【Vol.26】累進課税制度
源泉徴収制度と双璧をなすのが累進課税制度です。
この所得税の累進課税制度も源泉徴収制度との相性が抜群で、ごく一部の高級サラリーマンを除いてそれほど意識が高くないです。
ざっと調べたところ、現在の所得税の累進課税率は以下のようです。
330万円と900万円のところで10%も上がるので、ここが一つの大きな線引きになっているのがわかります。
かなり穿った見方かもしれませんが、税率だけでみると、年収330万円以下は下級民(税率10%以下)、330万円〜900万円は平民(税率20%程度)、900万円超は上級民(税率30%超)と国が分類しているようにも思えてしまいます。
しかし、上級民といっても、現実はそれほど甘くはありません。
例えば、年収1000万円のサラリーマンは平均以上の高級取りの部類だと思いますが、あれよあれよと税金や社会保険で引かれていくと、実際の手取りは700〜800万円程度まで落ちていきます。
年収1000万円のアッパークラス(上位4%くらいと言われているようです)のサラリーマンでも実際の手取り収入は月60万円程度なのです。
かなりガッカリしませんか?
サラリーマンだけでどんなに頑張っても、お金持ちになれる人はごくごく一部なのです。
最大の壁は税金です。