【幻獣機かんたん解説#8】空中補給って、素敵だ
まえがき
反省を糧に生きる
どうもれんこんです。
今回は初めての「幻獣機サポート罠」になります。
実はそんなに悪くないスペックをしてそうでしてない、でもちょっとしている憎めないカードです。
基本スペック
・永続罠
・このカードのコントローラーはお互いのエンドフェイズ毎に自分の場のトークンか幻獣機モンスターをリリースするか、このカードを墓地へ送る。
・1ターンに1度、幻獣機トークンを特殊召喚できる。
強み①
貴重な幻獣機トークン供給源です。
LVP3にて再録された為、見た事がある人は比較的多いのではないでしょうか。
往復のターンで2体もトークンを出せる上に展開の制限などはなく、トークン生成カードとしてはかなり異色の存在です。
《ドラゴノイド・ジェネレーター》とか《スライム増殖炉》を使いたいのに、重すぎる制約のせいで泣く泣く採用を見送る幻獣機ユーザーは数多くいます。
そんな中、永続罠故にフリーチェーンでいつでもどこでも好きな時に《幻獣機トークン》を産み出せるこのカードは、正に幻獣機のキーカードと呼べる程の存在感を放っております。
以前執筆した《幻獣機メガラプター》との相性は言うまでもなく、純粋にトークンが2体増える様子はトークンに飢えた幻獣機ユーザーを容易く狂わせます。
しかし、幸せな夢はそう長くは続きません。
欠点
問答無用で維持コストを取り立てられます。
トークンを出そうが出さまいが、お互いのエンドフェイズにトークンか幻獣機モンスターをリリースしなければいけません。
このカード、《空中補給》って名前なのに補給した《幻獣機トークン》をなぜか返さないといけないんですよ。どういうことなんでしょうか。
それって"補給"じゃなくて"レンタル"ですよね
《空中貸与(エアリアルレンタル)》に改名しようね
その上、トークンが無い時は勢い余って「幻獣機モンスター」をコストに要求してきます。
なぜこんな目に遭わなければいけないのでしょうか。
とはいえ取り立ては強制ではなく、コストを支払いたくなければ任意で墓地に送ることが出来ます。
ちょっと良心的ですね。
あれっ でもこの形式ってなんか見覚えありますね
そうか……《空中補給》はサブスクリプションサービスだったんですね……
とはいえ
めちゃくちゃ言ってますが、事実としてこのカードの重要性は非常に高く、フル投入すら視野に入る程には優秀なカードです。
世の中には《デビルズ・サンクチュアリ》や《ワンタイム・パスコード》等、もっと使いやすいトークン生成カードがありますが、《空中補給》はなんといっても《幻獣機トークン》を容易に用意できるのがミソ。
ダジャレじゃないですよ。
サブスク制なのが非常にいい味を出しており、使い切りだろうが何時でもトークンを生成できる札として見ると非常に使い勝手がいい訳です。
基本的には使い切りにはなりますが、《メガラプター》等の補助により維持することができれば段々とアドバンテージを稼いでくれるはずです。
一応小ネタもありまして、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》と併用すると、
1・《シャドウ・ディストピア》でトークン生成
2・《空中補給》で生まれたトークンをリリース
という形になり、維持がかなり簡単になります。
《空中補給》は維持コストである都合、相手のトークンを肩代わりにすることはできないのですが、裏を返せば他のカードと効果の奪い合いにならずに済むとも取れます。
事実《シャドウ・ディストピア》は幻獣機で使うと無類の強さを発揮するので、隠し味に入れる方もいるとかいないとか。
私は割と入れがち。張れたらガンガン威圧していきましょう。
破壊するのはやめて。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
TCGのデザインは1から2を生み出すカードが強いとされますが、このカードは永遠に±0を生み出し続けるカードでした。
でもねえ 本当に強いんですよ
《コルトウィング》の効果を起動させるための帳尻合わせとか、間に合わせの《幻獣機トークン》の用意とかでめちゃめちゃお世話になります。
まあ1枚ではどうすることもできないので、複数枚積んでダブついた時は割と絶望的な気持ちになりますが、生き残れることを信じて勇気のセットエンドで乗り切ります。メガラプターがいればhappy。
幸い名称ターン1はないので、あればあるほどトークンが湧いてきます。ちゅよいよ(脳破壊)
使うことは無いかなあって思われるかもしれませんが、いつでも☆3かつ機械族のモンスターを用意できるカードがあることを、時々でもいいから思い出してあげてくださいね。
役立つことがきっとあるはずです。
それでは次の記事でお会いしましょう!
次でLOAD OF TACHYON GALAXYの幻獣機カード紹介も最後になりますね。
では。