A-Level vs. IB
こんにちは!
今日はイギリスの教育システムについて、お話ししていきたいなと思います!
イギリスの学校ではA-Levelは必ず、学校によってはIBも受けることができます。
A-Levelとは
A-Levelとは、高校最後の2年間に受ける教育システムでイギリス特有の資格のことです。
3-4教科を選択し、それに集中して学び、大学での選考や将来のキャリアに直結するため、とても重要です。
2年目の最後に試験を受けて最終的な成績が決まります。
この成績が大学受験に使われます。
IBとは
IBも同様に高校最後の2年間に受ける教育システムですが、イギリス以外にも世界中の大学で入学基準として認められています。
コア科目と以下の6つの教科グループで構成されていて、グループの中から1科目ずつ選びます。
言語と文学(母国語)
外国語
個人と社会(歴史、経済、地理など)
科学(物理、化学、生物など)
数学
芸術(美術、音楽、演劇など)または他のグループから追加で選択
コア科目
EE(Extended Essay):独自の研究論文を作成する。
TOK(Theory of Knowledge):知識の本質について探究する哲学的な科目。
CAS(Creativity, Activity, Service):課外活動や社会貢献を通じてスキルを磨く。
A-levelと同じく、2年目の最後に試験を受けて最終的な成績が決まります。この成績が大学受験に使われます。
A-levelとIBの違い
専門性vs総合性=>A-levelは数科目に特化して深く学ぶ一方、IBは6つの科目グループ(言語、科学、数学、芸術など)から幅広く学びます。
科目数=>A-levelは3−4科目、好きなように選択できますが、IBはコア科目と決められた6つのグループから1科目ずつ選びます。
試験形式=>A-levelは科目ごとに筆記試験や実技試験、口頭試験などが行われますが、IBはコア科目(Extended Essay、Theory of Knowledge、CAS)も必須であり、学問以外のスキルも重視されます。
国際的認知度=>A-levelはイギリス中心の英語圏の大学で受け入れられていますが、IBは世界中の大学で広く評価されており、特に国際的な大学進学を目指す学生に有利です。
評価方法=>A-levelは各科目がA*(最高評価)からE(最低評価)で採点されます。大学進学時には、特定の科目の成績が条件として提示されることが一般的です。IBは各科目7点満点で採点され、合計で45点満点です(42点+コア科目3点)。大学は総合点での評価を行い、具体的な点数(例: 38点以上)を条件にする場合が多いです。
個人的なA-levelを選択した感想
個人的には、最終試験だけが評価されるA-levelを選んで良かったと思います。英語のエッセイには苦労しましたが、2年間かけて練習し、最終試験で成果を出せたので、途中の成績も評価されるIBより自分に合っていたと感じています。
また、大学で経済を学びたいという目標がほぼ決まっていたため、自分の好きな科目や大学入学後に役立つ科目に集中して学べたのも良かったです。GCSEまでは全体的にバランスよく成績が良かったため、A-levelの科目選択は迷いましたが、GCSEで学んだ経済がとても面白かったので自然とその道を選ぶことにしました。
なお、希望する大学や学部によっては特定の科目が必須になる場合があるので、事前に確認が必要です。私の場合、経済学部に進むには数学が必要だったため、数学、経済、そして地理を選択しました。
学習スタイルは人それぞれ異なると思いますので、いろいろ調べて、自分に合ったコースを選んでみてくださいね!