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特別区経験者採用に独学で不合格になった私が最高の予備校に出会えた話
こんにちは、2025年の特別区経験者採用を受験予定のレナです。今日からnoteで記事を書いていくことにしました。理由は三つあります。
一つ目は文章力を高めたいからです。特別区経験者採用では論文試験を2回受けることになりますが、普段から文章を書いていないと、当日うまく書くのは難しいと感じています。私自身、過去2回も論文試験で不合格となっているので、今年こそはという思いで、文章力を高めるために記事を書いていきたいと思っています。
二つ目は自分の日記としての役割です。自分の頑張りを記事という形で残しておけば、将来振り返ったときに「こんなに努力してきたんだから、きっと合格できる!」と自分自身のお守りになるのではないかと考えています。
三つ目は将来の受験生の役に立てればという思いです。私自身、これまで沢山の特別区経験者採用受験生の体験記を読みましたが、それらは最終的に合格した後の振り返りが中心でした。でも、受験生がその時々で何を感じていたのかを記録しておけば、将来の受験生が「この時期にはこんな悩みがあるのか!」と参考にしてもらえるのではないかと考えています。
以上三つの理由から、記事を書いてみようと思いました。
記念すべき第1回目の内容は「私の予備校選び」についてです。
私は1年目は独学、2年目は予備校を利用しましたが、残念ながらどちらの年も1次試験を突破することはできませんでした。3年目となる今年は、本格的に予備校をしっかり選ばなければという思いで様々な検討を重ねました。きっとこれを読んでいる皆さんの中にも、予備校を利用したいけどどこを選べばいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで、そういった方々のために、私がどのように勉強してきたか、予備校を選んできたかをお話ししたいと思います。
1年目は独学
1年目、私は独学で特別区経験者採用を受験しました。
独学で挑んだ理由は、試験の存在を知ったのが申し込みギリギリのタイミングで、かなり遅かったからです。そのため、今年はお試しで受験してみようと思い1年目は独学で挑戦しました。
しかし、対策を始めたのが遅すぎて、残念ながら教養試験も論文試験も十分な対策ができませんでした。職務経歴書の内容もイマイチだったと思うので、仮に1次試験を突破していても面接試験で不合格になっていたと思います。実際、教養試験も論文試験も全て手探りで取り組んでいたため、当日に論文をしっかり書くことはできませんでした。職務経験論文も課題式論文も必要な文字数に達していなかったと思います。
そんな感じでお試しで挑んだ試験ではあったものの、不合格になったという事実はとてもショックで、その後本格的に勉強を始めるまでには少し時間がかかりました。
2年目からは予備校を使ったが…
さて、1年目は独学で不合格になってしまったので、2年目は予備校に通おうと思いました。様々な予備校を見たのですが、とりあえずということで、某公務員試験通信講座を利用することにしました。
そこを選んだ理由は、正直に言うと値段でした。他の予備校と比べて受講料が比較的安かったので、とりあえずここでという形で選んでしまいました。今振り返ると大きな失敗だったと感じています…
その理由は、その講座が教養試験対策中心だったからです。今でこそ試験対策において何が重要かは理解していますが、当時の私は教養試験と論文試験が同じくらい重要だと思っていました。講座の説明でも「教養も論文も大事ですよ!」と言われ、そういうものなのかなあと思っていたのですが、結局講義のほとんどが教養試験対策で、論文試験対策の講義はほとんどありませんでした。
このままで大丈夫なのか不安だったので担任制の講師や質問サポートで相談してみましたが、「まずは教養試験だから!教養試験を頑張ろう!」ということで、教養試験についてのアドバイスしか基本的にはもらえませんでした。
しかし、特別区経験者採用に関するYouTube動画をいろいろと見ていく中で、やはり論文の方が重要なのではないかと感じるようになり、論文試験については後でも紹介する筒井先生のYouTube動画を視聴するようになりました。論文試験の動画を中心に、職務経験論文や課題式論文のポイントを何度も見ましたが…2回目の受験も残念ながら不合格でした。
自分なりに筒井先生の動画で特別区経験者採用の論文について勉強していましたが、やはり論文の添削を受けたり、実際に書くという経験が大きく不足していたと感じています。
特に大きかったのが、通っていた通信講座では論文添削を受ける際に800~1000字程度までという条件があったことです。特別区経験者採用では1200字以上1500字程度を書かなくてはならないのに、添削では1000字以上のものを提出することができませんでした。そのため、「もっと文字数が多い本番でも、きちんと評価してもらえるのかな…」と、不安な状態で挑んでしまったのも良くなかったと思います。
ちなみに、本番では課題式論文については何とか書くことができましたが、職務経験論文については手も足も出ず、書き切ることができませんでした。そのせいもあって、2年目も残念ながら1次試験を突破することはできませんでした…
3年目は本気で予備校を選びました
そして、3年目となる今年は「何が何でも合格したい!」という思いで、本格的に予備校を検討することにしました。特に特別区に力を入れている(ように見えた)予備校をいくつか検討したので、そこでの私の感想や意見を紹介したいと思います。
某特別区受験専門の個別指導型予備校
最初に言っておくと、私が最も不信感を抱いたのがこちらの予備校です(他の予備校に迷惑をかけたくないので言っておくと、喜〇塾とGra〇ityではありません)。その理由を三つ挙げます。
一つ目は都合の悪い質問を無視されたことです。
この予備校のHPを見ると、様々な実績があると書かれていたり、複数のスタッフ?が写真に写っているので、複数講師から指導を受けられるように見えました。それが実際どうなのかを確かめるために、何度も問い合わせをしたんです。私自身、2年目に予備校選びで失敗していたので、事前にしっかり確認してから選びたいという思いがあったからです。具体的には、
・講師は何人なのか?
・合格者数は何人なのか?
・講師は特別区経験者採用に合格しているのか?
・特別区Ⅰ類の指導も行っているが社会人に特化しているのか?
・大勢入会した場合に面接や添削を本当に無制限で対応してくれるのか?
などを問い合わせのフォームやZoomのチャットで確認しました。
しかし、ハッキリとした回答はありませんでした。
「合格者数は非公開としている」
「少人数指導なので合格者数には意味がない」
「社会人に特化しているとはHP上には記載していない」
「代表の合格区分が特別区のⅠ類か経験者採用かは公表していない」
というあやふやな回答や、実績・経歴を隠すような回答ばかりで、一部の質問についてはそもそも回答すらしてもらえませんでした。
特に合格者数については「そもそも今年の最終合格発表はまだなので伝えられない」と言われました。そこで、最終合格発表の後にも一応連絡をしましたが、結局回答はありませんでした。
このように質問を無視するということは、何かやましいところや、聞かれると都合が悪いことがあるのではないかと感じました。
二つ目は試験当日に会場でビラ配りをしていたことです。
私は2年目に西巣鴨の大正大学で試験を受けました。当日、試験会場には様々な予備校の先生が来ていました。生徒への応援ということで、最後にエールを送りたいという思いで来ていたのだと思います。それ自体は高校受験や大学受験でもあることなので、おかしなことではありません。
しかし、その予備校は試験当日に営業用のビラを配っていたんです。
正直、受験生である私からすると凄く無神経に感じました。これから勝負に挑もうとする私たちに対して、営業やPRをかけるのってどうなんでしょう?個人的にはイラッとしました。私だけかなあとも思いましたが、他の受験生もそのビラをほとんど受け取っていなかったので、みんな同じように感じていたのだと思います。
このように、受験生の気持ちに寄り添うよりも、自分たちの営業活動を優先している姿勢にも大きな違和感を覚えました。
三つ目はLINEでの個別連絡です。
私は一時期、その予備校の公式LINEに登録していました。登録特典として動画視聴ができるということだったので、それを目的に登録していたのですが…
ある日、そのLINEから個別に連絡が来たんです。「〇〇さんは経験者採用×級職を受験予定とのことですが、今年は受験されていないのでしょうか?😊」と(特定されたくないので少しぼかしてます…)。
正直ドン引きしました。予備校や塾が使うLINEは、登録者全体への周知や、キャンペーン情報の一斉送信にだけ使われるものだと思っていましたし、普通はそうだと思います(そう思ってるのが私だけだったらごめんなさい…)。
でも、ここは男性講師自身がLINEを使って個別連絡をしてきたんです。この記事を読んでいる方の中にもその予備校のLINEに登録している方がいるかもしれませんが、個別に連絡があるなんて想定していないはずです。私が女性だからそう感じるだけなのかもしれませんが、男性講師から一方的に個別連絡が来ることにかなりの怖さを感じ、その時点で即ブロックしました。
この予備校については正直違和感ばかりでした。HPやSNSでは受講生の声や実績をPRしていますが、私には通っている人の気配を感じることができなかったし、何よりも各種の対応に不信感を抱きました。正直、公表している合格率などの数字についても「絶対嘘だろうな」と思ってます。実際、「特別区 経験者採用 予備校」などでGoogle検索すると各予備校を比較した記事やランキング記事が沢山出てきますが、どの記事を読んでも「個人塾には気をつけろ」「数字や実績のごまかしに注意」と書いてあって、ここのことを言っているのでは?と感じてます。
以上の理由から、私がこの予備校を利用することはありませんでした。
某伝統のある塾
次に別の某塾について。特別区経験者採用ではかなり有名な塾だと思います。こちらの予備校については、私は無料ガイダンスに参加しました。
しかし、結局ここを利用することはありませんでした。その理由はいくつかあります。
一つ目はガイダンスに参加している人の人数がとても少なかったことです。
具体的に言うと、私が参加した回では私を含めて2人しか参加者がいませんでした。その時点で「本当に人が集まっているのかな…?」「情報を持ってるのかな…?」と疑問を抱きました。特別区に限らないかもしれませんが、公務員試験は情報戦という側面が強いと感じています(特に面接試験)。それを考えると、ガイダンスに参加している人が少ないということは、通っている人も少ないのではないかと感じました。そして、通っている人が少なければ情報も集まらないと思うので、ガイダンス参加者がほとんどいないという事実に不安を抱きました。
二つ目はオプションの有無についてしっかり回答してくれなかったことです。
というのは、特別区経験者採用の予備校選びに関する様々な記事を読んだ時に、「オプションがあるかどうかをしっかり確認した方がいい」というアドバイスを多く見かけたためです。そこで、ガイダンスで実際に質問してみました。
すると、驚くほどに歯切れが悪かったんです。「オプションはあるのかないのか」についても「今年についてはまだ検討中です」と言われ、「去年はありましたか?」と尋ねても「去年はほとんどなかったです」との回答でした。具体的にどんなオプションがあって、値段がいくらだったかについても明確に答えてもらえませんでした。
ここについては、多くの記事に書かれている通り「オプションって、聞かないと本当に教えてくれないんだな…」ということを強く実感しましたし、明確に回答してくれないことにも不安を抱きました。
三つ目は営業色の強さです。
ガイダンスに参加した時点では、私はまだその塾に入るつもりはありませんでした。あくまでも比較検討の材料を得るためにガイダンスに参加した、というのが正直なところだったんです。
しかし、塾長からは「早く入った方がいい」「早く入れば合格率が高まる」といった形で、かなり営業を受けました。気にならない人もいるのかもしれませんが、私は強引な営業に少し引いてしまったし、もう1人のガイダンス参加者も困っている様子に見えました。
このような理由から、ガイダンスには参加しましたが、その塾を選ぶことにはしませんでした。
Gravity
そして、最終的に私が選んだのがGravityです。この記事を読んでいる方々も、多くの人がGravityを選ぼうと思っているのではないでしょうか。
私がGravityを選んだ理由はいくつかありますが、ここではそのうちの三つを紹介したいと思います。
一つ目は合格実績です。2024年は69名と、日本で最も多くの最終合格者を出している点に強い魅力を感じました。
ただ、数が大きいかどうかよりも、どちらかというと最終合格者数をしっかりと公表している点が私にとっては大きなポイントでした。というのも、これまで通ってきた予備校、あるいは検討してきた予備校の中で、最終合格者数を正確に教えてくれたのはGravityだけだったんです。合格実績があるかないかというよりも、それをしっかり公表してくれているという姿勢に安心感を抱き、好印象を持ちました。
二つ目は「本当に人がいる」感じがしたことです。
私はGravityのX・note・YouTubeなどを継続的に見てきましたが、そこでは通っている受講生の存在をきちんと感じることができました。例えば、合格者との交流会や相談会など、様々なイベントに実際に人が参加している写真を見ることができたり、YouTubeで合格者との対談動画を見れたりもしました。それ以外に、Xでも受講生同士が支え合ったり、先生方と交流している様子を数多く目にしました(実は今のアカウントじゃなくて、別の裏アカでこっそりのぞいたりしてました…笑)。
このように実際に人がいて、多くの人が通っていることを肌で感じられたのはとても大きかったです。これまで通ってきた予備校や検討してきた予備校では、「大勢が通ってる」「他にも沢山の人がいる」という言葉はありましたが、実際にその人たちの存在を感じることはできませんでした。特に、既に紹介した某特別区受験専門の個別指導型予備校は、「合格者からの感謝の言葉が多数」「合格者からお礼のメッセージをもらっている」という話を頻繁にPRしてましたが、実際に人がいるように感じることはできませんでした。
でも、Gravityでは写真や動画、SNSなどで人が活動している様子を実際に見ることができたので、これも大きな選択理由になりました。
三つ目は先生方の人柄です。
私は2年目に予備校に通っていたとき、その予備校の講義動画よりも、むしろGravityのYouTube動画を見ていました。特に筒井先生の動画はほとんど全て見たと思います。その頃から筒井先生と奥田先生には勝手に親近感を覚えてました(笑)
そして2年目の受験のとき、たまたま奥田先生を大正大学の正門でお見かけしました。大勢の受講生の方たちに囲まれていたのですが、一言お礼を言いたいと思って、隙を見計らって「いつも動画見てます!」と声をかけると、「ええ~本当ですか!ありがとうございます!」とお返事をいただき、軽い立ち話をさせていただきました。その際、私が他の予備校に通っているとお伝えしたにもかかわらず、「論文ではこういうことに気をつけてくださいね!」と親身にアドバイスをしてくださいました。通っている予備校の先生は事務的な対応が多いと感じていたので、奥田先生から親身なアドバイスをいただけたことにとても感動しました。
その後、結局は1次試験で不合格になってしまったのですが、3年目には絶対に合格しようという思いで、面接試験の当日に大田区産業プラザPiOの会場に行きました。1次試験に合格していないので面接を受けることはできませんが、見学も兼ねて、あえて試験会場に足を運んだんです。大勢の受験生がスーツで会場に入っていく中、私はそれを横目で眺めていました。すると…
なんと会場の入口付近に筒井先生がいたんです(女性の講師?の方と一緒でした)!ずっとYouTubeを見続けていたので、なんというか芸能人に会った感じがしました(笑)そこで思い切って「筒井先生ですよね?!YouTube全部見てます!!」と声をかけると、「えっ、全部?!全部ですか?!(笑)いつもご視聴ありがとうございます!!」と気さくにお返事してくださいました。そこで先生が「今日は来週の下見ですか?」と聞いてくださった(多分私が私服だったから)ので、今年不合格だったことや、これまでの受験歴をお話しました。すると先生は「それは大変だ…お声がけいただいたのも何かの縁ですから、もしよろしければ何かアドバイスいたしましょうか?」と仰り、勉強方法や職務経歴書の内容について、丁寧にアドバイスをしてくださったんです!時間にして30分か40分くらいはあったと思います。
その時、私はGravityに通うことをほぼ決めました。そしてその場でも「今年はGravityさんに通いたいと思います」と筒井先生にお話ししたのですが、先生は「是非」というより、「嬉しいお言葉ですが、Gravity以外にも予備校はありますから、じっくり検討した上で後悔のないように決めた方がいいと思いますよ」「今日・明日で決めなきゃいけないことじゃありませんから、絶対に焦らないほうがいいです」と仰いました。実はこれがとっても好印象だったんです。これまで検討してきた予備校では今すぐ入ることを強く勧められる感じがありましたが、そういった無理な営業がなかったのも安心感に繋がりました。
最後の理由なんかは講座の内容や具体的な指導とは全く関係ないのですが、1年間サポートしてもらうことを考えると、最終的には「信用できるかどうか」が私にとっては1番重要でした。だからこそ、1番信用できそうなGravityを私は選びました。
以上が、私のこれまでの経緯と予備校選びについてです。
自分としては最高の予備校に出会えたと思っていますが、これを最良の決断だったと言えるかどうかは、これからの自分の努力次第だと思っています。
だからこそ、一生懸命努力して、特別区経験者採用に絶対に合格するという気持ちでまた1年間頑張っていこうと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。これからも少しずつ記事を書いていきたいと思っているので、次の記事も楽しみにしていただけると嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。