人生ゲームをゴールから逆算すると
人生が長期戦のゲームだとしたら、ゴールはなんでしょうか?
もちろん、ひとつの答えなどあるわけもなく、人生いろいろ、人それぞれでいいと思います。
わたしは平凡ですが、子孫繁栄という生物としての役割を果たし、自分がやりたいことを全うして、最期は家族や子孫に感謝を伝えて終えることだと考えています。
「終わり良ければすべて良し」の認知バイアス
人間には多くの認知バイアスがあります。
科学で証明するのは難しいのかもしれませんが、「終わり良ければすべて良し」は真だと思っています。
そうであれば、「終わり悪ければすべて悪し」にならないような人生設計が必要で、人生のピークを前半ではなく、やや後半にずらすのも一つの考えだと思います。
過去の成功はやがて苦しみになる
若い頃に華やかな世界で活躍しても、その才能(特に外見)をずっと維持することは至難で、晩年は周りから元◯◯のように過去に生きる人は少し寂しく思います。「元」というタグがなければ社会はその人を認知せず、本人もそのアイデンティティからなかなか逃れられません。
人体の耐用年数はそんなに変わらないはず
人生100年時代と言われるようになりましたが、再生医療や遺伝子治療などで劇的な発明がなければ、人体の耐用年数はそれほど極端には変わらないでしょう。
いまのところ、80代以降をおまけのボーナスと考え、まだ体と頭を維持できる70代を人生のピークにするのは合理的な考えではないでしょうか。
人生後半は次世代への推し活
また、人生後半からは自分がガツガツと前に出るのではなく、何者にもなれなかった自分を素直に認めて、一歩下がって次の世代が少しでも幸福な人生を送れるようにと応援をしたいと思います。
若い頃に苦しめられた執着や欲から解放されて、だいぶ楽になりました。
利己から利他になると、仏教の「あきらめる」の境地に少しは近づけるのでしょうか?このあたりは進化心理学でも証明されているかもしれません。