朝日新聞be「それぞれの最終楽章」最終回です。
朝日新聞be「それぞれの最終楽章」第7回が今朝アップされました。
今回が最終回です(このリンクは紙面版と同じもの。ディレクターズカットというか、もう少し長めのが明日日曜朝にアップされます。そっちもまたリンクしますね)。
というわけで、これまでお読みいただきありがとうございました。この連載を書いている間にも、身体の状態は刻々と変わり、一喜一憂、考えることも変化したり、思い直したり。すでに新聞に書いたことを読み返すと遠い過去のような気さえする。作家の人の書くことが首尾一貫してないと思うことがあるのも、こういうことなのかな・・・。
また改めて書くと思いますが、現在、実家の愛媛にしばらく帰ることも考えはじめています。親元で家事などをまかせてゆっくりというのもありますが、せっかくローンまで払って、苦労してきた商店街の中にある家を、いまやシャッター半分閉めたような状態で放置しとくのはもったいなさすぎるって思ったんですよね。東京でお金がないから店も寺子屋もできないとか常々言ってましたが、田舎であったとしても、私、お店持ってるんですよね。
一度、そのお店を使って何かやってみてもいいんじゃないかなと思った次第。「私のおひとりからの町おこし実験」です。
それで、昨日、トランクルームにあった私の本の一部と箪笥の肥やしになってた洋服をとりあえず実家に送り返しました。
まず、人通りの少ないシャッター商店街の店頭でワゴンを出して、自分の古書や古着を並べたら、人は立ち止まるだろうか?という実験をやってみようかなと。東京と違って、厳しいとは思いますけどね。
現在、実家のある商店街には書店はありません。かつては2軒、隣接する商店街合わせると5軒ほどの書店がありましたが、今やスーパーマーケットの中に大手書店の支店があるのみで、雑誌とベストセラー、自己啓発本みたいなのが少しあるだけ。本の需要もないんだとは思いますが、そういう街で、古書に立ち止まる人がいるものか・・。まずはそれを知る実験からです。
さらに、店頭に町おこし一緒にやりませんかと張り紙して、町について語るお茶会をやってみるとか、身体をあまり使わなくてもできそうなことをやってみたいなと思ったりしています。
更なる構想はかつてnote(榊原玲奈アカウントとは別の)にも書いてるのですが、それはまた改めて書こうと思います。
ただ、一つの懸案は、田舎に帰ると収入はどうするのかということ。実家ももはや非課税世帯なので、今私が使ってるサプリや食品、医療関係費を賄い、たまには東京にも出て来たり、ローンほかの借金返済をしていくためには、やはりそれなりの仕事が必要です。東京にもまた帰ってくるつもりなので、主要な荷物だけはトランクルームを借りとこうと思ってますし、そうなると結構なお金が必要。
四国や関西でできる取材を回してもらうということも考えられますが、それはコンスタントにあるわけではなく、現在の体の状態を考えると、歩き回るような取材は厳しい。やはりnoteなりyoutubeなり、冊子も作ったり、家でできる仕事でお金を産む努力をせねばならない。
ただ、すぐの収益化も心もとないので、明日アップされる「それぞれの最終楽章」のデジタル版の方の最後は、「リモートでのお仕事あったらよろしくお願いします」で締めています。
リモートでパソコンに向かえばできるお仕事があれば大募集です。
まだ、いつ実家に帰るとか決めてはいないんですが、ほんとうに仕事と収入次第というか、とりあえずは部屋の断捨離をしながら、考えたいと思ってます。
理想は1年くらいは実家で地元のシャッター商店街の活性化や地元民が行きたくなる場の創出に関する活動をして、それを発信し、その後、状況が許せば、今度は火鉢カフェをつくるために東京に戻ってきたい。火鉢カフェはやはり都市で作ってみたいのです。
今、そんな机上の空論のようなことを考えつつ、身体の変化に向き合っています。体幹は動きづらく、荷物の片付けも友人に頼りっぱなしですが、気持ちとしゃべりは元気です。
というわけで、今後の発信もサポートよろしくお願いします。
リモートでできるお仕事がありましたら、それも是非。