恋愛作品を好むことと恋愛体質であることは必ずしもイコールではない。
敬称略をお許しください。
好きな作家は村上春樹と島本理生。日常生活の中で恋愛小説を読む時間がそれなりにあると嬉しい。恋愛ドラマを邪険にすることもない。むしろ好んで観る方かもしれない(4月から始まる広瀬アリスと松村北斗がW主演を務めるドラマが今から非常に楽しみだ)。ちなみに昨年放送された『最愛』は名作だと思う。
少女漫画を読んで育った。当時流行った作品は一通り読んだ気がする。杉山美和子作品と持田あき作品が特に好きだ。好きな歌はと聞かれれば、Indigo la Endや椎名林檎、宇多田ヒカルの歌うラブソングを挙げるだろう。
恋愛を題材にした作品が好きだと言うと、「じゃあこの人は恋愛体質だ」と解釈されてしまうことがよくある。―恋愛作品が好きなんでしょ? ならあなたは恋愛体質ですよね、恋愛しようや、みたいな。まあこんなに直接的に言われたことはないけど。今まで友達や仕事仲間として人と関わる中で、あくまで趣味の話として提示した話題がたまたま恋愛作品だっただけ、と自分は思っていたのだが、それが私自身の性質として間違って伝わる。そして、それ以降の会話が何かにつけてリアルの恋愛の話に繋がってしまう、ということがあるのだ。友達だと思って会話してきた人が、一度でも上述した雰囲気を出してくると途端に人間関係が嫌になってしまう(これもまた自分自身による一方的な解釈なのでやっていることは同じだ)。潔癖すぎると言われるかもしれないが、それが原因で友達フェードアウトした経験が自分には多い。
趣味や好きなもののことを話した相手と徐々に疎遠になる。別に誰も何も悪くないけど、残念なことだが自分の性格上しょうがない。自分を一番大事にしたい。でもやはり、自分の好きなものを好きなように話したいと思うのもまた正直なところではある。
恋愛作品に共感や自己投影をして、自身も恋愛したくなる人だって勿論いるだろう。ただ、それは全員じゃないのではないか。ていうか身近な人と恋愛したい人多すぎない? うまくいかなかったら色々面倒じゃん。下手すりゃ人間関係壊滅するし。なんで諸々のリスクを軽んじてまでそんなに恋愛したいの?(暴論大変失礼いたしました)
とにかく、私は恋愛作品が好きだ。そして、特に自分が書く文章も恋愛を扱ったものが多い。でも自分が好むのはやっぱり創作の恋愛なんだよなあ。妙に格好つけたタイトルですが、要は自分は蚊帳の外で恋愛を楽しみたい、ということです。
好き勝手に書いてしまった。誰かに怒られたらどうしよう、ごめんなさい。