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【カードゲーム】初めての公式大会で気をつけること
みなさん初めまして、レネズミと申します。
今回は名探偵コナンカード初の大型公式大会があるとのことで、探偵マスターズを含めたTCG公式大会で注意するべきことをnoteにまとめました。
内容は名探偵コナンカードゲームやそのフロアルールを中心に行います。
準備編
1.スリーブについて
今回だと公式スリーブか無地のスリーブのみ使用可能です。
2.オーバースリーブについて
特別な規定はありませんが、デッキ全体がカード1枚の横幅(63mm)を超えてはいけません。(フロアルール3.5)
スリーブは変えを用意すると、当日トラブルが起きた際に対処しやすいので、当日持って行くことをオススメします。
※スリーブには1枚1枚の大きさが違ったり、反射したり、傷のつきやすい無地スリーブがあるため、注意が必要です。
3.反っているカードについて
反りはカードの判別を疑われる可能性があります。
谷反りは乾燥剤、山反りは冷蔵庫に入れて極力反っていない状態にしましょう。
対戦準備編
1.シャッフルについて
シャッフルには主に3つのカット方法があります。
・ディールシャッフル→山を上から順にいくつかの山にわけていくように置いていき、最後に重ねてひとまとめにするシャッフル。
・ヒンズーシャッフル→山の上からカード束を下に送っていくシャッフル。
・ファローシャッフル→山を2つにわけてカードの束を互いに差し込みあうシャッフル。
シャッフルの目的はお互いのデッキを無作為(デッキの中身をランダム)にして、イカサマが発生しないことです。
そのため、お互いのデッキが40枚ずつあり、向きが一方向に揃っていることをディールシャッフルで確認し、最も効率よくシャッフルできる方法としてファローシャッフルを行い、最後に短時間でカットできるヒンズーシャッフルでデッキを無作為化します。
また急いでシャッフルするとカードが見えてしまう可能性があるため、相手のデッキは慎重にシャッフルしましょう。
ちなみに私が大会で行っているシャッフルは以下の通りです。
1.ディールシャッフル1回
2.ファローシャッフル7回以上
3.ヒンズーシャッフル3回以上
※ディールシャッフルは無作為化に不向きなため、デッキの数を数えるために1回だけ行うことが推奨されます。
※ファローシャッフルは12回以上行うとよく混ざると言われています。(私はカットが遅いので7回です。)
2.電子機器の使用について
お互いのカードをシャッフルし始めてから、試合終了まで電子機器は禁止になります。
電子機器を使用していると第三者にデッキのプレイを聞いているか、追加の情報を得ているかなどを疑われてしまうため、どうしても電子機器を使用したい場合は対戦相手の許可を取ってトラブルを無くしましょう。
またチャレンジ戦でスマートフォンを時間を測る機能として使用する方もいると思いますが、こちらも禁止されています。
唯一、ジャッジを介したルール確認ではジャッジが許可した場合のみ使用可能なので、ルール確認を行う場合はジャッジを呼びましょう。
(フロアルール2.11)
対戦編
1.宣言について
カードゲームはコミュニケーションゲームです。
プレイヤーは宣言を相手に伝える義務があり、また相手はその宣言を聞く義務があります。
分からないことがあれば遠慮なく質問し、お互い気持ちの良い対戦にしましょう。
また宣言のし忘れには注意です。
1枚までと書かれたカードや○○しても良いと書かれたカードは、一連の行動が終わると0枚を宣言した、しても良い効果を使用しなかったと見なされて巻き戻しすることはできません。(例えば、トッを使用したキャラが証拠をとって、スリープのキャラに対してスタンを宣言せずに他のキャラでアクションした場合などです。)
また結果が同じであれば、順番が間違っていても許容される旨がフロアルールに記載されています。例えばスターターの8キッドのスタンと証拠獲得の順番を逆にしても結果が同じなので問題ないです。(フロアルール4.3)
例外として、証拠の取得を忘れてしまったなどの基本的なルールにおける不備は対戦相手も自身もお互いに警告が入る可能性があります。(フロアルール4.4)
またこの場合はジャッジに事情を説明すればフロアルール4.3に則って、証拠の取得ができます。
そのため、基本ルールのミスを発見した際はフェアプレイ精神を持って、その場で指摘することをオススメします。
簡易的なミスであればフロアルール5.3に書いてありますので、読んでおくとトラブルに繋がりにくいです。
2.時間について
時間が切れてしまうと両者敗北になります。
そのため、時間管理には注意が必要です。
会場には見えるところに残りの対戦時間を表示する機械があると思いますので、時間管理はいつもよりしやすいです。
ただ緊張や会場の雰囲気に呑まれて時間を忘れてしまうことはあると思いますので、気をつけましょう。オススメはFile8枚になった時までに何分くらい使うか、その2,3ターン後に何分まで使っていいかを決めておくと時間配分を決めやすいです。
また相手プレイヤーの行動が遅く、早く促したい場合はその旨を伝える他に、ジャッジに立ち会ってもらうことも可能です。(フロアルール5.8)
3.トラブルが発生した場合
大会では基本的にジャッジがいて、トラブルを解決してくれる人になります。
トラブルが発生した場合は相手にジャッジを呼ぶことを宣言して、ジャッジを呼びましょう。
コナンカードのジャッジは2種類います。
・フロアジャッジ:詳しいルールは知らないけどトラブルを解決するためにお互いの話を聞く人
・ヘッドジャッジ:ルールをよく知っていて最高責任がある
そして、手を挙げて呼ばれるのはフロアジャッジです。
フロアジャッジはカードゲームでよく発生する問題を解決するマニュアルがあり、誤ってカードが見えてしまったり、操作を間違えてしまった場合など、コナンカードの詳しいルールを除くトラブル解決力があります。
またコナンカードの詳しいルールについてはフロアジャッジも詳しく知らない場合があり、判断が間違っている場合があります。そのため、ルール周りの問題はフロアジャッジの判断に納得できなければ上告して、ヘッドジャッジを呼びましょう。(フロアルール1.3)
ジャッジを介すると時間を消費してしまいます。基本的に時間は経過したまま進行するため、注意しましょう。
(あまりにも長すぎる場合は追加で時間をもらえる可能性もあります。(フロアルール2.7))
4.イカサマについて
要点を箇条書きにします。
A.積み込みを防止するために
→対戦前のデッキの中身を見る行為や選んでカードを抜く動作に注意しましょう
B.すり替えを防止するために
→手札は常に机より高い位置に置くように促しましょう
→手札を落とした場合はどんな時でもジャッジを呼んで拾ってもらいましょう
→リムーブエリアの確認でカードに変化がないか注意しましょう
C.加算の動作に注意する
→手札の枚数、Fileの数と置く順番、証拠の数と置く順番に注意しましょう
簡単に一例を列挙しました。ただ初心者がイカサマを発見して、それを指摘することまではかなり厳しいと思うので、こういうものがあるんだなと頭の片隅にでも止めておいてください。
対戦後
1.敗北宣言について
投了を宣言した後は基本的にゲームの結果は覆らないです。
悔いなく対戦を行いましょう。
2.観戦について
コナンカードではフロアルールに他の対戦相手の試合を観戦することが可能かどうか明記していません。
おそらく当日に告知があると思うのでその指示に従ってください。
また観戦している試合のルールについて指摘はできません。(助言だと思われてしまうため。)問題が見つかった場合は当人に直接言うのではなく、ジャッジを呼びましょう。(フロアルール1.4)
終わりに
初めての公式大会はジャッジが成熟していないこともあり、必ずトラブルは発生します。
また勝利した時の景品がいつもより高額であり、対戦相手もいつもと違い多種多様で、名声と名誉のためにあらゆる粗を探してあなたを攻めてくるプレイヤーが一定数存在します。
本番でパニックにならず、自己防衛できるようにすると一安心できるかなと思います。
また自分がトラブルを起こしてしまう可能性もありますが、起こしてしまったトラブルは仕方がないので謝罪をしてお互い気持ちよく対戦できるようになるといいのかなと思います。
最後に一言
カード大会初めての君へ
来てくれてありがとう。あなたたちがこのカードゲームを支えてます。
嫌なことよりも楽しかったり嬉しかったりすることがきっと多くあるはずなので、楽しい探偵マスターズを過ごしていただけたらと思います。
最後に公式のフロアルールのリンクを掲載します。
以上となります。
ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございました。
ちなみに私は探偵マスターズ落ちました!!!