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【Vol.26】累進課税制度

源泉徴収制度と双璧をなすのが累進課税制度です。

この所得税の累進課税制度も源泉徴収制度との相性が抜群で、ごく一部の高級サラリーマンを除いてそれほど意識が高くないです。

ざっと調べたところ、現在の所得税の累進課税率は以下のようです。

195万円以下:税率5%
195万円超〜330万円以下:税率10%
330万円超〜695万円以下:税率20%
695万円超〜900万円以下:税率23%
900万円超〜1,800万円以下:税率33%
1,800万円超〜4,000万円以下:税率40%
4,000万円超:税率45%

国税庁

330万円と900万円のところで10%も上がるので、ここが一つの大きな線引きになっているのがわかります。

かなり穿った見方かもしれませんが、税率だけでみると、年収330万円以下は下級民(税率10%以下)、330万円〜900万円は平民(税率20%程度)、900万円超は上級民(税率30%超)と国が分類しているようにも思えてしまいます。

しかし、上級民といっても、現実はそれほど甘くはありません。

例えば、年収1000万円のサラリーマンは平均以上の高級取りの部類だと思いますが、あれよあれよと税金や社会保険で引かれていくと、実際の手取りは700〜800万円程度まで落ちていきます。

年収1000万円のアッパークラス(上位4%くらいと言われているようです)のサラリーマンでも実際の手取り収入は月60万円程度なのです。

かなりガッカリしませんか?

サラリーマンだけでどんなに頑張っても、お金持ちになれる人はごくごく一部なのです。

最大の壁は税金です。