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【ユニオンアリーナ】ファイズ徹底解説
※本記事の画像は全てユニオンアリーナ(https://unionarena-tcg.com/jp/)様が出典となります。
初めまして、レネズミと申します。
今回は仮面ライダーファイズデッキについて、解説します。
デッキリスト
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概要
ファイズデッキはレイト寄りのコントロールデッキです。
序盤は前出しやレイドをせずに面を広げて、豊富な除去手段で相手の面を減らし、アクセルフォームの2回アタックやブラスターフォームのダメージ2を組み合わせた対数超過(フロントラインのアタック回数とブロック回数の差でライフを詰めること)でゲームを進行するのがメインプランになります。
ファイズの強みと弱み
・強み
1.ルーターやサーチ、ドローソースが多い
0カイザ、1電王、3ファイズで手札の質を向上させることができます。
またドローソースが2ファイズ、4アクセル、5ネクストと多く、ゲットトリガーが16枚、ドロートリガーが8枚と手札が増える手段が豊富にあります。
2.豊富な除去手段がある
3電王、4アクセル、5ブラスター、ファイズギア3種と相手のキャラを除去する手段が豊富にあります。
3.攻め性能が高い
4アクセルは2回アタック+除去待ち、5ブラスターはダメ2orバトルに勝つとファイズギアを捨てて除去が可能と盤面に干渉する能力が高いです。
・弱み
1.5エナジーのカードが2種入っている
5エナジーのキャラを出すためにニコタマを1枚引く必要があります。
2.ファイズギアが手札に必要
5ブラスターや4アクセルで除去を行うためにはファイズギアを手札から捨てる必要があります。手札を多く持つことができる強みはありますが、ファイズギアを手札で管理する必要があり、ファイズギアの効果を使うか捨てるべきカードとして使用するかを判断する必要があります。
3.受け性能が低い
相手の番にBP4000でいられるキャラが2種類しかなく、これとニコタマを除いたキャラはBP2000以下しかいないため、相手にBPラインで負けやすいです。
トリガーもアクティブ5枚、レイドトリガー4枚と少ないため、受け性能が非常に低いです。
4.インパクト持ちやインパクト無効がない
ファイズのプールにはインパクト持ちやインパクト無効がいません。(電王には電王ソードフォームがインパクトを持ち、キンタロスがインパクト無効です。)
そのため、リーサル手段のメインプランは対数超過になります。(リー清やグレンシノビと同じです。)
個別カード紹介
5エナ
5 ファイズ ブラスターフォーム
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ダメージ2を持つキャラ
ブロックされなければ盾に2点入り、ブロックされれば、ファイズギアを捨てることで2面に干渉できるカードです。
盤面にもよりますが、盾が3枚以下だと面受け、盾が4枚以上だと盾受けしてくれる印象があります。
5 ネクストファイズ
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このキャラは3つの能力を持っています。
1.ファイズギアの再利用
5ブラスターや4アクセルの効果でファイズギアを捨てる際に、山札の上に置いて使い回すことが可能です。本デッキはファイズギアが7枚となっており少なめな分、このキャラを4枚入れることで数をカバーしています。
※エナジーラインで使えないことに注意
2.BP範囲の拡張
本デッキではハンドを増やすソースやBPの範囲を持った除去カードが多く積まれており、相手の盤面に合わせて除去を行える手段の1つとなります。
この効果でファイズギアを捨てた場合、1の効果で山札の上にファイズギアを置くことが可能です。
※エナジーラインでも使えることに注意
3.ドローソース
ハンドを捨てているとアタック時にカードを引くことができます。
0カイザ、1電王、2ファイズ、3ファイズと手札を切るソースは多く、効果を発動させる機会は多いです。
またアタックフェイズにブラスターやアクセルで手札を捨てても効果が発動します。
手札が悪い場合は起動メインを使うことで手札を整理することもできます。
上記の効果から本デッキとの噛み合いがとても良く、4投必須カードとなります。
ごくまれに4アクセルのレイド元になります。
4エナ
4 ファイズ アクセルフォーム
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Reformationという
このキャラクターは3つのメリットと2つのデメリットを持ち合わせたキャラクターとなります。
メリット
・アタック時にカードを2枚引ける
・2回アタックを持つ
・最初のアタック時にファイズギアを捨てるとBP1500以下を除去できる
デメリット
・素置きできない
・アタックフェイズ終了時にレイド上がいなくなる
このカードは2ドロー、2回アタック、ファイズギアを捨てて1面除去と、アタックフェイズに相手の盤面に3面干渉でき、1APで4〜5つ得するカードとなっています。
レイド上がいなくなる効果はリーサルターンではデメリットでなくなるため、率先してリーサルターンに使用したいカードになります。
またレイド上が剥がれることも常にデメリットではなく、3レイドシャイや4花海咲季のアンブロック効果の対象でなくなるメリットもあります。
3エナ
3 ファイズ
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ファイズギアをサーチできるカードです。
5ネクストがいる状態でファイズギアをサーチできるけど、捨てたい手札がない場合はこの効果で捨てることで山札の上に置くことができます。
またこのデッキは山札が1周する可能性のあるデッキです。(体感50戦に1回くらい)
・戻すカードの優先度
アクセル>ファイズギア>電王ガンフォーム>その他
4アクセルは2回アタックを持つため、対数超過でのリーサルを取りやすく、ドロー効果でファイズギアを持って来れるため、この順番になります。
リーサルターンはエナジーを捨てて、3ファイズにレイドするため、5エナのファイズは必要ないことが多いです。その他の優先度が少し高いくらいの位置付けです。
3 電王 ガンフォーム
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ニコタマ、トリガー持ち、除去持ちということで電王から輸入されてきました。
レイドすると面は増えませんが、退場時で面が帰ってくるため、除去ができればスペシャルよりお得に除去してくれるカードになっています。
2エナ
2 ファイズ
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手札を1枚捨てると2枚引けて手札が減らないカードです。
スパークルカットと併用するとBP4000で攻撃することができます。
1エナ
1 電王 プラットフォーム
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1エナトリガー持ちルーターを電王から輸入しました。
というのも、ファイズの1エナ以下のカードは4種しかなく、1種はトリガーがないため、トリガーを持たせるためにはこのカードが必要です。
0エナ
0 ファイズ
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レイド先が2種いるため、0ゲットは減らせないカードかなと思います。
0 カイザ
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0エナルーター
手札にニコタマがない場合はレイド元よりも優先しておくカードになります。
0 デルタ
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0エナアクティブトリガー持ち2000
これの対比で0ウラタロスが採用される形もありますが、本デッキではスパークルカットを2枚採用しており、BP2000以下アンブロよりBP4000になる方が効果を活用する頻度が高かったため、デルタを採用しています。
basic環境だと黄デクにはウラタロスが刺さやすいです。
争奪戦ではファイズミラーの場合のみウラタロスの方が強いと思います。
アクセルフォームで除去されるデメリットより有効アタックになりやすいメリットがあります。
イベントカード
4 クリムゾンスマッシュ
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ファイズがいると4000以下を退場できるイベントカードであり、次に選べるBPの範囲を+1000してくれるカードです。
除去範囲を広げることで5ブラスターの除去範囲で圧をかけたり、5ネクストでさらに範囲を広げて、スパークルカットや4アクセルのBP4000除去を可能にするカードです。
BP5000のキャラクターはクリムゾンスマッシュを2枚使用するか5ネクストでBP範囲を拡張しないと倒すことができないため、他のデッキより除去に一手間かかります。
3 スパークルカット
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ファイズギアですが、ほとんど手札から使用せず、キャラクターの効果で捨てるか盾から出ることを祈るカードになっています
0デルタ、2ファイズに使用するとBP4000で攻撃できます。
2 グランインパクト
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クリムゾンスマッシュを使用した後に使うとBP4000まで退場させることができ、1枚採用しています。
トリガー持ちのスパークルカットと枚数はお好みで調整してください。
3 変身
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なぜまどマギは刷られたのか…
序盤の早期の面の形成に必要不可欠であり、山札を引くカードが多く入っているため、このカードに触りやすく4投必須です。
ファイズの取るべき戦術
上記からファイズが取るべき戦術はBP4000をフロントラインに出して、最低限の受け性能を持ちつつ、BP4000のキャラクターを除去して相手の有効アタックを減らし、有効アタックの差でゲームに勝利することです。
立ち回りについて
・序盤
3ターン目にニコタマを置きながら、BP4000である5ネクスト(or5ブラスター)を置くことを目指します。
このデッキは5エナが8枚もある割にニコタマが8枚と少ないです。
そのため、豊富なルーターを駆使して、全力でニコタマを探します。仮に該当ターンまでニコタマを引かない場合は4アクセルをレイドしてガンガン山を掘りましょう。それでも引かない場合はデッキへの愛が足りていないので、フルパラにしましょう。
そして序盤の前出しは行いません。
前出しという行動は次に使えるエナジーの数を減らして相手の盾に攻める行動で、BP4000のキャラを置くタイミングが1AP分遅くなります。(コナンカードでいう序盤にネクストヒントするようなものです。)
このデッキは除去性能は高いですが、2エナ以下のBPが低く、前出ししたキャラが有効アタックになり続けるギミックも薄く、盾の受け性能も非常に低いため、アグロとの相性が悪いです。
例外として、手札に低コストしかない場合やニコタマがを引かない場合のみ前出しを行います。
・中盤
面の数で押すこと、4000を除去すること、2枚目のニコタマをエナジーラインに置くことの3つを目指します。
互いに面が並び始める展開になりますが、こちらはBP4000を並べながら、小型を前に出してライフを攻撃しつつ、アクセルフォームのアタック時効果で除去できる展開を作ります。
また相手の攻撃はほとんどライフで受けて、対数超過で進行できるように盤面を形成します。
そして除去を行い、相手の有効アタックの減らす展開を狙います。
・終盤
今回は相手の盾が3枚以下になることを終盤とします。
終盤では5ブラスターのダメージ2を盾で受けることにリスクが高くなり、相手がキャラクターでブロックする可能性が上がります。
そのため、5ブラスターや4アクセルをレイドして、ハンドに抱えたファイズギアを使って相手の盤面を崩します。
手札の取捨選択
手札を捨てる効果が多いため、捨てる手札に迷うことがあり、自分のおおよその指針を記載します。
・基本的に捨てるカード
0デルタ>0カイザ>1電王>>>>>0ファイズ
・エナジーが繋がっていないなどで上記の手札が捨てられない場合
複数持っているカード>スペでないファイズギア>4アクセル>5ブラスター>5ネクスト
・ニコタマがない場合
複数持っているカード>スペでないファイズギア>5ブラスター>5ネクスト>4アクセル
・1枚ニコタマが置いてある場合
ニコタマ>複数持っているカード>スペでないファイズギア>5ブラスター>5ネクスト>4アクセル
あくまで指針なので参考程度に活用してください。
手札に不要なカードがない場合はルーターをなるべく使用せず、切りたいカードにしてください。
ニコタマがない場合は全力でニコタマを探すためにレイド元の決算を無視してカードを切ったり、エナが繋がらなくても2ファイズで1以下のカードを切ることがあります。
環境の立ち位置
本デッキは序盤に盤面を形成して、中盤以降の除去と対数超過でゲームを進行するため、信号機を中心とする除去のないビートダウンや赤シャイなどのアグロには強く、GGOや黄デクなど除去しにくいBP5000のデッキや零番隊などの除去の多いデッキを苦手としています。
SAOのvol.2が出るまではトップティアに食い込むレベルだと思っていましたが、GGOやユナがいる環境だと厳しさがあります。
また争奪戦環境では電王には不利、ゼロワンには有利としています。(オーズ、ジオウ、エグゼイドは当たらない)電王ライナーフォームは狙い撃ちによる除去効果を持っており、BP4000を除去されるとレイドした電王にBPで勝てず、苦戦を強いられます。勝敗はほぼライナーフォームのレイド回数+スペシャルを使用した回数に直結するため、引かれないように祈りましょう。
ゼロワンは1AP得する回数(finalを打つorイズが場に出る回数)の期待値はファイズの方が高く、返しに3000以下のユニットが場に出ている可能性が高く除去しやすいため、ファイズが有利となります。ゼロワン側の対策は鬼のようにアグロして、盾からcolorやスペを出して、面による圧をかけてください。
ファイズが後手デッキである可能性
1.豊富なルーターやドローソースでfinalに触りやすく、次のターンの前出しによる対数超過の動きがしやすい
2.ファイズギアを手札に抱えるために、手札を1枚多く持つことが可能
3.エナジーラインにニコタマを2枚置く展開は後手の方がしやすい
4.先3に8枚しか入っていない5エナ4000を2枚素置きすることが難しい
5.相手の先3に前出しを誘発させやすく、意図的に4000をプレイする回数を抑えられる+小型キャラを除去しやすい状況を作ることが可能
争奪戦は8戦中7戦が後手で全て勝っている(ジャンケンが弱い)ため、少し考察しましたが、基本的にユニオンアリーナは後2の行動より先3の行動が強い傾向にあるため、可能性の示唆だけしようと思います。(ちなみに唯一の先行はファイズミラーで負け)
終わりに
以上ファイズの解説でした。
このnoteで争奪戦や未来のOBC(予言)に勝てたら、呟いていただけると私がとても喜びます。
ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございました。