センスの正体|みんな勘違いしている
ハイキューが好きな人は知っているかもしれませんが
「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」という有名な言葉があります。
果たして、本当にそうなのでしょうか?
巷でセンスと呼ばれている領域について考え始めたのは大学3年生の就活の時。
「君の考え方、面白いね!」
「〇〇さんは発想の着眼点が良いですね」
「〇〇さんの言う視点は大事にした方が良いですね」
これらの言葉を一言でまとめると「センスが良い」になるかと思います。
上記の言葉を言われた企業からはもれなく採用通知をもらいました。
また友人たちを見ていても、僕がこれまでに「この人センスいいな」と感じたことのある人はもれなく就活を成功させているように感じました。
この時、これまで漠然と「センスいいやつって得だよなぁ」という思いから、自身が成功するために「センスがいいやつ」になることは重要なことではないかと思い始めました。
この時から「センスの正体とは」という謎に足を突っ込むことになります。
センスの間違った捉え方
最初に断言しますが、私はセンスが「ない」側の人間です。
自身の人生をまとめたnoteでも書きましたが、幼少期から
ファッションがダサい
音痴で歌が下手
絵が壊滅的に描けない
一からものづくりができない
というセンスのかけらもない人生を歩んできました。学校の授業の中で5教科以外の、センスが問われる授業「音楽」「美術」「技術」「体育」のうち、「体育」以外の3つが壊滅的にできない人間でした。(体育だけは運動神経に恵まれ人よりもデキる方でした。)
その時の自分はこう思っていました。
これが間違いでは?と疑問に思ったのが、先ほども言ったように大学3年の就活時でした。
そして、
このことが完全に間違いであると確信したのは各分野でのありふれたチャンネル、作品、界隈との出会いでした。
具体的なものについては記事の最後に説明しているので見たい方だけ見ていただけたらと思います。
センスの正体
センスの正体とはズバリ
です。
具体的には、モノマネがわかりやすいでしょう。
歌モノマネは一般化されたコンテンツです。
モノマネの達人たちは
喉を絞る、開く
口の開き方、開き具合
声の抑揚
などの理論化された技術を用いて、本人そっくりの声を出すことに成功しています。
しかし、本家の出す歌声に勝るモノマネの人はいるでしょうか?
多くの人が「やっぱり本人には敵わない」「本人の歌声の方が良い」と思うのではないでしょうか?
これがセンスの差です。
どれだけ理論化された技術を用いても、本人の魅力を完全に再現することはできない。
そこに各個人のセンスが反映される。
巷で言われている「センス」と真の"センス"はフェーズが違う!
ではここからが本題です。
「この人センスが良いな」と思われるには何が必要なのかがみなさんの最も知りたいことだと思います。
それは
です。
理論化された事象とは、誰もが学習することで手に入れられるものです。
具体的な話をしていきましょう。
例えば、有名な1枚の絵があります。
見方によって、若い綺麗な女性にも、顎を引いた老婆にも見えるというトリックアートです。
この絵の見え方の違いの理論は、簡単に言うと「焦点の位置の違い」です。
髪の毛や目(おでこ)部分に目の焦点を合わせると、若い女性に
首元(あご)に目の焦点を合わせると、老婆に
見えます。
※これだけが判断の基準ではないですが、ここでは
上記の理論を得ることで、見える絵を行ったり来たり自由自在に使いこなすことができるようになった
ということがわかります。
これであなたは、一つの絵を見た時に、女性にも老婆にも見える多角的な視点=「センス」を身につけたことになります。
本章では、
「センス」=巷で言われているセンス
"センス"=真のセンス
としています。
そのほかにも、絵画では遠近法についても同じく説明できます。
2枚の絵を見てください。
同じような山と木の絵ですが、2枚目の方がセンスを感じます。
この違いはいろいろありますが、一番の違いは真ん中の一本の道だと思います。
ここに遠近感を伝える手法が使われ、絵の下手な自分から見ても1枚目は子供が描いた絵で、2枚目の方は絵が上手い子が描いたのかなと思ってしまいます。
そして、巷で言われている「センス」とはこのレベル感で十分「センス」として発揮ができるということです。
より現実世界に沿った例を最後に出しましょう。
恋愛、男女関係におけるセンス
早速、例を出します。
中高大の学生時代を思い出してどちらがモテそうかを考えてみてください。
1人目
2人目
結論、モテるのは1人目です。
ここには「緊張と緩和」「ギャップ」などの理論が使われています。(理論の詳しい名前などは逆にわかりづらくなるので使用しません)
これを男女関係において抽象化すると
ことが、センスのある男女コミュニケーションというわけです。
こういった細かい理論を覚え、使いこなせるようになるだけで「センス」がある人と思われるようになります。
そこに真の"センス"は不要です。
まとめます。
たったこれだけで、センスは誰にでも手に入れることができます。
補足ですが、、、
悲しいことに、
という人は世間からは受け入れられません。
ピカソであり、ゴッホなどは、現在では真の"センス"を持ち合わせている人物の1人と言えますが、生前は評価のされない人生を歩みました。
真の"センス"を持つ天才たちはみな世間からは理解されません。
逆に理解される程度であれば、それは真の"センス"を持った天才ではなく、世間に受け入れられる「センス」を持ち合わせているだけなのです。
最後に
自身が"センス"は重要ではないんだと確信した動画、作品等を紹介して終わります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
普段から恋愛の話を中心に人としての魅力を高める方法を発信しております。
フォローしていただけると嬉しいです。ツイートに意見をいただけるとなお嬉しいです。
今後とも皆さまよろしくお願いいたします。
参考:筆者が「センスは不要」だと気づきを得た作品
「音楽」分野でのセンス
現代において、音楽分野のセンスの発揮のしどころといえば、間違いなく「歌の上手さ」だと思います。
歌の上手さをセンスとして捉えなくなった要因は、YouTubeチャンネル「しらスタ【歌唱力向上委員会】」との出会いでした。
そのチャンネルでは有名曲をどうしたら上手く歌えるかの解説動画があり、一音、一小節ごとにどういった発声の仕方で音を出せば上手く歌えるのかを解説していました。
逆に言えば、一音、一小節ごとに指定された発声と音で声を出せば上手く聴こえてしまうという理論の話がされていました。
センスとして片づけていた歌が理論で全て説明されうる瞬間を目の当たりにしてしまったのでした。
しらスタ【歌唱力向上委員会】
美術分野でのセンス
現代において、美術分野のセンスの発揮のしどころといえば、間違いなく「ファッション」だと思います。
「女の子にモテたい」という思いからファッションについて勉強を始めた時に、シルエットの種類やカジュアルとフォーマルの概念などを学んでいきました。
「Aラインシルエット」「Iラインシルエット」「Yラインシルエット」で整えるとおしゃれに見える
色の種類は3種類までに抑える
身長が低いと勝手にカジュアルに見える
スニーカー、パーカーはカジュアルアイテム
革靴、シャツはフォーマルアイテム
最初はこのレベル感です(笑)
ただ、これまで何も考えずに服を選んで失敗してきた自分としては、この当たり前の理論を知ることで飛躍的におしゃれと言われる領域に到達することができました。
YouTubeチャンネル「MBチャンネル」は初心者がファッションのイロハについて学ぶのにおすすめです。
また、美術に関してはおすすめのアニメ・漫画を紹介します。これもまた、美術がセンスだけではないということを示す内容になっています。(主人公は最初美術のセンスもない中、美大に合格できるか挑戦する作品です)
技術分野でのセンス
現代において、技術分野のセンスの発揮のしどころは悩ましいのですが、ここでは作るという点で「人間関係構築」とさせていただきます。
私は、ナンパ界隈というものに足を踏み入れた時に、「関係構築」ほどセンスではなく理論に裏打ちされたものだと感じました。
ナンパ界隈というだけあり、その界隈で
について発信している方が多くいました。その中で中星一番という、当時ナンパ界隈一の有名人と言っても差し支えない方のある動画を見て感銘を受けました。(今はだいぶ変わっていますが、ナンパ界隈は入れ替わりが激しいのでよくあることです)
下記の動画は男性でモテてこなかった人にとっては永久的に参考になる動画です。
皆さま。最後まで読んでいただきありがとうございます。
ぜひ私のフォローと上記作品を楽しんでいただけたらと思います。
今後とも皆様の気づきになる発信をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
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