険会社に入社を決めましたが、どこかで妥協があり、自分と向き合うことから逃げていたように思います。

入社してからは、仕事に対して特に不満もありませんでしたが、充実感も得られず悶々とした日々を過ごしました。

一方、業務時間外にさまざまなコミュニティに参加していたため、仕事以外でも多くの出会いがありました。
その中で、仕事に誇りを持ち、楽しそうに語っている方を見て刺激を受け、自分の仕事への向き合い方に違和感を抱きます。

「このままじゃだめだ。やりたいことがあるわけでもないけど、とにかく環境を変えよう」
そう思い、実家を出て東京都内に引っ越します。

え?私って「おもしろい」の?


その後、紹介のご縁でリクルートキャリアという会社へ転職するのですが、ここでの2つの体験によって、私の価値観は180度変わります。

まず1つ目は、ありのままの自分を受け入れてくれる方々と出会えたことです。

リクルートでは、「自分はどうしたいの?」というワードがよく飛び交っているのですが、私はこれまでの人生で、人からそんなことを聞かれたことはありませんでした。
なので、初めは「どうしたい?」「どう思う?」などと聞かれても自分の意見などまったく出てこず、困惑していました。
それでも、上司や同僚との会話の中で日々問いかけをされるうちに、自分が本当はどう思っているのかを認識できるようになり、次第に自分の意見を伝えるようになりました。

入社してしばらく経って配属変更があり、新しい上司と面談をする機会がありました。
その際、何の話をしたかはうろ覚えですが、自分の考えを話したところ、「おもしろい奴がここにいた!」とその上司は言いました。

「おもしろい?私が?」
この言葉のインパクトはものすごく、私を呪縛から解き放ち、自分に少し自信が持てるようになった瞬間でした。
本音を話して他者から承認されたことに、言葉にできないほどの衝撃を覚えました。

リクルートでは、“個”を尊重し、その可能性に期待するという文化が根づいていました。
一人ひとりの視点で新たな価値を創出することが賞賛されたり、メンバーの強みを活かすマネジメントでチームのパフォーマンスを上げたマネージャーが表彰されたりしていました。
そういう思想があることに驚くと同時に、こんなにも大きな組織でそれが浸透していることに感動しました。
詳細はここでは割愛しますが、この時の経験から組織変革というテーマに関心を持ち、その後の仕事選びにも大きく影響しています。

私はそうした環境に救われ、少しずつ本当の自分を取り戻していきます。

「天職」


2つ目は、「天職」と言われるほど向いている仕事に出会い、仕事を心から好きになれたことです。

リクルートでの仕事は自分の志向や強みにフィットしていて、極端に言えば、“楽しんでいるだけなのに、勝手にパフォーマンスが上がり評価される”というような体験をしました。

学生の就活を支援する仕事だったのですが、「自分のような就職ミスマッチを減らしたい」という強い想いから熱が入り、且つ私の持ち味が活かされやすい仕事だったので、楽しくて夢中になっていました。

そんな状態のとき、上司から「天職だね」と言われました。
その言葉で、自分が無意識的にやっていたことが、他者から見ると当たり前ではないということを知りました。
この他者と自分の認識の差分にこそ、一人ひとりが輝ける要素が眠っているのだと思います。

正直、1社目では仕事に熱中したことがなく、「つまらなくても生活のためにやるもの」という感覚で働いていたのですが、その考え方が根底から覆されました。
そして、自分に合った環境や仕事を選ぶことで自身の幸福度も上がり、仕事に夢中になると期待値以上の力が発揮されやすくなるので顧客や会社への貢献度も高まるという好循環が生まれることに気づきました。

やっぱり、キャリア支援がしたい!


では、自分に合う環境や仕事とは何か?

2つの会社と仕事を経験し、比較検討することの重要性を感じた私は、その見立ての精度をさらに上げるため、20代でいくつかの仕事を経験しました。
自己分析+机上のリサーチや話を聴くことである程度の予測はできますが、実際にやってみないとわからない部分もあると思ったからです。

リクルートでは、既存業務と並行してスポーツの新規事業開発に携わり、その事業撤退を機に外資系ITベンチャー(ライブ配信の会社)へ転職。
エンタメ業界での事業開発経験を経て、新規事業開発を支援するコンサルタントの道へと進みます。

できるだけ幅広い経験をして、「こういうことをしているときが楽しい」「こういう仕事が得意かも」「こういう環境がフィットする」と感じるポイント(その逆も)を検証したことで、自己理解が深まり、より納得感のある選択ができるようになってきたと感じています。

自分の意思に従って、自分で決める。
偽りの自分で周りに流されて生きていた時代は、過去となりました。

そして改めて行き着いたのは、「キャリア支援・生き方の支援がしたい」という結論です。

過去の自分のように生きづらさを感じている方がいたら、少しでもモヤモヤを解消して、前を向けるようにサポートしたい。
自分に自信を持てない方がいたら、魅力を発掘して、輝けるフィールドを一緒に見つけ、一歩踏み出すのを応援したい。

そんな想いで、ポジウィルに参画しました。

誰でも輝ける場所がある


この投稿を読んでくださっている方は、もしかすると何かお悩みや葛藤を抱えていらっしゃるかもしれません。
渦中にいるときは本当に辛く、耐えられないと感じることもあると思います。

ここには書いていませんが、私自身、上記以外にもたくさん悩み、生きる意味を感じられず自暴自棄になったこともあります。
でも、それらを乗り越えてみて、ネガティブな感情は、後に大切なことに気づくきっかけや自分を変えるエネルギーになると実感しています。

人は、意思があればきっと変われます。

そして、誰にでも素敵な”らしさ”があり、それを活かせる場所を見つければ、より生き生きとした人生を送れると信じています。
それをまだ見つけられていないとしても、あなたが悪いわけではありませんし、今後ご自身と向き合っていくことで必ず見つかるはずです。

ぜひ、少しずつでも良いので、じっくり向き合ってみてくださいね。

最後に―――
私もそうであったように、一人では気づけないことも、誰かの言葉や客観的視点によって気づけたり、後押しがあることで一歩前に進めるかもしれません。
もしお話しできる機会があれば、そうしたお力になれるよう最大限サポートさせていただきます。
”本当のあなた”と向き合い、あなたが心から幸せを感じられるような選択を、一緒に模索していきましょう。

キャリアに関して、お悩みでいらっしゃる方は一度ご相談してみませんか?
ポジウィルキャリア


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