見出し画像

【大切な人との別れ】はなぜこんなにも辛いのか?4つの理由

大切な人との別れって本当に辛いでよね。

私も経験がありますが、いきなりフラれたり、何かしらの理由で別れないといけなかったり様々ですがこの別れの辛さが本当にきついと思います。

一生立ち直れないんじゃないかとも思っているかもしれません。

周りからは「失恋は日にち薬だよ」なんて言われて
『今!!辛いんじゃ!!!今の辛さを何とかしてくれ!』と思われているかもしれません。

今回はこの絶望的な辛さは何なのか?

根本理由を知ることで辛さが軽減されますのでご紹介させて頂きますね。

・生活内の依存先が1つ減ったという“喪失感”

楽しい話や悲しい話を共有出来て、お休みの日は2人で楽しい思い出を作れる存在、それが彼女。
そんな素敵な人が突然いなくなってしまったら心にぽっかりと穴が開いたような気がしますよね。

実は、人は生きている中で様々な依存先があります。

依存先というとネガティブな印象を持つかもしれませんが、要は各方面のコミュニティの数。
仕事場、家族、地元の友達、前の仕事の友達、大学のサークル、SNS。
このコミュニティの数は多ければ多いほど精神は安定します。

コミュニティ内にはそれぞれ愚痴を言える場所、気を使うけど勉強になる場所、気を許せる場所、輝いている自分を披露できる場所など分かれてきます。
これは役割が違えど、それぞれ何かしらの依存をしている状態です。
(場所によって自分のキャラクターが少し変わってくるのも、コミュニティに求めている役割が違うからです。)

人生上どこかのコミュニティで何か嫌な事があっても他のコミュニティで発散・回復が出来やすいので、依存先が細かく分かれていればいるほど良いのです。
一方コミュニティが少ないと全ての依存先(愚痴、気晴らし、気を許す、輝く場所)が一つの場所になるのでなくなってしまった時のダメージは壮大です。

彼女は自分自身の中でも大きな存在のコミュニティに属していたのでしょう。

お別れしたことにより自分の依存先も減った為“喪失感”という気持ちに苛まれ、辛い気持ちに支配されているのかもしれません。

・本能的に備わっている孤独という“恐怖”

恋人と別れたからって絶対に死なないのに、なゼこんなにも死にそうになるのか、私は不思議に思ったことがあります。

それで様々な本を読みまくって出た答えが【本能】でした。

人々は昔(特に日本人は)何人かで固まって集落での生活をしていました。

若い男皆で狩りに行っている間に、高齢者はお米を収穫し、子供は野菜を作り、女性も洗濯は板で1枚1枚洗って、日が暮れたら暗闇の中動物に襲われないよう注意しながらみんなでまとまって寝る。

そんな集落で生きていく中、何か悪い事をしたり変な行動をする人は《村八分》といって集落から追い出されてしまいます。

追い出されるという事は基本的には一人で生きていかないといけない、という事です。昔なんて周辺全て電気も通っていない山奥みたいなところでの生活ですから、基本的には集落から外されることは死を意味していました。

なので昔の人達は今以上に、村の皆に嫌われて村八分に合わないように気を使い合ったりして生き残ろうとしていたはずです。

そういう先祖の遺伝子が私たちの中にまだあるんです。

現代社会なんて、今までの人類の発展上ではまだまだ“最近”と呼ばれるレベルなので、そんな都合よく脳みそだけ進化したり出来ません。

まだ村八分にあって孤独になる“恐怖”を遺伝子が覚えている。
もう別れという村八分にあってもその日の夜、コンビニに立ち寄ってやけ食いして寝られることを脳だけが知らないだけなんですね。

この根本的な“恐怖”が今のあなたの苦しみの原因の一つだったりします。

ちなみに私は、脳みそのせいならしょうがないってなったのを覚えています。

・今までの時間やお金が勿体ないと感じてしまう“悔しさ”

サンクスコストといって、人はすでに支払ってしまい、取り返すことのできない金銭的・時間的・労力的なものを取り戻そうと躍起になってしまいやすいみたいです。

今まで彼女と将来を見据えて沢山尽くしてきたのに、そのコストが人生上回収できなくなってしまった事への“悔しさ”があるのかもしれません。

しかし今あなたがもったいないとも感じているその悔しさ以外の沢山の幸せも彼女からもらったはずです。

経験値や素敵な思い出など幸せな時間も感じていたからこそ、今辛いのです。今までしてあげた事は忘れて、してもらった事に対して感謝しなければいけません。

そんな貴重な財産をくれた人を恨むようなことなんてばちが当たってしまいます。

・付き合っていた時よりも良い人生が送れないかもという“不安”

彼女がいた人生こそが最高の人生だったと認識できてしまうと、失った今、もうこれ以上の良い人生はあり得ないと感じてしまう将来への“不安”による悲しみがあなたを支配しているのかもしれません。

しかしあなたは彼女と付き合ってから成長したことも沢山あるのではないでしょうか?
つまり昔のあなたよりも今のあなたの方が確実に良い人生を過ごせる人になってきているという事です。

大切な人から大切な事をたくさん教わったと思います、その武器を使ってさらに自己成長に繋げていければ、今よりさらに良い人生になる確率の方が高そうじゃないですか?そう思うと不安が少し軽減されます。

無実の罪で捕まった獄中の中でも『私は今誰よりも自由だ』という人もいれば、お金持が有り余るほどあっても『私は獄中にいるかのように不自由だ』という人もいます。
物事をどうとらえるかはその人次第です。

あなたの中で辛い出来事だったとしてもそれを悲観してずっと悲しんでいるのか、辛い出来事を頂いたと感謝し成長のきっかけに繋げられるのか。

事実は変わらないので自分が変わるしかなさそうです。

悲しいという上澄みの感情の下にはこういった根本の理由があります。
ご参考になりましたら幸いです。

恋愛育成&アドバイザー@みみ(@renaiikusei)さん / Twitter
コメントやTwitterにてあなたのお悩みや相談、教えてください。
あなたのお役に立てれば幸いです。


いいなと思ったら応援しよう!