権現砲台と四稜郭、五稜郭 [日本100名城] [北海道函館市]
(2020年8月攻城)
函館の観光名所の1つ、五稜郭は有名ですよね。
江戸時代末期に江戸幕府により建造された城郭で、明治の初めには箱館戦争で旧幕府軍と新政府軍が激突した場所でもあります。
その五稜郭から3km程離れた丘陵上に四稜郭なる要塞があるんですね。
箱館戦争時に五稜郭を占領した旧幕府軍が、五稜郭を援護する支城として、また東照宮を守護するために作られています。
東照宮に権現台場を建設し、砲台が置かれました。
しかし、新政府軍の攻撃を受けて、権現台場と東照宮の社殿は焼失しました。
そのことが記載されている看板があるだけで、権現台場の遺構は特に見られませんでした。
さて、四稜郭ですが、丘の上にあるということで、炎天下、坂道を登って汗だくだくです。四稜郭は看板にあるように、蝶が羽を広げたような、Xの形をしていて、四隅には砲座が配置されていたそうです。
敷地内に入りました。
観光客の姿はほとんどなく、地元の方々の憩いの場のようでした。
土塁で囲まれている中の部分に入ってみます。
中は広々とした空間になっていて、周りを土塁が綺麗に残っています。
うーん、これを高いところから、全景を見てみたい!
外に出て、ぐるっと一周してみることにします。
四稜郭の規模は東西約100m、南北約70mということですので、五稜郭に比べるとかなり小規模になります。5分もあれば余裕でぐるっと一周できます。
土塁周辺の空堀も綺麗に残っています。
やはり全景が捉えづらいですね、、。五稜郭タワーみたいなものとは言いませんが、高い場所から見下ろしてみたいですね。(もしかしたら、どこかにあったかもしれない?)
四稜郭以外にも当時作られた星形要塞としては、七飯台場(七稜郭)がありますが、ちょっと離れたところにあり、しかも山の中のようなので、また次の機会に。
そして、日本100名城の1つでもある五稜郭へ。
五稜郭タワーから眺めたほうが分かりやすいですね。
こちらは五稜郭タワー内に設置してある模型です。
四稜郭への往復で五稜郭を通りましたが、掘、石垣、土塁が綺麗に残っていますね。
五稜郭の外周が1.8kmとのことで、翌朝にジョギングしようと思っていましたが、
結局寝坊して、今回は外周を走ったり、曲輪内に入ることできませんでしたので、またの機会の楽しみにとっておきます。