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[チャリ旅編]栃木県日光の山奥、中禅寺湖に潜むあの魚。

僕にはこの旅で絶対に寄りたい場所があった。
それは、栃木県日光市の山奥にある中禅寺湖。
男体山の噴火によって形成された日本一標高の高い湖、中禅寺湖。
(海抜標高1269m、周囲25km、面積11.60㎢)
広大な美しい景色に澄んだ空気、そしてなにより、湖には僕の会いたい魚が潜んでいるからだ。


箱根峠 旧街道

名古屋を出て12日目
雨の中での峠越えが続き、思い通りにいかないこともあり色々と危なかったけれど静岡、神奈川、東京、群馬を抜け、なんとか中禅寺湖へ辿り着けた。
会いたい魚のために数日間はここに滞在して釣りをしなければならないので寝床を探す。僕はこの旅では宿は取らないと決めていたので、基本的に寝床は‘知り合いの家’(笑)か野宿(道の駅)スタイル。しかし標高1200m越えのここ、この時期はまだ凍死レベルに冷え込むらしく野宿はやめた方がいいとのこと。最終的になぜか湖付近でアクティビティツアーを経営している方に辿り着き
ワケを話すと…
無料で寝床、食事、ガイドを提供してくれることに!
次の日の朝から釣りができるという急展開に
おーーー?と頭が追いついてない感じでしたね。

寝床提供してくださったマスター

次の日の朝3時に釣券を買い、4時から投げ始める。

18歳以下無料だったんかーい

釣り開始から一時間もしないうちに、
手前まで何かが追ってくるのが見えた思うと
ガツンっ!何かがヒット。
なんだーー!?とタモに入れてライトで確認。
あぁ!アイツだ!!
そう、僕の会いたかった魚だった。しかし喰うのが下手なのかスレで掛かってしまっていた。しかもその後すぐに逃げてしまい写真も撮れず、なんとも言えないもやーんとした出会いになってしまう。ごめんよ…

もやーん な写真

それから昼過ぎまで歩きながら投げ続けたのですが無反応。だけどね、魚だけじゃないんですよ中禅寺湖は。「もー嫌だとは言わせないぜ」と言わんばかりの綺麗な景色。飽きるわけがない!笑
良すぎる…

長めの昼休憩を挟み、夕方は国道側でテスターさんたちに教えてもらいながらボトムバンプの釣りをやることに。

さかなと森の観察園

夕方16時くらいから時合いに合わせて釣り再開。
pazdesignのテスターさんたちを真似てスプーンを動かす。
17時頃、ようやくそれっぽく動かせるようになってきたなぁと思っていると、笑
グンっ。
根掛かり?と思うような当たり。とりあえず合わして巻いているといきなりグングン走り出す。
途中、「あ、これアイツだ!」と確信したので
慎重に寄せてきて、無事ランディング!
突然の再会に、あぁぁぁぁ!(バンザイ)
としか言いようがなかったです。笑

レイクトラウト 学名:Salvelinus namaycush
ヒレデカい!

レイクトラウト、僕が中禅寺湖で会いたかった魚です。レイクトラウトは北米大陸北部(カナダなど)原産のサケ目サケ科イワナ属の魚です。
日本には研究のため移入されました。今現在日本では、ここ栃木県日光市の中禅寺湖にしか生息していないそうです。
ヒレに模様に顔に大きさに魅力がたっぷり詰まっているレイクトラウト。こんなカッコ良くて素敵な魚が日本の水辺で暮らしてるって考えるとなんか単純に嬉しい気持ちになってしまいますが、一応外来種。今現在どんな影響を与えているのか、どう向き合っていけば良いのか、までは僕も分かっていないので、いつかまた行き、現地の詳しい人たちに聞きたいと思ってます!

釣れる確信はまったくなかったですが、笑
もしかしたら…と少しでも‘自分の可能性’を信じて雨の中キッツい峠を越えてきた甲斐がありました。
たくさんの出会い、良い経験をさせてもらい僕はホント幸せ者ですね。ありがとうございました。

まぁ、今回は運が良すぎたかなぁ🤔

今回のインスタ投稿です。ぜひ!

2024.5.8〜

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