マジメな大学生50人をクラブに呼んでみた
『こ、こんなのはじめて...』
ーーーある大学生は顔を赤らめ、つぶやいた。
こんばんは。昼夜逆転生活のにっしーです。
前の記事で「クラブ=3K/怖い・暗い・汚い」というイメージが流布していると書きました。
実はこの調査には続きがあります。アンケートに答えてくれた20代の8割がクラブへBadイメージを持っていたわけなのですが、回答者のほとんどが「クラブ未経験者」だったのです。
この事実を目の当たりにして、なんかもったいないというか、ちょっと悲しくなったんですよね。
メディアのせいなのか、口コミのせいなのか、真相は分かりません。しかし「行ってもいない、体験してもいない」物に対して一方的なラベリングをしてしまうこの現実はどうなのかなと思うんです。もっと抽象度を上げれば、この社会にある問題の多くが、よくわからないまま「なんとなく」のイメージや世論という魔物が形成させているように感じるんですよね。今回たまたま「自分ゴト化」できたのがクラブだったというだけで。
さて、この現実をどう変えようかな〜と思っていたところ、早稲田で自由に問題を設定し、スモールスタートを実践できる講座に出会いました。(この講座の紹介はまた今度)
この講座で出会った仲間と共に『Re:NC』というプロジェクトを立ち上げ、先日こんなイベントを開催しました。その名も『水曜日のゆらめき』。
「クラブ=3K」でもいい。
とにかく「体験」から自分の中でクラブのイメージを創ってほしい。
クラブ初心者の若者たちが、限りなくハードルの低い状態でクラブ(音箱)を体験するというコンセプトで8月1日(水)に決行。ついでに音箱の良さにも気づいて頂けたら嬉しいなと思い運営しました。
時間も平日のど真ん中「水曜日」の19時すぎ(健全 笑)
場所は「音箱」界でも有名な『AOYAMA TUNNEL(トンネル)』さんを使わせていただきました。
早稲田大学を中心に20代の大学生約50人がトンネルに集結(会場パンパン笑)。イベントと言いつつも出入り自由。ひたすら気ままにクラブを体験できる空間を創りました。
そして流れるは「民族xハウステクノ」ミュージック。
『え〜クラブってこんな感じなんだ〜』
『なんだか緊張するな...』
さまざまな声が交わる中で始まったイベント。
* * *
抱えるイメージは「クラブ=3K」。
慣れない環境。クラブという『異世界』。
ハウスビートで揺れる空気。かちわり氷が決めてのカクテル。自然とはじまる会話。
最初はたどたどしかった参加者も、徐々に音箱の雰囲気に慣れ始め、会場は大いに盛り上がりました。
今日がクラブ初体験のTさんはこう話す。
『興味はあったが行く勇気がなかった「クラブ」。純粋に音を楽しむ「音箱」はこれまで知らなかったし、出会えてよかった。音箱は「怖くない・気張らない・リーズナブル」。 どれも私が持っていたクラブ像とは正反対で、案の定、虜になってしまいました。。。今後ひとりでも行ってみたいかも...!』
* * *
「体験」からクラブのイメージを創ってほしい。
そんな願いと共に開催した『水曜日のゆらめき』でしたが、ひとまずは「成功」したのではないでしょうか。
しかし、かなり「勢い」と「想い」でやりきった面もあるので、今後はクラブが抱える問題の更なる原因追求と、クラブをどうしていきたいのかという理想像を含めもっとブラッシュアップしていきたいと思います。
Re:NCでは「クラブ」に関わるイベントの開催や記事を発信していきます。興味がある方はぜひフォローください!
にっしー
* * *
追記
今回のイベント実行にあたり、『AOYAMA TUNNEL』さんはじめ、音箱関係者の皆さまから多大なるお力添えをいただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。加えてイベントに参加してくださった全ての方々にも御礼申し上げます。ありがとうございました。会場で使用しました『AOYAMA TUNNEL』ですが、厳密には「クラブ」ではなく「DJバー」「ミュージックバー」にカテゴライズされます。イベント実行の便宜上「クラブ」という表現を使わせていただきました。