新たな難敵「肺血栓」
およそ10日ぶりの投稿です。この間、悪性リンパ腫の種類がようやく確定し、治療の方針も固まったので入院しました。ところが、初日のCT検査で「肺血栓」が見つかり、治療計画にいきなり狂いが生じました。
血栓はリンパ腫が原因とみられ、「大きくはないが、小さくもないサイズ」(主治医)とのこと。自覚症状はありませんが、さらに大きな血の塊が詰まってしまうと、血液が全身に回らなくなるため、薬で溶かす治療を先に始めました。抗がん剤の投与は後回しです。副作用として、血栓を増やす恐れがあるからです。
CT検査では当初、首からお腹までの範囲で進められていたのですが、異常を見つけた技師が途中から急きょ足首まで広げました。その後に追加された心臓や両足の超音波検査にはかなりの時間がかかり、ベッドに横たわりながら不穏な空気を肌で感じていました。
既に命の終わりを意識しながら暮らしているつもりですが、天井を眺めながら「死期が早まった」と想像し、激しく動揺していました。人間って弱いですね。
点滴を打ちながら、ほぼベッドで安静に過ごす日々が続きます。一歩一歩、前に進むしかありません。