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グレートリセットで金融時代からテック時代へ
私淑する橘玲さんの最新記事をまた拝読しました。
少し前に「テクノ・リバタリアン」を拝読して、今後は金融からテックの時代になると確信しましたが、今回の記事はその内容を補強する内容でした。
コロナウイルスが世界中に蔓延した2020年頃に、"Post Pandemic"とか"New Normal"などという言葉をよく聞きましたが、今思うと、確かにここが歴史の転換点だったのかもしれません。
陰謀論者が大好きな"Great Reset"というやつですが、実はもう既に終わっていたのかもしれませんね(笑)
コロナを境に金融の限界が可視化されたような気がします。
どの国も輪転機をフル回転させて大量の紙幣を市中にバラ撒きましたが、案の定、現在は世界中がインフレになって苦しんでいます。
当たり前ですが、マネーの役割は交換道具で、交換するモノが主体です。
交換するモノがなければ、マネーはただの紙切れです。
MMTのような小知恵を喧伝する学者も一時いましたが、解決できなかったどころか、ただ悪化したように思えます。(蜘蛛の子を散らすようにいなくなりましたね)歴史の徒花というやつでしょうか。
金融というと、Fin Tech(金融革命)という言葉も聞きますが、広義のIT・AI革命の末節に過ぎないと思います。
素人なので詳しくは知りませんが、ブロックチェーンの方が上層の位置付けのように思います。
ただ、テックと国家の融合といっても、一枚岩ではなさそうです。
テック企業同士で激しいシノギを削っていますし、テック企業と国家で利害が合わないことも多いです。(石油を掘りまくれというトランプ大統領と電気自動車メーカーのテスラは真逆ですね)
テックを象徴するイーロン・マスクはとうとう国家の中枢に入り込みましたが、超個性派のギフテッドたちをどのようにまとめるかは、トランプ大統領の手腕によるところです。
本格的なテック時代に突入して今後の世界は大きく揺れることでしょう。