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誇り

4月便り

リーグが終わり、オフシーズンに入りました。

今シーズンは昨シーズン同様に超過密日程での試合が多く、中3、4日での連戦が続いてきました。その中でも大きな怪我なく最後まで戦えたのは、セルフケアはもちろんのこと、チームのメディカルスタッフや個人スポンサーして頂いてる企業様のおかげでもありました。

スポンサードしていただいているという責任感がセルフケアや個人の能力向上に大きなモチベーションとなった事は間違いありません。今シーズンも共に戦って頂き、ありがとうございました。

オフに入り、先ずは今まで訪れることのできなかった場所を訪れてきました。
今シーズンはシリーズ制で各都市を転々と巡業のように飛び回り試合をしてきました。
その中で本拠地のある都市にはなかなか滞在することができず、このシーズンオフを通じて地元の文化や自然を堪能してきました。

マランという街は周りを無数の山に囲まれた盆地で、1年を通して涼しく過ごしやすい気候のため、避暑地としても知られています。
中でもブロモ山は有名な観光地で、一度は絶対に訪れるべきだと帰国が迫る中、チームメイトの計らいでBromonesia様にプライベートツアーをしてもらいました。

ツアーは至れり尽くせりの大満足な旅で、大自然を前に、自分の小ささを知り、自然の偉大さを実感することができました。
また今シーズンは無観客だったために、直接会うことの出来なかったサポーターの方にもツアー中にたくさん声をかけて頂き、改めてこの街のサッカー熱の凄まじさを感じることもできました。

そして、ガイドさんが連れて行ってくれる先々で、その仲間から優しくしてもらい、皆さんの輪の中に入れてもらえたこと。
「おまえはMy Family だ」と何度も言ってもらい、手厚くもてなしてくれた事にとても胸が熱くなりました。


僕は日本で22年間育ち、良くも悪くも日本の教育で育った人間です。日本人で良かったと思う瞬間もたくさんありますが、それと同じくらい外の世界に出て出会った人達から学んだことがたくさんあります。

今回の旅でも現地の方の人柄、態度、生き方から学ぶことがたくさんあり、そんな彼らのために、彼らの街のために戦えた事を本当に誇りに思います。

僕がいようがいまいが、この街のチームの歴史は続いていきます。だからこそこの限られた期間の中でどれだけの人を熱狂させ、どれだけの人と喜びを分かち合えるか。
そして彼らの心に何か1つでも残るようなものがあればこれ以上に嬉しいことはないなと思います。

オフシーズンも良いスタートダッシュが切れました。またここから次なる目標に向けて、自分のやるべきことを突き詰めて積み上げていきたいと思っています。
そしてもちろん、オフシーズンだからこそできること、行ける場所、会える人。
そんな瞬間も大事にしながら有意義な時間を過ごせればなと思っています。

ではまた。



“ It’s up to you “

Renshi

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Renshi (山口廉史) 🇮🇩
サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。