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【Vol.69】一社懸命の巨大リスク

少し前に船井電機が破産手続きを申請したというニュースを目にしました。


船井電機「給料払えません。即時解雇です」 社員が気づけなかった「3つ」の危険信号


かつて「世界のFUNAI」とも言われた一流企業だったのに、盛者必衰で諸行無常なものです。

いろいろとキナ臭い話も飛び交っているようですが、社員が一番の被害者です。

給料も払えないということは退職金も当然出せないのでしょうし、横領に近い犯罪ではないでしょうか。

2000人規模の大企業ということだと、下請けや関連会社などの連鎖倒産が起きる可能性も高いと思います。


「サラリーマンは気楽な稼業」の時代は終わったんだと実感したのは、もう四半世紀前の大昔ですが、山一證券が倒産した時でした。

山一證券の時も社員は何も知らずに出勤したら即時解雇だったと思います。

この記事にも書かれていたように、「ネズミは沈む船を見捨てる」ような敏感な嗅覚を求められる厳しい時代に生きているのだと改めて思います。


会社に忠誠を尽くして出世しても、その会社が倒産したら何も残りません。

会社と心中してもいいのなら別ですが、今の時代は愛社精神など論外で、取引先の一つとして割り切り、副業もしっかりしながら、いつでも転職や独立ができるようにしておいた方がいいでしょう。