趣味は?と聞かれて何も答えられなかった話。
久しぶりに初対面の場所へ行った。
ここ数年、コロナ禍で初対面の人と出会う機会がなかった。
どの様に打ち解け、距離を縮めていたのか、
その方法すら忘れていた私は内心テンパっていた。
自己紹介の項目に、趣味は?という質問があった。
人生の中で幾度と聞かれてきた定番の質問。
自分の番まで何人かいたので考える時間もあった。
それなのにまともに答えらなかったのである。
ここで自分の回答を振り返ってみる。
「趣味はなんですかね、私本当ないんですよね。(数十秒考える)
あっでも体動かすのが好きです。あ、でもYouTubeでストレッチやるくらいですかね。うーん、外に出かけることが好きなので、今はなるべく近場で色々出かけてます。」
なんともボヤッとした回答である。
帰宅中一人反省会が行われたのは言うまでもない。
趣味は?と聞かれて満足のいく答えができなかった自分になぜか落ち込んだ。
最近の週末の過ごし方を振り返ってみると、
土日のどちらかは誰かと過ごし、
もう1日は寝てたり、ケータイを見たり、用事を済ませることが多かった。
趣味のしの字もなかった。
おまけに最近は仕事や自分の体のこと、家族のことなど色んなことを考えることに精一杯で、「趣味」という類のものをしていなかった。
強いていうなら、自然が好きなのでドライブして海を眺めたり、星を眺めたり、森を見てマイナスイオンを感じることだろうか。
趣味に定義やルールはないのに、どうしても上記の回答だとどこか物足りないのではと思う自分がいる。
ジムに通うこと、絵を描くこと、釣り、キャンプなんでもいいから、
明確な趣味が欲しいと思う自分がいる。
どこまでいってもテンプレートがないと不安な自分。
堂々とありのままの趣味を言いたい。
そして、趣味の時間を作れるくらい精神的余裕を確保したいものだ。
とりあえず本を読むことが好きなので3月は本を読もうかな。