2020年
2020年明けましておめでとうございます。
今週から練習が始まり、タイのアユタヤでの生活もスタートしました。
バンコクから1時間ちょっとのところに位置するアユタヤは、バンコクほど栄えているわけではないですが、落ち着いた良い雰囲気の場所だなというのがここまでの印象です。
今年も新たな土地でどんな縁があるのか楽しみにしながら、素晴らしいシーズンだったと思えるようにやり切りたいと思います。
先日、大学サッカー部の仲間が、当時の部長の話が載った記事を送ってくれました。
大学3年の時に新たに就任した部長は、サッカーは全くの未経験者。それでも朝7時からの練習には欠かさず顔を出してくれて、練習後には部長訓話として毎回ひとつ、話をしてくれていました。
”桜の話“
”人生は心ひとつの置きどころ“
”一歩出たぞ“
など、今でも印象に残っている話をたくさんしてもらいました。
毎朝学校の校舎から坂の上にあるサッカー場まで15分ほどかけて足を運び、直接顔を見て話をしてくれたこと。
雨の日も夏の暑い日も冬の厳しい雪の日も欠かさずグラウンドに来ては声をかけてくれたこと。
大学の学部長や教授をしている部長が、自分の足で現場に行って、自分の目で見て、自分の肌で感じ、自分の言葉で伝えることを継続している。
それを継続している人だからこそ、見える世界があって、伝えられる言葉があるのだという事を身をもって教えてくれていたのかなと思います。
記事にも部長訓話の話が載っていましたが、実際に体験した人の言葉には重みがあり、自分の経験からくる話だからこそ人の心を動かし、人に伝わる言葉を発することができるのだなと思いました。
サッカー選手として、プレーで存在を示し、プレーで人の心を動かすこと。
そして、ただ海外で働いていました、サッカーをしていましたというだけではなく、この体験の中から学び続け、自分の体験、言葉の価値や重みを高めていくことが選手としても人としてもこれからの自分にとって大事なことなんだなと気づかせてもらいました。
今年1年、自分で体験することにもっと重点を置き、結果を出すことで次の道を切り拓きながらまた次へと繋げていけるようなそんな1年にしたいなと思っています。
でわまた。
“It’s up you”
Renshi